もう一人の半人半霊   作:aranloido

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はい、早々と3話目です。
一体いつになったらうまく書けるようになるのでしょうか…(笑)



新たな世界で

「これで終わりですか?」

すべて斬られた…怪我さえしなければまだ出せたかも知れないが…

「人間にしては手こずられましたが…もう終わりです」

ゆっくりと近づいてくる…

「くそぉ!まだだぁ!」

俺は水だけを出して妖夢にぶつけた。案の定水は斬りつけられ地面に落ち、乾いた土は湿った土になった。

「せめて凍らせれば時間稼げましたのに…もうそんな力もないってことですね」

しゃべりながら湿った土の上を歩いてくる。

「さあ…おわr…ッ!?」

「うまくいったな…」

妖夢は歩いてこない。いや…歩けないんだ。

地面と靴全体を凍らせて移動不能にさせた。

「くッ…なんで…!?」

「これで終わりだぁぁ!」

俺は妖夢をめがけて突きをした。それに気づいた妖夢はかわそうとしていた。

…俺の刃は妖夢の服にかすめてその部分が破けているだけ。

一方妖夢に刃は俺の左に突き刺さっていた。

「そん…な…ま…けた…」

目の前が真っ暗になる。どんどん暗い海の底に行くような感じ…

これが死ぬということなのか…

やがて俺の体は自分で立てなくなり、妖夢に寄り添う形で倒れた。

「…幽々子様…終わりました…」

「妖夢…彼の傷を手当てしてあげて。」

「なッ…!?」

「合格よ。まだ彼は死んでもいないわ。」

俺はわずかながら息をしていた。今にでも止まりそうな息だった。

「…わかりました。」

妖夢はそう言い俺を担ぎ傷の手当てをした。

「…うふふ…これから面白くなりそうね…♪」

そのあと幽々子は笑っていた…

 

暗い…上も下も右も左も…俺の周りが真っ暗だ…

「…俺は死んだのか…?」

死んだとしてもなんで真っ暗な世界にいるんだ?

幻想郷で死んだら天国も地獄もないただ真っ暗の世界に行くのか…?

その時だった目の前に一筋の光が見えた。

「なんだ…?」

漫画とかじゃあるまいし…そんな都合よく行くはずもない…

「…とりあえず行ってみるか。」

お…無重力みたいな感じだな…

なんだ…何か見える…人が横になっている…?

あそこにいるのは…俺?

ということは俺は死んでない?

まさか幽体離脱とか言うなよ…(笑)

そう考えていると急に睡魔に襲われてしまった。

 

 

体中が痛む…なんでこんなに…それに…うっすらだが眩しい…

「んっ…?」

目の前に映るのは天井だった。首だけを横に向けたら畳と障子だった。

どうやら生きていたみたいだった。

「つッ!!」

体中が痛い…特に左肩と左わき腹が…

「目が覚めたのですね」

この声は妖夢だ…

「そうみたいだね…とりあえず生きているみたいだね…」

そういって彼女は幽々子を呼びに行った。

 

~数分後~

 

「どう?怪我の様子は♪」

「まだひどいですね…一応歩くことはできそうです。」

とりあえず体は動いてくれるみたいだ。正直助かった。

「そう♪大変だったのよ?貴方、あれから3日間眠った状態だったんだから。」

そんなに眠っていたのか…よく死なないで済んだな…

「あ、そうそう。試験の結果なんだけど…」

…不合格だろ…妖夢に負けたしな…これからどうするか…

「合格よ。明日から頑張ってちょうだい。」

ほらやっぱしごうか…く!?

「え!?合格ですか!?」

「えぇ、そうよ。それとも不合格のほうがいい?」

「い、いえ。合格がいいです!でもなんで合格なんですか…?俺は妖夢に負けて…」

「理由ね…それは貴方の刀が妖夢の服にかすることができたからよ」

かすめた…?あの最後の一撃か…?

「妖夢と勝負して刃をかすめるのは難しいことよ?でも貴方はできた。それで十分よ。」

俺はそんな難しいことをしていたのか…今思えば俺が妖夢と勝負するだけでも自殺行為だしな…

「これからよろしくね。あとできれば簡単な自己紹介となぜ私たちを知っているのか聞きたいのだけど…」

あ…そいえば名前とか言ってなかった…

「えっと…俺は藤沼 渉(ワタル)で歳は18歳です。幽々子さん…じゃなくて、幽々子様を知っているのは、自分のいた世界にもこの幻想郷があったからです。」

「異世界に幻想郷が?そこに私たちがもう一人いるの?」

しまった…説明が足りな過ぎた…

「えっと…あるにはあるんですが…現実にないと言うか…」

やばい…思った以上に説明が難しいぞ…

「どういうことですか?」

俺はそのあとふたりが納得いくまで説明した

「なるほどね。だから渉は私たちのことを知っていたのね。」

「はい。そういうことです。」

「それじゃあ、この先幻想郷で何か起こることも知っていることになるんですか?」

「とりあえず多少は…」

さすがに俺は異変とかにはそこまで詳しくない。あくまでキャラクターとかを知っている程度だから…

「それじゃあ、明日の晩御飯は何ですか?」

「いや…さすがにそこまではわからないよ…」

わかっていたらすごいよ…

「なんだ、わからないんですか。つかえないですね。」

ガーン…

「こらこら、妖夢。そんなこと言わないの。とりあえず渉。明日からよろしくね。」

幽々子はそう言いにこやかに笑ってくれた。

「は…はい!よろしくお願いします!」

「えぇ♪詳しいことはあとで妖夢に聞いてね。」

こうして俺は無事に幻想郷で新しい生活を過ごすことにした。

 

To be continued

 

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