よろしくお願いします。
「…んぅ……」
目が覚めていく。
重い瞼をゆっくりとあけていくと知らない真っ白な景色が続いていた。
「…どこだろ、ここ」
不思議に思って、自分の体を起こす。
「あ、やっと起きた」
!?
突然と聞こえた声に、勢いよく振り返る。
そこには可愛い天使をイメージさせる白い服を着た女の子がいた。誰だろこの子?
「私は神だよ、よろしく颯介。」
「なっ⁉︎」
なんで俺の名前を…あぁ神様だからこれくらい普通なのかな?
「そうだよ。」
えっ!?
「神様だからね、心を読むことくらいできるんだよ。じゃあ早速本題に入るよ。」
「本題?」
「うん、そうだよ。ちょっとショックだと思うけど落ち着いて聞いてね。」
元気な笑顔から一転、真剣な顔になった。俺も自然に真面目な顔になる。
「端的に言うと、清水颯介くん、君はトラックにひかれて死亡しました。」
「…やっぱりか。」
少しがっかりだったがここにきて薄々わかっていた。
「意外と落ち着いてるんだね。」
「まぁね、それで俺はこれから天国に行くのか?」
「普通は死んだら天国に行くんだけどね、君は女の子を庇って死んでしまったからね、君は良いことをしたから褒美をあげようと思う。」
「褒美?」
「うん、褒美の内容はね、異世界転生だよ。転生する世界、容姿、能力など色々と自分で決めていいよ。」
まじか⁉︎
俺は嬉しすぎて叫びそうになるのを無理やり抑え、落ち着いて質問した。
「内容はどんなにチートになってもいいのか?」
「いいよ、君のことは結構気に入ったしね。はい、じゃあこれにかいてね。」
そう言い、神様はアンケート用紙を俺に渡した。
俺はどんなチートにしようか夢を膨らませ、アンケート用紙を書いた。
アンケート
世界
魔法科高校の劣等生
容姿
誰もがかっこいいと思う、爽やかなイケメン
体質
魔法が効かない
写輪眼(万華鏡写輪眼も)相手の魔法のコピー可能
能力
体術 九重八雲を体術のみで圧倒するくらい
魔法 想子の量が無限
得意魔法
天照
神威
月読
世界(ザ・ワールド) 全ての時間を操ることが可能
重力(グラビティ) じゅうりょくを操る。ブラックホールも作ることが可能
創造(クリエーション) イメージでどんなものでも作ることが可能
分解
再生
飛行魔法
瞬間移動
「これは凄いチートだね。じゃあ、早速転生するよ。」
「うん、わかった。」
「いってらっしゃい、それではいい人生を。」
よし、転生はうまくいったな。
それで、ここはどこにいるのかな?
そう思っていると、上からヘリが降りてきた。
「やっとついたな。さっさと運べ!」
そう言って運び出したところで、俺に気がついた。
「お前は誰だ! 四葉の人間がもう追いついたのか!?」
四葉?それにこいつらは日本人じゃないな…
っていうことはここは大漢であの女の子は四葉真夜か!
「その子を返してもらうぞ!」
そう言って俺は世界(ザ・ワールド)で時間を止めて真夜を相手から奪った。
「この子は返してもらう。」
「なっ、いつの間に」
「とりあえず忠告しておく、この子にもう二度と関わるな!」
俺がそう言うと、魔法師たちがみんなニヤニヤしだした。
「お前、この状況わかってるのか?」
その言葉を俺は無視して雲散霧消(ミスト・ディスパージョン)で話していた奴を消した。
「なんだその魔法は!?」
俺の魔法に全員が驚愕していた。
「それはお前らが知らなくていいことだ。」
そういい、俺は重力(グラビティ)を発動した。
『ぐぁぁぁぁぁ』
相手を全員押しつぶした。その後、真夜を起こした。
真夜は俺を見ると、
「ん、ここは?はッ、きゃあぁぁぁ!」
「おい、俺はおまえを助けに来たんだよ。」
「本当に?」
「あぁ、ほら、あれを見てみろ」
俺が死体に指をさすと、真夜が驚きの表情をした。
「あなたがあれを殺ったの?」
「あぁ、そうだよ。俺は清水颯介、よろしく。」
「うん、よろしく。私は四葉真夜。」
「それで俺はこれから研究所を全部潰して回ろうと思っているんだが、真夜はどうする?」
俺のその言葉に真夜はぽかんと口を開けて固まっていたが、少し経って
「私もいく!」
「じゃあ、まずはここを消すか」
そう言い、俺は天照の最上級魔法デス・プロミネンスで全てを焼き尽くした。
それを見て真夜はまたぽかんと口を開けていた。
2日後、
俺たちはこれから最後の研究所を前にしていた。
「なんか、あっという間だったね。」
「あぁ、そうだな。」
「最後だし、なんかすごい魔法やってよ。」
「わかった。じゃあ最後はブラックホールだな。」
俺がそう言い、重力の最上位魔法ブラックホールを発動して、一瞬で研究所を消し去った。
「終わったね」
「あぁ、それじゃあ帰るか。」
「うん。」
俺たちが話しながら歩いていると、前から一人の男がくるのがわかった。
「誰だ!?」
俺の言葉に俺と真夜が警戒していると
「真夜あぁぁ!」
「お父様あぁぁ!」
真夜は男の声を聞いた瞬間に叫びながら走っていった。
「真夜、遅くなってすまなかった。」
「遅いよ!颯介がいなかったら今頃どうなっていたか…」
そう言いながら真夜は涙を流しながら抱き合った。
「そうすけ?」
真夜の父親は真夜の言葉に疑問をいだいた。
「どうも、清水颯介です。」
「四葉元造だ。娘を助けてくれてありがとう。」
「いえ、どういたしまして。それでは自分はこれで。」
「もう会えないの?」
「いいや、真夜が立派な四葉の当主になったら会いに行く。だから、頑張れよ。」
「わかった、頑張る」
読んでいただきありがとうございました。