魔法科高校の同期生   作:サー

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面倒事が…………

あ〜ここはあれだね。

テンプレ転生の間みたいなところだね。

……………ん?これは机と鉛筆と紙?

なになに……………転生したい世界とほしい特典を書いてくれ、書き終わったら魔法陣の上に乗れ、ね。

そうだね、転生したい世界は「魔法科高校の劣等生」、ほしい特典は「サモンナイト6に出た召喚獣」、と。

それで、この光の魔法陣の上に乗ればいいんだね。

じゃ、彼方 沙羅いきま〜す。

 

 

 

 

 

 

 

ん、転送完了。

ここは家………だね。

…………ふむ、ぐるりと周りを見渡してみたけど、一通りの家電は揃ってるみたい。

使い方知らないけどね。

ま、なんとかなるよね。

そして、あれは第一高校の一科生制服だね。

うん、私一般的な勉強はともかく魔法のことなんて知らないし、入学試験なんて受けてないけどね。

まぁ、合格証明書見たいのはあるし、学校には行けると思うけどね。

いや〜、神様いないし、説明ないしでサポートも家だけというね、ちょっと絶望しちゃうね♪………ハァ

…………うん、絶望してても始まらないし、学校はいつからかなぁ〜〜〜ぁあ、…………………………今日かよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、迷った。

ま、そりゃそうだよね。

見知らぬ土地に地図も持たずに来たんだからそりゃ迷うよね。

え?端末使えよ?……………使い方知らん。

電源つけることはできたけど、それ以上のことわからないし。

辛うじて分かったのは、今の時刻…………10時36分てことだけだし。

キャビネットは?……………乗り方わからん。

今の時間乗る人もいないから見よう見まねもできないし、この地域では乗れることが常識っぽいから、人に聞いたりもできないしね。

それにもう余裕で遅刻だから乗る意味もないというね。

………………完全に詰みましたんで、家に帰ろうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てなわけで帰ってきました。

…………ん?迷ってたのによく帰れたな、だって?

ハハハ、舐めないでくださいよ、帰れるに決まってるじゃないですか。

……………まぁ、帰ってこれたのは21時だったけどね。

…………うん、とりあえず今言えることは疲れた、眠い、お腹すいた、だね。

……………どうせ、サポートなんか底辺クラスだと思うから、冷蔵庫に食品は入ってないだろうしな〜。

仕方ない、今日はご飯抜きとして……………というか私お金持ってんの?

いや、これでお金が無かったら今日どころか一生ご飯抜きなんですけど……………。

さ、さすがにね、食事以外にも税金払ったりとかするし、お金ぐらいはあるよね!

うん、そうに決まってるよね。

てなわけで通帳、通帳……………あった、これだ。

え〜と、なになに…………一、十、百、千、万、十万、百万、千万、一億……………十億?

わー、すごーい、見たことない数字だー。

ホント、すごーい……………私、何者?

いや、怪しすぎるでしょう、この右も左もわからないような人間が、こんなお金持ってるなんて。

いやいやでも…………………

 

 

 

 

 

 

 

10時間後、そこにはちょっと顔がヤバイことになってる女がいました。

………………あ、朝?

……………あ〜、昨日から端末の操作法確かめたりいろいろやってたら、もうこんな時間……………今日も学校行けそうにない。

学校に欠席すること伝えなきゃ。

…………………あ〜、すみません、彼方 沙羅と申しますが………………はい、そうです………………はい、すみません、昨日は体調が余り優れなくて………………はい、すみません、今日は欠席するかもしれません………………はい、そうですね、まだ本調子とは言えませんが………………はい、それでは失礼します。

……………なんかできれば今日来てほしいとか言ってたけど、とりあえず寝ないことには……………

……………というわけで、おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

 

15時

ん〜、だいぶ寝たなぁ〜。

体調もだいぶ良くなったし、そろそろ準備しようかな〜。

はい、カット

 

 

 

 

 

 

 

 

てなわけで着きました、第一高校〜〜!

え〜と、確か窓口に来てくれと言われたんだけど……………お?あれは…………一科生と二科生の揉め事みたいだね。

ってことは、あれは時期的に司波君一派とA組の人たちだね。

よし、そうと分かったら原作介入………………はせずに、普通にスルーしよう。

いやね、ただでさえいろいろ面倒事があったのに、更に面倒事を増やす気なんてさらさらないわけで。

面白いくないと思われるかもしれないけど、こればっかりはね〜。

だから、校門でもめてるあの人達に目立たないように〜………………

 

「おい!」

 

………………目立たないように〜

 

「おい!!そこの茶髪」

 

茶髪って誰だろうね〜。

私も茶髪だけど呼び止められた人に同情しちゃうよ〜。

 

「おい!!!」

 

うわぁ〜、物理的に止められた〜。

チクショー、やっぱり私だったか。

止めんなよ、誰か知らん人。

あ〜あ〜、みんな私の方に注目してるしさ〜。

……………ダルいな〜。

解放したりしてくれんかな〜。

 

「………………あ〜、何かな?いきなり呼び止められても何が何だかわからないんだけど……………」

 

「お前は、どう思う?」

 

「何が?」

 

「司波さんと一緒に帰るのは、「ブルーム」と「ウィード」どちらがふさわしいと思うかだ」

 

そんなん考えなくても分かんだろ〜。

 

「……………その司波さんとやらはどちらで?」

 

「はい」

 

声を出した深雪さん。

まぁ、最初から分かってたけど、初対面だから知らないふりしないとね。

 

「司波さんは、どっちと帰りたいの?」

 

「お兄様とご一緒したいです!」

 

即答かい。

いやまぁ、これも知ってたけど。

 

「じゃあ、そのお兄様はどこにいるの?」

 

「あちらです」

 

そう言って達也君のほうを向く深雪さん。

もちろん、二科生の方だ。

 

「ん、なら二科生のほうと帰ればいいね。

はい、この話しゅ〜りょ〜」

 

「ちょっと待てよ」

 

そう言ったのは、さっき呼び止めた名も知らぬ人。

おおかた、私が二科生を選んだのが不満なんだろうね。

 

「なに、何か文句でも」

 

「お前もブルームだろ!

なんでウィードのほうを選んだ!!」

 

なんでも何も当たり前でしょ?

というか……………

 

「君ホントに高校生?」

 

「なんだと?」

 

「いや、誰と一緒に帰るかということに、一科生だろうと二科生だろうと関係ないよ。

仮に一科生しか使ってはいけない設備があったとして、それを二科生が使っていたとかなら分かるけど、別にそういうのじゃないでしょ。

それとも何?

誰もが納得する論理的な理由でもあるの?」

 

「ウィードといるより司波さんのためになるからだ!」

 

「ふーん、司波さんのためになる、ね。

一つ聞くけど、君たち一科生の中に司波さんより勉強できる人はいるの?」

 

「いないがそれがどうした」

 

「なら意味ないじゃない。

君たちがここまで入れ込むってことは、司波さんは首席入学でしょう?

魔法科は魔法が重要視されるから魔法に関してはトップだろうし、なら勉強はどうかって話になるわけだけど、別に司波さんが全て知っているとは言わないけど、君たちが知っていることぐらい大体知っていると思うよ。

だから別に司波さんのためにはならないよね」

 

「………………」

 

「これで終わりのようだね。

じゃ、私は用事があるからこれで」

 

「…………………よぉ」

 

「ん?何か言った?」

 

「ウゼェんだよ、テメェはよぉおお!」

 

あら、逆ギレ。

なんか魔法発動させようとしてるよ。

やったのは森崎じゃないけど、この後の流れからすると千葉さんや西城さんあたりがきっと………………

 

「死ねぇええ!」

 

わぉ、誰も止めない……………まじで?

あれかい、自分の友達に関係ないから無視ってこと?

案外千葉さんと西城さんって薄情なんだね。

仕方ない、ぶっつけ本番だけど私ならできるはず…………アークバリア!

おぉ、できた。

私の周りを囲むようにしてバリアが張られて、名も知らぬ人の魔法を防いだ。

あ、でもやっぱり一回で消えちゃったか………………お、名も知らぬ人が固まってる。

今のうちにに逃げちゃおう………………面倒事になる前に……………「止めなさい!自衛目的以外での魔法による対人攻撃は校則以前に犯罪ですよ!」

うわぁ、このタイミングで来るのか〜。

タイミング遅く……………あ〜、あっちでも森崎と光井さんによる問題がおきてて、今のはそっちのほうの言葉か〜。

……………ん?なら私関係なくない?

よし、会長さんに捕まる前に私は逃げ「お前もだ」…………忘れてた、この場にいるのは会長さんだけじゃないじゃん。

……………勘弁してくださいよ、風紀委員長さ〜ん。

 

 

 

 

 

……………あ〜、あっちの話が終わって今度はこっちか〜。

 

「あなたたちは魔法を使用しましたね?」

 

この場にいる全員の目が私たちのほうへ向く。

それに魔法による対人攻撃をした名も知らぬ人が萎縮しちゃってるけど、私は何も悪いことはしていないからね。

 

「はい、使用しました。

ですが、あちらの彼が魔法による攻撃行為をしてきたため、その攻撃を防ぐ目的で魔法を使用しました」

 

「今の発言に虚偽はありませんか?」

 

そう言って名も知らぬ人を見る生徒会長さん。

それに名も知らぬ人は、黙って頷いた。

そして、風紀委員長さんが生徒会長さんと変わるように喋りだした。

 

「お前たち、名前は?」

 

「……………1年A組の樺島 勇気です」

 

「彼方 沙羅です。所属は分かりません。」

 

「所属が分からないとはどういうことだ」

 

「実は入学式の日に風邪をひいてしまって、今が初登校なのです」

 

「そうか、では今来たのは説明を受けるためか?」

 

「はい、ですのですみませんが、詳しい事情を話すのは後日というわけにはまいりませんでしょうか?」

 

「そういう事情なら仕方ない。

君に話を聞くのは明日にしよう。

明日の放課後、風紀委員会本部まで来てくれ」

 

「はい、分かりました。

それでは失礼します」

 

ふぅ、真面目口調というのも面倒だね。

しかも、面倒事が続いて気が滅入ることこの上ない。

………説明早く終わってくれないかな〜。

とっとと家に帰って寝たいよ。

………………はぁ、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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