ラブライブ!〜夜空の魔法〜   作:KIKUさん

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約7800字、頑張った。デート会は穂乃果ちゃん意外は自分でもわかるほど内容が薄かったので、今回は頑張りました。

ただ今スクフェスで、凛ちゃんイベ中なので二枚取り目当てで頑張ってます!

それでは本編をどうぞ


第14話~ココロのキモチ~

 

 

今日はデート4回目、凛ちゃんとのデートの日です。

 

でも僕は、ずっと考えていることがありました。

 

 

 

 

 

真姫ちゃんに凛ちゃんは親友だと言った時の胸の痛みのこと。

 

この前の花陽ちゃんとお花見に行った時に言われた

 

 

 

『凛ちゃんのこと、ひとりの女の子として見てあげて』

 

 

『そして公人くんがあることに気づくことが出来れば、きっとその悩みも解決すると思う』

 

 

 

あることって何なんだろう。

 

それに、凛ちゃんを穂乃果ちゃんみたいにお友達として見るって行ったけど、どんな感じで見たらいいんだろう。

 

そんなことを僕はグルグルと何回も考えていた。

 

何回同じことを考えていたんだろう。いつも通り30分前に集合場所に来ていたのに、いつの間にか時計の針は約束の時間を過ぎていた。

 

 

 

「ごめーん、遅れちゃった」

 

時刻は11時5分、約束の時間の5分後に凛ちゃんはやって来た。

 

「えっ、あ、凛ちゃん。おはよう」

 

ついさっきまでずっと考え事をしていたせいか、僕はまだ心の準備が出来ていなかった

 

 

「ん?公人くんどうしたの?」

 

凛ちゃんはそう言って、"いつも通り"僕の顔をのぞき込んでくる。

 

だが今の僕は、いつも通りの凛ちゃんの行動に戸惑いを隠せなかった

 

 

「え、り、凛ちゃん。か、顔近い…//」

 

「え、あ//ご、ごめん」

 

凛ちゃんはそう言って、顔を離していった。

 

「こ、こっちこそゴメンね…」

 

「うん…」

 

「そ、それで、凛ちゃん、今日はどこに行く予定なの?」

 

ほんの数秒間の沈黙ですら耐えられなくなった僕は話題を変えることにした。

 

 

「え、あ、うーん。それじゃあ、遊園地に行きたいな」

 

遊園地か、やっぱりなんだか凛ちゃんは穂乃果ちゃんに似ている気がする

 

「そっか、じゃあ遊園地に行こうか」

 

「うん!凛、遊園地行きたかったんだー!」

凛ちゃんはぴょんぴょんとジャンプしながらそんなことを言っていた

 

「そうなの?それじゃあ、早く行こっか。今日はいっぱい楽しもう!」

そうして僕は歩き出した。

 

 

 

「ね、ねぇ、公人くん」

 

歩き始めた僕を凛ちゃんが引き止める

 

「な、なに?」

 

なぜか今日は凛ちゃんの顔を正面から見ることが出来ず、ちょっと目線を外して僕は振り返った。

 

「あ、あのね。て、手を握って、欲しいなって、思って…」

 

凛ちゃんは言っていて恥ずかしくなったのか、だんだん下を向いていって、最後の方ではもう完全に下を向いていた

 

そして、言われた僕は…

 

て、手を、繋ぐ?手を繋ぐのは友達でもやることなのかな?

で、でも穂乃果ちゃんの時も繋いだし…

 

「じゃ、じゃあ」

 

そう言って僕は凛ちゃんの手を握った

 

 

手を握られた凛ちゃんは、僕の手が触れた瞬間は驚いたみたいで、目を丸くしていたけど、その後すぐに僕の手を握ってきた

 

「うん♪」

 

「///」

 

僕は凛ちゃんが見せた笑顔につい言葉を失ってしまった。それだけ、今の凛ちゃんの笑顔は魅力的で、すごく、可愛かった。

 

今までの凛ちゃんの笑顔もとても可愛いかった。でも、さっきの笑顔はいつもとはなんだか違った。何が違ったのかはよく分からないけど。そしていつもとは違うことがもうひとつあった。それは…

 

 

僕はなぜか、ドキドキしていた

 

 

「それじゃあ遊園地に出発にゃー!」

 

そして、僕の手を引いて凛ちゃんは走り出した。

 

 

僕のドキドキは遊園地についても収まることは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

電車に数分揺られると、遊園地についた。

ドキドキは収まらなかったが、顔には出なくなったと思う。多分。

 

でもやっぱり手を繋いでるから、凛ちゃんの体温が直で伝わってくるわけで、そのことを考える度に顔が熱くなった。

それに耐えられず、何回か手を離そうと試してみたが、その度に凛ちゃんの小さな手にギュッと力がはいって、手を離すことが出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「着いたにゃー!」

 

僕達の目の前にはこの前穂乃果ちゃんと来た時に見た、大きなゲートがあった

 

「それじゃあ、チケット買ってくるから、ここで待ってて」

 

「え、凛も行くよ」

 

 

「いや、僕がチケットは買うから、ここで待ってて」

 

僕は凛ちゃんをなだめるように言ったが、

 

 

「凛も行くの!」

 

凛ちゃんがいきなり大きな声を出したので僕は驚いてしまった

 

「!な、なんでそんなに一緒に来たいの?」

 

 

 

「え、そ、それは…

 

 

 

手、離したく、ないから//」

 

 

「っ///」

僕はついに息がしにくくなるくらい、ドキドキした。

 

「そ、そっか///じゃあ一緒に行こっか」

 

いったい僕はどうしてしまったのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすがに凛ちゃんにお金を出させるようなことはせず。僕らはチケットを買ってゲートをくぐった。

 

 

「わぁー!」

 

今日の遊園地は前に来た時とはなんだか雰囲気が違っていた。

前回は光がいっぱいでキラキラな感じだったけど、今回はキャラクターがいっぱいで、風船なんかもたくさんあり、とてもファンシーな感じだった。

 

「すごいね」

 

「うん!すごく楽しい!」

 

僕はついに凛ちゃんのなんともない普通の行動でさえドキドキするようになってきた。

 

「じゃ、じゃあ、どこに行こっか?凛ちゃんは行きたいところとかある?」

 

「うーんとね、凛あれに乗りたい!」

そう言って凛ちゃんが指さしたのはジェットコースター。

 

「え、ジェットコースター?」

 

前に穂乃果ちゃんと来た時にジェットコースターには乗ったのだが、僕はそこで完全に酔ってしまったことから、もうジェットコースターには乗りたくないと思ったのだが

 

「い、嫌?」

 

凛ちゃんが悲しそうな表情でこちらを見てくる。

そんな顔されたら断れないじゃないか…

 

「いや、大丈夫だから。行こっかジェットコースター」

 

「うんっ!」

 

この笑顔が見れただけでもよしとしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽しいにゃー!」

 

「うっ、も、もう無理。」

 

ジェットコースターの乗り物がはじめの落下を始めた時、僕らはそんなことを言っていた。

 

あぁ、もう僕絶対、ジェットコースターなんて乗らない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「公人くん大丈夫?」

 

ジェットコースターが終わって近くのベンチに座っていた。その理由はもちろん僕の体調のせいであって…

 

「大丈夫じゃ、ないかも。ごめんね凛ちゃん」

 

「え、いや凛のせいでこうなっちゃたんだから、公人くんが元気になるまで待ってるよ」

 

「あ、ありがとう」

 

正直喋る気力すらなかった。

前回も乗ったけど、あんなにぐるんぐるんしてたの?本当に気持ち悪いんだけど…

 

「公人くん、本当に大丈夫?

キツイなら、ちょっと横になってもいいよ」

 

そう言って凛ちゃんは自分の太ももをポンポンとしてくる。

 

そして、あまりに気分が悪かった僕は、凛ちゃんの"膝枕"について、なにも考えることすらできなかった

 

 

「じゃ、じゃあ少し、寝かせて、もらおうかな。」

 

 

そう言って僕は凛ちゃんの太ももに頭を乗せる。

 

 

「っ///じょ、冗談のつもりだったんだけどな…

 

ゆっくり休んでね」

 

 

凛ちゃんが最初の方に言っていたことは聞こえなかったけど、今は本当に聞き直すことも出来ないくらい気分が悪かった。

 

そして僕が目を閉じると、凛ちゃんがゆっくりと僕の頭を撫でてくれた。それがとても気持ちよかったのか、僕はすぐに眠ってしまった

 

 

 

 

 

 

僕が起きた頃にはなぜか凛ちゃんも寝ていた。そして、今の状況を僕は理解する。

 

「ぼ、僕、凛ちゃんに膝枕してもらってる///」

 

今考えると顔が爆発してしまいそうだ。

そして、今は凛ちゃんも寝ているから、自然と寝息というものが聞こえてくるわけで

 

 

「スゥ…スゥ…」

 

 

「っ///」

 

寝顔がこんなに近くに、

 

それにしても凛ちゃんのほっぺたすごく柔らかそうだなぁ…って

 

 

「何考えているんだ僕は」

 

なんであんなことを考えていたんだろうか、凛ちゃんを見ると胸のドキドキが止まらなくなってしまう。

そのせいなんだろうか…

 

 

「ん…公人くん?あっ元気になったんだね良かった」

 

「えっ///」

 

僕が凛ちゃんを見つめていた時、凛ちゃんが起きてしまった。

そういえば僕はまだ凛ちゃんの太ももの上に頭を乗せていたんだった

 

「いやぁ、ジェットコースターに乗った後からずっと顔色が悪かったから心配したんだよ」

 

「と、とりあえず僕、起きてもいいかな」

 

できる限り平然を保ちながら凛ちゃんに話しかけた

 

「あ、うん//」

 

そして少し名残惜しいけど、恥ずかしすぎるので僕は凛ちゃん太ももから頭を離した。

 

そして、凛ちゃんは照れたみたいで顔を真っ赤にしてしまった。

 

今更だと思うんだけど

 

 

ゴーンゴーン

 

僕が体勢を直した時お昼の鐘が鳴る

 

 

 

「あ、お昼だね」

 

「そ、そうだね///」

 

「てことはお昼ご飯食べないとね。凛ちゃんは何か食べたい物ある?」

 

「え、う、うーんとね。凛は歩きながら食べれるものがいいにゃ」

 

歩きながら食べれるものか…ホットドッグでいいかな?

 

「じゃあ凛ちゃん、ホットドッグでいい?」

 

「おお!ホットドッグ!いいね早く行くにゃ」

 

そう言うと凛ちゃんは目的のホットドッグを売っている店へと走り出す。

 

その瞬間僕は自然と手を前に出していた。

 

 

「待って凛ちゃん!」

 

 

 

僕は凛ちゃんの手を掴んでいた

 

 

 

「え//き、公人くんどうしたの?」

 

「だってもう、2度と迷子になんてさせたくないから。」

 

僕は真剣に凛ちゃんへと話した。

 

 

もう2度と凛ちゃんをひとりになんてさせない。小さい頃あの森で僕はそう決めたから。

 

 

 

「もう、凛は高校生だよ!迷子になんてならないよ。だから大丈夫!」

 

 

それ、穂乃果ちゃんも言ってたんだけだよなぁ。穂乃果ちゃんは結局迷子になったし…だから

 

 

「嫌だ。絶対に離したりしないから。凛ちゃんのこと離したりしない。」

 

 

「えっ、き、公人くん。そ、それって…プ、プロポーズって、や、やつなの///?」

 

 

えっ?

 

 

「ち、違うよ!今のはもう凛ちゃんを迷子させたくないからで…」

 

僕は慌てて凛ちゃんに話し出す

 

 

 

「わ、わかってるにゃ。公人くんは本気にしすぎだよ」

 

「え、もう。凛ちゃん!」

 

「えへへ、公人くんは単純さんだにゃ」

そう言うと凛ちゃんは僕の手をひいて走り始めた

 

 

プロポーズって、僕は凛ちゃんと付き合ってすらいないのに…それに凛ちゃんは僕の友達だから

 

ズキッ

 

う、なんなんだ、今の

 

僕はまた胸に痛みを感じた。

だが、僕はそのわけをまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホットドッグ〜♪おーいしーいにゃー♪」

 

凛ちゃんはよくわからない歌を口ずさみながら美味しそうにホットドッグを頬張っていた。

そして、僕も買ったホットドッグを食べる。

 

ホットドッグは千切りにしたキャベツにソーセージを乗せてその上にケチャップとマスタードをかけたシンプルなホットドッグだった。

 

「あ、公人くんほっぺにケチャップついてるにゃー。取ってあげるから動かないでね」

 

「え、自分で取れるからいいよっ…」

 

凛ちゃんは僕が話している途中で僕のほっぺについているケチャップをハンカチで拭ってくれた。

 

「はい、取れたよ」

 

「あ、ありがとう//」

 

「どういたしまして♪」

 

「っ///」

 

もう今日で何回目かわからない凛ちゃんの笑顔に僕はまたドキドキしてしまった

 

「よし、じゃあ次はあれ行きたい!」

 

「う、うん?あ、あれ?」

 

凛ちゃんが指さしたのは塔みたいなものに人が座るための椅子がくっついていて、それが上下する。

といういわゆるフリーフォールというやつだった

 

「また、こういう系…」

 

「さぁ、行くにゃー!」

 

「えぇ!?」

 

今度は僕に拒否権すらなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぇぇ、もう無理」

 

「それさっきも聞いたにゃ。公人くんほんとにこういうのダメなんだね」

 

うーん、そうみたいだ。今日でもう実感した

 

「でも、フリーフォールは短かったからそこまでキツクはないかな。もう歩けるよ。ありがとね」

 

「おぉ、今回は復活が早いにゃ!じゃあねじゃあね、次はここ!」

 

お、お化け屋敷。いや別にお化けが怖いわけではないけど…僕、だれにも言ってないけど、暗所恐怖症なんだよね、あの森での日以来暗いところが怖くなっちゃって

 

「よーし行くにゃ!公人くん

凛を守ってね」

 

 

凛ちゃんが僕に意地悪な笑みを向けてくる。

そうだ、僕は強くなったんだ

 

 

「わ、分かったよ。僕が凛ちゃんを守る。」

 

「おーー!公人くんがかっこいいにゃー。まぶしー」

 

「もうっ!凛ちゃーん」

 

「あはははは」

 

「ふふ、あはははは」

 

僕らは自然と笑顔になっていた。お化け屋敷を見るまでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『中に入ると基本、逆戻りはできませんのでご了承ください』

 

お化け屋敷は想像以上に大きく、雰囲気がやばそうだった

 

「ねぇ、凛ちゃん。予想以上にやばそうなんだけど」

 

「り、凛は大丈夫だよ!」

 

「凛ちゃん、足震えてるよ」

 

「公人くんこそ」

 

 

そんな会話をしていたときに、スタッフの声がかかる

 

『それでは、行ってらっしゃいませ』

 

「行こうか」

 

「う、うん」

 

 

そうして僕らはお化け屋敷へと足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い、怖い、暗い、怖い

 

「き、公人くん。」

 

暗い、怖い、暗い、怖い

 

「公人くんってば」

 

暗い、怖い、暗い、怖い

 

「公人くんっ」

 

「はっ!凛ちゃん。

ってなんで泣いてるの!?」

 

凛ちゃんはいつの間にかなぜか涙目になっていた

 

「だ、だって、凛、怖いのに公人くんがなんにも話してくれないんだもん」グスン

 

「え、あ、凛ちゃんごめんね」

 

やっぱり凛ちゃんも怖かったのか

 

「うぅ、じゃ、じゃあ、これで許してあげる」

 

凛ちゃんはそう言うと僕の指に自分の指を絡めてきた

 

「り、凛ちゃん?!こ、これって…」

恋人つなぎってやつじゃ

 

「やってくれなきゃ凛、許してあげないもん」

 

「わ、分かったよ」

僕がそういった瞬間

 

ガタン

 

「キャッ」

 

え、り、凛ちゃん!?

 

近くで物が落ちた時の音に凛ちゃんは反応して、僕に抱きついてきた

 

「///」

 

涙目で抱きついてくる凛ちゃんはとっても可愛いく、そして、身長は僕の方が少し高いのでちょうど凛ちゃんの使っているシャンプーのオレンジのようないい匂いが漂ってくる。

 

そんなことを考えていると僕はドキドキしてきて、凛ちゃんに聞こえてないか心配になるくらい、心臓がドキドキしていた

 

「っうぅ、あ、ご、ごめん公人くん///」

 

 

「え、だ、大丈夫、だから///」

 

 

 

なんで、こんなにドキドキするんだろう。

前まではこんなことなかったのに…

 

 

 

「ね、ねぇ公人くん?も、もう凛、走っていい?」

 

 

 

え、走る?なんで走るの?

 

 

 

「も、もう凛、怖いよ」

 

あー、怖いからね、って、え、ちょっと待って、確か花陽ちゃんが凛ちゃんは中学の時陸上部だったって…

 

「き、公人くんも、頑張って。それじゃ」

 

そう言うと凛ちゃんは猛スピードで走っていった

 

「り、凛ちゃん!ちょっと待って!」

 

もちろん僕を置いて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァハァひ、ひどいよ、凛ちゃん。」

お化け屋敷を2人とも走って抜けてきた

 

もちろん僕が凛ちゃんに追いつけるわけない。僕は運動は得意じゃないし、というか苦手だし

 

「公人くんはもっと体力つけた方がいいにゃ」

 

「そんなこと言われてもなぁ」

 

だって疲れちゃうの嫌だからなぁ

 

「じゃあ凛が、手伝ってあげるにゃ!凛におまかせだよっ!」

 

「じゃあ凛ちゃん先生だね」

 

「おー凛ちゃん先生、なんかいいにゃ」

 

「ふふふ」

 

「ふふ」

 

「「あはははは」」

 

「はあ、じゃあもう日も落ちてきたしそろそろ最後の乗り物にしよっか」

 

「最後かぁ、じゃあ凛、観覧車に乗りたい」

 

観覧車か、やっぱり最後は観覧車だね

 

「じゃあ行こっか」

 

「うん」

 

そうして僕達はまた手を繋ぎ観覧車へ歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

観覧車に着いたが…

 

「え〜、15分も待たないといけないのぉ?」

 

「そうみたいだねぇ」

 

待ち時間が15分。観覧車にこんなに並ぶのか。

さっきのお化け屋敷も1時間半待ちだったけど

 

そんな時前の方から会話が聞こえてきた

 

「ふふふ…くん、だーい好き♡」

「…ちゃん、僕も大好きさ♡」

 

好きか、好きってどんな感じなんだろ

相手のことを思うんでしょ?それだけなのかな?

僕にはわかんないや

 

「ねぇ、凛ちゃん。人を好きになるってどんな感じなのかな?」

 

「えっ?」

 

僕は口に出してからなぜこんなことを凛ちゃんに聴いたのだろうと後悔した

 

「あ、ご、ごめん。そんなこと聞かれても困るよね」

 

「…その人のことを考えたら、胸がキューって苦しくなって、ドキドキするんだ」

 

「え?」

 

凛ちゃんはまるで恋をしたことがあるかのように話した,凛ちゃんも好きな人がいるのかな?

 

ズキッ

 

う、な、なんで今?

 

 

「…って、前かよちんが言ってたにゃ」

 

ほ、花陽ちゃんが言ってたのか、花陽ちゃんは物知りだから知っててもおかしくないな。

 

 

 

 

なんで今、僕はホッとしたんだ?

 

なんで…

 

『その人のことを考えたら、胸がキューって苦しくなって、ドキドキするんだ』

 

 

胸がキューって苦しくなって…ドキドキする…それが、恋

 

 

今日、僕はよくドキドキしていた、それは凛ちゃんを見ていた時。

この前から僕はよく胸が苦しくなっていた、それは凛ちゃんのことを友達と言った時。

 

どっちも、凛ちゃんのことを考えたら起きていた

 

そして最近、僕は凛ちゃんのことばっかり考えている気がする。

 

 

僕は凛ちゃんのことばかり見ている気がする

 

『公人くんにはちゃんと凛ちゃんを見て欲しい。そして公人くんがあることに気づくことが出来れば、きっとその悩みも解決すると思う』

 

花陽ちゃんの言ってたあることって、もしかして…

 

『次の人、ゴンドラに乗ってください』

 

「やっと来たにゃー、公人くん乗るよ!」

 

「うん」

 

 

 

 

 

僕は凛ちゃんのことが…

 

 

 

好きなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴンドラはゆっくりと上がっていっている。1/4くらい回ると遊園地全体が見えてきた。

 

もう夕方で奥の方では少し見える海の地平線に太陽が沈み始めている。

 

「なんか幻想的だにゃ〜」

 

「そうだね」

 

 

 

 

僕は凛ちゃんのことが好きなのか?

分からない。これまで幼馴染みとして接してきた凛ちゃん。これは昨日、花陽ちゃんに友達として接してと言われたから、意識しすぎているのかもしれない。

僕はそんなことを考えていた。

 

 

「公人くんはさ、好きな人とか、いるの?」

 

っ!なんで、ぼ、僕は!

 

「いないよ、僕には…」

 

ズキズキッ

 

う、く、苦しいよ。こんなに苦しいなんて

 

「そっか…」

 

凛ちゃんはそう言うと窓の外を見た

 

ドーンドーン

 

花火が上がった。夕方に花火か、遊園地側の人も考えないなぁ。夜に上げればいいのに

 

 

 

「私はね…いるよ。ずっと前から」

 

 

 

え、

 

ズキズキッ

 

あはは、これはもう確定なのかな。

 

 

 

 

僕は凛ちゃんのことが…

 

 

 

 

好きだ。

 

 

 

 

 

 

 

「その人はずっと昔に凛を助けてくれたの。その時から凛は…その人が好きだった。ずっと…」

 

「凛ちゃん!」

 

僕は凛ちゃんの言葉を遮った。

 

そして

 

 

「これから言う事は凛ちゃんにとっては何を言っているのかわからないと思う、けど聞いて欲しい。

 

僕にはまだ力がない。勇気がない。いろんな力や勇気がまだ僕にはないんだ。

だから…だから、その力と勇気を僕が手に入れるまで待っていて欲しい。」

 

凛ちゃんには好きな人がいるらしい、それはさっき聞いた

けど、僕は気づいたんだ。凛ちゃんのことが好きだって。

だからほかの人のところに行って欲しくない。僕の近くにいてほしい。

この気持ちだけは…譲れない。

 

 

 

「分かった。私、待ってるよ。公人くんがその力と勇気を手に入れるまで。」

 

ドーンドーン

 

 

まるで僕らの会話を聞いていたかのようなタイミングの良さで花火が上がった。その形はハート。

 

ベタだなぁ

 

そんなことを考えていた

 

 

 

 

 

「でも、凛、ばかだから何の話かは、分からないけどね」

 

「ふふ、凛ちゃんはそれでいいよ。

好きな人…振り向いてくれるといいねって僕が言えることじゃないか」

 

「大丈夫、振り向かせてみせるからね」

 

そう言って凛ちゃんはファイトポーズをとった

 

 

 

本当に花陽ちゃんの言う通りだね、ありがとう。

 

今の僕には胸の痛みはすっかりなくなって、むしろスッキリとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすっかり夜になってしまってお互い家に帰る時間になった。

でも、また会えるから。

 

「またね、凛ちゃん」

 

「うん!またね、公人くん♪」

 

 

雲ひとつない夜空に満月と一番星がひときわ強くキラリと光った




凛「さあ!始まったにゃ!あーとーがーきーのコーナー!イェーイ!今日は私、星空凛と」

花「小泉花陽でお送りします。凛ちゃんなんかテンション高いね。」

凛「だってここに、盛り上げてねテヘペロって書いてあるにゃ」

花「あはは、そっか。そういえばKIKUさんはなんで来てないの?」

凛「なんか、凛イベー!うおーーー!って言ってたにゃ。なんで凛のイベント?凛はここにいるにゃ」

花「え、あっ!凛ちゃんイベントがあってるんだ!こうしちゃいられません!早く行かなければ!」

凛「えーーー!かよちんまで!待ってひとりにしないでぇ」

花「凛ちゃん早く終わらせよう。早くしないと戦に乗り遅れちゃいます!」

凛「わ、わかったにゃ。
前に行っていたほかのルートについてです。ほかのキャラルートは、もしヒロインが凛ちゃんじゃなくて○○だったらという感じで書いていきます。あくまでもおまけなので数話で終了する内容にしようと思います」

花「次に毎回言ってあるとおり、Twitterのフォロー、このSSの感想お待ちしております。フォローはTwitter:@Mizunoaoki、感想はこのページの下の方に投稿ページがありますので、そこでいただけたら幸いです。アドバイス等あれば、今後の内容に取り入れたりすることもありますので、ぜひいただけると嬉しいです」

凛「以上、お知らせです」

花「よし、凛ちゃん終わろう。早くしないと乗り遅れちゃいます!」

凛「わかったから、落ち着いて、それじゃあ次回も」

花・凛「よろしくお願いします!」

花「さぁ、行きますよ!凛ちゃんが待ってます!」

凛「凛はここにいるにゃー」
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