KIKUです。今回から前回のラブライブ!~夜空の魔法~復活です。
前回のラブライブ!~夜空の魔法~
僕らは互いの仲を深めるためにペアを入れ替えてお出かけすることになったり、お姉ちゃんや絢瀬さんとお出かけすることに
その時僕は凛ちゃんに対する気持ちに気づくことが出来たり、絢瀬さんについてもっと知ることが出来たり、他にもいろいろ知ることが出来た。
そして絢瀬さんとのお出かけした日の夕方僕はμ'sのメンバー数人の夏休みの危機を知ることに
果たしてメンバー数人は夏休みを手に入れることが出来るのか
Twitter:@Mizunoaoki
絢瀬さんと買い物に行った日から約一週間後。
テスト期間が明けてから初の学校の日です。
思い返せばこの1週間は本当に辛かった。
みんなに練習を停止して勉強をするといった電話をした次の日。
僕らは実際に部室でみんなを集めて勉強会を行った。
正直あの時はテスト直前だったし、テスト範囲のところをを少し勉強すれば赤点なんて取らないだろうと僕は思っていた。
だがあの3人はテスト前にもかかわらず、僕の予想をはるかに超える状況にあった。
「…穂乃果、7×9はなんですか?」
「え?7×9?うーん…68!」
「ほ、ほのかちゃん…」
「…まさか穂乃果の数学嫌いがここまでだったとは…」
僕は2年生3人の会話をほぼ絶望に近い感情を抱きながら聞いていた。
きっと海未ちゃんもそんなことを思ってるのだろう。顔が恐ろしいことになっている。
さすがに九九が分からないとは思わなかった。
だって九九とか小学校で習うことだし、高校生は覚えてて当たり前だと思ってたのに…
これもう穂乃果ちゃんは無理なんじゃないの?
てゆうか穂乃果ちゃんは九九を知らないのになんでこの学校に入学できたんだ?
穂乃果ちゃんの赤点回避が相当な困難を強いることを理解した僕は2年生3人から視線を外し、すぐ隣にいる僕以外の1年生のいるところを見た。
「うぅ、もうこうなったら…
あーーー!白いご飯にゃ!」
「えっ!?どこどこ?」
チョップ「そんなことに引っかかるわけないでしょ。
まったく…さあ早く次の問題解いて」
「うぅ、だいたいなんで日本人の凛達が英語を勉強しないといけないの?!」
「もうっ!小学生みたいな事言ってないで早く解く!
凛、あなたが赤点とったら、あなたは夏休みにこれ以上の勉強をしなくちゃいけなくなるのよ。
夏休みには宿題も出るし、凛はそんなに夏休みに勉強したいの?!」
「グッ、確かにそうにゃ。
もうこんなに勉強するのはこりごりにゃ。
…分かったよ真姫ちゃん、凛頑張るよ!
明日から。」
「今日からよっ!」
「おーい、白いご飯〜どこ~?」
こっちは2年生(穂乃果ちゃん)ほど深刻ってわけじゃないけど、凛ちゃんのやる気がなぁ…どうにかしてやる気を出さないと。
あと花陽ちゃんはいつまで白いご飯を探してるんだろ。
僕は1年生3人の一連のやり取りを見たあと、部室の角にあるパソコンテーブルにいる3年生の2人を見た。
「ほいじゃあ、にこっちこの問題の答えは?」
「えーっとぉ…に、にこわからないニコッ♡」
「にこっち、次ふざけたらわしわしMAXって言ったやろ。
にこっちはそんなにわしわしMAXされたいんやね。」
「ま、待って、そ、それだけはやめて、キャーー!」
パソコンテーブルのころでは僕が助っ人として呼んだお姉ちゃんがにこ先輩に勉強を教えていた。
にこ先輩が悲鳴をあげた理由は、後ろから急に勉強していた6人から目隠しをされて分からなかったけど、お仕置きってやつをしていたんだろう。
それにしてもにこ先輩も勉強が苦手だったなんて…にこ先輩、何でもできそうに見えて勉強は出来ないんですね。
「はぁ…」
僕は勉強会が始まってから何度目かわからないため息を部室の隅でひっそりとついた。
今、僕は部室にいる。
ちなみに他にも凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃんがいる。
すると凛ちゃんが口を開いた。
「ね、ねぇかよちん、真姫ちゃん?」
「ん、なに?凛ちゃん」
「なんでふたりして凛の手を握ってるの?」
「そりゃあもちろん、凛が逃げないようにするためよ。」
今、凛ちゃんには逃げられないよう花陽ちゃん、真姫ちゃんの2人に手を握っていてもらっている。
凛ちゃんに逃げられちゃったら凛ちゃん足速いし、もう追いつけないからね。
ちなみに穂乃果ちゃんは海未ちゃんとことりちゃん。3年生はお姉ちゃんに連れてきてもらっている。
「もう!凛は逃げないよぅ。
ほらっ!赤点も取ってないよ!」
凛ちゃんが鞄をゴソゴソと何かを探し始め、そしてそこから取り出したのは62と書かれた英語のテスト用紙だった。
「…凛、あなた不正なんてしてないわよね?」
「もう!真姫ちゃんは凛を疑いすぎにゃー!
これが凛の実力だよ!」
凛ちゃんはそう言うと手を腰に当てて勝ち誇った表情を見せた。
「凛ちゃん凄いよ!やったね!おめでとう!」
「ありがとかよちん!かよちんのおかげだにゃー」
「ほんとによく頑張ったね凛ちゃん。この一週間、結構辛かったけどほんとに頑張ったよ。」
「う、うん!公人くんもありがと!
よーしこれで凛の夏休みは安泰だにゃー!」
「気が早いわよ、まったく」
「真姫ちゃん嬉しそうだね」
「うるさいわよ公人」
僕らがそんな会話をしている時、やっと部室の扉が開いた。
「お、1年生はもう来てるんやね。その表情から見て大丈夫みたいやね。」
「もう希!私はそこまで往生際の悪いやつじゃないわよ。
流石にもう逃げたりしないから手を離しなさい!」
次にやってきたのは3年生だった。
ちゃんとにこ先輩はお姉ちゃんに手を握られている。
「お姉ちゃんそっちは?」
そっちは?で大体の内容が相手に伝わる日本語はやっぱり本当にすごい言語だと思います。
僕はついそんなことを考えてしまった。
それより今はにこ先輩の点数だ。
ここで赤点なら夏休みはにこ先輩抜きで練習することになるが…
「さぁて、にこっち?テストの結果はどうだったのかなぁ?」
「ふん!
宇宙ナンバーワンアイドルであるこの私が学校のテストごときで赤点なんてとる分けないじゃない!」
にこ先輩がバックから取り出しみせてきたのは46と右上に書かれた数学の解答用紙だった。
この学校は40から下の点数が赤点なので、すごくギリギリである
「ふふん!にこ先輩まだまだにゃ
じゃーん!凛は62点だったよ!」
「なっ!り、凛に負けた…そんな」
「おーすごいな凛ちゃん。やっぱりわしわしのおかげ?」
「いや、あれはもうこりごりにゃ」
「ふふふ、凛ちゃんすごーく頑張ったもんね」
「そうねその努力のおかげであることは確かだわ」
「さっき不正とか言ってたくせに…」
「あ、あれはジョークよジョーク」
アハハハハ
部室に笑い声が響いた時、ちょうど来たのだろう、部室の扉が開いた。
「すみません、少し遅れました」
「どうしたの?みんな笑って、何かあったの?」
「着いたーー!」
最後に部室へ入ってきたのは2年生の3人だ。
「お、来たわね」
「園田先輩、南先輩、高坂先輩どうでしたか?テスト」
「凛は大丈夫だったよ!」ピース
「…穂乃果ちゃん」
「さて、みんなあなたの点数を知りたがってるみたいですよ穂乃果。
あなたは数学、何点でしたっけ?」
「うふふ」
海未ちゃんもことりちゃんもすごくにこにこしてるし、もう結果は分かったよ。
だってこれで赤点とかだったら海未ちゃん、はんにゃみたいな顔をして穂乃果ちゃんを怒ってるだろうしね
「…もうちょっといい点だったら良かったんだけど…
じゃーーん!」
穂乃果ちゃんが広げたのは53点の数学の解答用紙だった。
とゆうことは
「穂乃果にも負けた!」
っじゃなくて
「夏休みはみんなで練習できるにゃー!」
「やったーー!」
「良かったね凛ちゃん」
「まぁ当然ね、あそこまでしてやったんだから」
「本当に真姫の言う通りです。あれだけ勉強して赤点ならもう穂乃果に夏休みなんてありません」
「まあまあ海未ちゃん、みんな赤点じゃなかったんだから良かったよ」
これで無事みんな赤点を回避できた。
夏休みもしっかり練習できるね。
その時お姉ちゃんが僕にだけ聞こえるくらいの声で話しかけてきた。
「ほなうちは行くね。
結構仕事貯めちゃってるから公人くんにはいつか手伝ってもらおうかな」
「あ、ありがとうお姉ちゃん。
僕になにか出来ることがあったら手伝うから何でもするから」
「ふふ、ありがと。
あと…公人くん、絵里ちの件やけど」
お姉ちゃんはさっきまでとは全く違う真剣な眼差しで僕を見た。
「…やっぱりうちじゃダメみたいや。
絵里ちを動かせるのは公人くん、そしてμ'sしかおらんみたい。
…絵里ちのことお願いね」
お姉ちゃんは最後の言葉をいう時はいつもの優しい表情に戻っていた。
「うん、分かったよ」
「よかった」
「公人くーん、行くにゃー」
「ほらっ!愛しの人が呼んでるよ!」
お姉ちゃんはそう言うと僕の背中を思いっきり押してきた
「ちょっ!お姉ちゃん声大きいよ!聞こえちゃうじゃん!」
「ふふ、ごめんごめん。
あれ?みんなってこっちから行くの?」
「うん、そうだけど」
一体どうしたのだろうか。
僕はお姉ちゃんの方を向いて歩いていから前に立ち止まる人達に気づかなかった。
トン「おっと、ご、ごめ…ん?
凛ちゃん?どうしたの」
凛ちゃんは僕がぶつかったことに気づいていないのか、じっととある部屋の中での会話を聞いていた
「この学校はオープンキャンパスでのアンケートの結果次第で廃校を決定します。」
え、?廃校?
「まだ決定したわけじゃないから大丈夫よ公人くん。」
「お、お姉ちゃん。」
「でもオープンキャンパスで決定か、オープンキャンパスは約2週間後。
それまでになにか考えないと」
そんな時、部屋の中から一際大きな声が聴こえてきた。
「理事長!生徒会はもう独自に活動させていただきます。
…失礼します。」
部屋の中からそんな声が聞こえた後、中から絢瀬さんが出てきた。そして凛ちゃんたちをほんの少し見たあと、こちらを向いた。
「あ、希、こんなところにいたのね。公人くんも。
…希、行くわよ、何か案を出さないと」
「了解よ絵里ち」
「あ、ちょっと待ってください絢瀬さん!」
「なに?」
「あ、あの…」
なにか、なにかないか。
絢瀬さんの心を動かす言葉は…
なにか…
その時、僕の口からは自然と言葉が出ていた
「僕達にダンスを教えてくれませんか」
「はぁ?!何言ってんのよアンタ!正気!?」
僕がそう言うとにこ先輩が驚いた表情で僕に話してきた。
それを無視するように絢瀬さんは話を続ける。
「なんで私があなた達にダンスを教えなくてはいけないのかしら」
「それは…
絢瀬さんに教えてもらいたいからです。」
僕は言い終わると真剣な目で絢瀬さんを見た。
絢瀬さんはしばらく僕を見て数秒してから口を開いた。
「分かったわ。
あなた達の人気は確からしいし、いい機会だからあなた達の実力を拝見させてもらう」
「ありがとうございます」
「でも、私がやるには限界までやってもらうわ。
もちろん本人達のやる気があればだけど」
絢瀬さんはそう言うとちょうど理事長室から出てきた穂乃果ちゃん達μ'sを見た
「いいじゃん!やろうよみんな
公人くんがやろうって言ってるんだもん、きっと何か考えがあるんだよ、それにオープンキャンパスではライブもあるし」
穂乃果ちゃんがそう言うとみんなは納得したように頷いた。
にこ先輩はしぶしぶだったけど。
オープンキャンパスでは確かに部活動を紹介することが出来る。そこでライブをすると前々からみんなで話していた。
「決まりね。
練習は今日から行うわ、私もすぐ行くから先に行ってストレッチをしてて」
はいっ!
そうして絢瀬さんの考えた練習が始まった。
最初にストレッチ。
これは体の柔軟性を高めるためだ。
みんなやってみたが、柔らかいのはことりちゃん、海未ちゃん、真姫ちゃんだけで最初から絢瀬さんにみんなはいろいろ言われていた。
次にやったのは体幹トレーニング。
これは体のバランスをちゃんとさせるため?らしい。
これはみんな意外とできていたが、しばらくして花陽ちゃんが倒れてしまった。
「花陽ちゃん大丈夫?!」
「あ、公人くん。ありがとう、私は大丈夫」
「…今日はここまでよ、本当にここまでこんなのでやってきたの?」
絢瀬さんはひどく冷たい口調でそう言った。
するとそれに対しさすがに頭にきたのかにこ先輩が強い口調で絢瀬さんに話しかける
「ちょっとそんな言い方ないんじゃないの?!」
「思ったことを言ったまでよ、基礎ができていないのに人を魅了させるダンスなんてできるわけない。
私は戻るわ、オープンキャンパスでのライブ、出来ないなら早めに言って、時間がもったいないから」
絢瀬さんはそう言うと屋上の扉を開けて出ていこうとする。
その前にまだ僕らにはやることがあった。
僕らは横一列に並び、声を揃えて言いながら頭を下げた。
「ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。」
絢瀬さんは一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに扉を開けて出ていってしまった。
その日はその後すぐに解散となった。
その夜RINEのグループトークで僕は絢瀬さんのバレエについてのことを話した。
その話をしたとき、みんなはそれぞれ違う反応をしていたが、最終的に穂乃果ちゃんが「明日も頑張ろう!」の一言でまとめてしまった。
それでまとめられる穂乃果ちゃんには、やはりカリスマ性かなにかがあるのだろう。
その時僕は思った。
そして次の日…
放課後になって、僕が少し遅れたので急いで屋上に上がろうとすると、扉の前に絢瀬さんが立ち止まっていた。
僕は扉を開けるか迷っているように見える絢瀬さんに静かに声をかけた。
「行かないんですか?」
「えっ!公人くんか、まったく、脅かさないでちょうだい。
今から行くところよ」
「それじゃあ早く行きましょ」
僕はそう言ってドアノブをひねる
「あ、ちょっ!」
「あ!絢瀬会長!まずはストレッチですよね」
「…嫌じゃ、ないの?」
「え?」
「昨日あれだけやって、ぼろぼろになってキツかったでしょ
それをまた今日もやるのよ、嫌にならないの?」
「キツイです!身体中ぼろぼろですごく痛いです。
でも…」
穂乃果ちゃんはそこで言葉を区切り、絢瀬さんの目をしっかりと見た。
ほかのメンバーも同じことを思ってるのか絢瀬さんの目をしっかり見ている。
「やりたいんです!みんなで歌って、踊るのが楽しいんです!
だから今日も練習、よろしくお願いします!」
お願いします!
穂乃果ちゃんがそう言うとメンバーの全員がいっせいに声を揃えてそう言った。
「分からない。分からないわ」
絢瀬さんはそう言うと、屋上から出ていってしまった。
「絢瀬さん!
みんなは後で来て欲しい、今は僕が行ってくる」
僕はそう言うとみんなの返事を聞かずに屋上から出た。
たぶんここだ、今しかない。
僕は階段を降りながらそんなことを自然と思った。
今、絢瀬さんはわかったはずだ、絢瀬さんとμ'sが違う理由が。
お姉ちゃんが言っていた。
理事長は絢瀬さんの意見をまったく採用しない、と。
でもそれは絢瀬さんが生徒会長として行動しようとしてるからで、だから理事長は絢瀬さんのことを認めなかったんだと思う。
ならどうするか…
決まってる。
「絢瀬さんにμ'sに入ってもらう」
これで揃うんだ、9人の音の女神μ'sが。ピースが…
僕が絢瀬さんを探して階段を降りきろうとした時、ふいに声が聞こえてきた。
「…なによ!
どうにかしないといけないんだからしょうがないじゃない!
私だって…私だってやりたいことだけやって、それでどうにかなるならそうしたいわよ!
でも…私が今更アイドルをやりたいだなんて言えると思う」
「あ、絵里ち!」
廊下にはお姉ちゃんと絢瀬さんがいた。
話が終わると絢瀬さんは下を向いて走っていってしまった。
その時に見えた水色の瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。
絢瀬さんが走っていった後、お姉ちゃんは僕を見つけると、僕に話しかけてきた。
「やっぱりうちじゃまだダメみたいや。
…公人くん、絵里ちのことあとは頼むね」
そう言っているお姉ちゃんの瞳にも涙が浮かんでいた。
それはきっと一番の親友の悩みを自分ではどうすることも出来ないという悔しさがお姉ちゃんにあるからだろう。
それをしっかりと理解した僕はお姉ちゃんに向けてこう言った。
「任せて」
僕はそう言うと絢瀬さんの走っていった方向へ走っていった。
走り始めてから少しした時お姉ちゃんが何か言っていたが僕には聞こえなかった
「…公人くん、強くなったね」
*****
私は自分の教室の自分の席、窓側にある一番教室の左後ろの席に座って考え事をしていた。
「私の…やりたいこと…そんなもの」
「…やりたいならやった方がいいですよ、絢瀬さん。」
「えっ?!」
私はいきなり話しかけられたことに少し驚いてしまった。
話しかけてきたのはこの学校唯一の男子生徒であり、μ'sのマネージャーである東條公人。
親友である希の弟である彼は、やはり弟なのか、希と同じくまるですべてが分かったような口調で話しかけてきた。
「やりたいってなんの話かしら」
「僕、さっきの話聞いてたので隠しても無駄ですよ。」
「……はぁ、そうよ。
私だってアイドルがやりたい。
でも私はこれまで何度もあの子達を敵視した行動をとってきたわ。
そんな私がいきなりあの子達の仲間に入りたい、だなんて言えると思う?」
「そんなこと誰も気にしませんよ。
μ'sのみんなはそんなことを気にするような人じゃありません。」
「それでも考えちゃうのよ。
あれだけのことをしたんだから入れてもらえるわけないって」
私がそう言うと再び教室に沈黙が訪れた
「…じゃあ絢瀬さんはμ'sに入りたくないんですか?」
沈黙の中口を開いた公人くんはそんなことを聞いてきた。
…そんなこと決まってる
「入りたい!
私もμ'sに入ってみんなと踊りたい。」
「その気持ちだけで十分ですよ。
あと必要なのは一歩踏み出す勇気だけです。」
公人くんがそういった瞬間、教室の扉が開いた。
*****
僕の役割はここまでかな。
絢瀬さんとの話をし終わって扉が開いた時僕はそう思っていた。
入ってきたのはμ'sのみんな、そしてお姉ちゃん。
お姉ちゃんがみんなを連れてきてくれたみたいだ。
そして穂乃果ちゃんがみんなより一歩前に出た。
それを見た僕は後ろに下がりみんなのところに戻った。
「ありがとね公人くん」
後ろに戻ると横から声をかけられた。
「頼まれたことをしただけだよお姉ちゃん。」
「ふふ、カッコイイなぁ公人くんは、男の子って感じ」
「もう、僕は男の子だよ。」
そんなやりとりをしている時、椅子に座っていた絢瀬さんは立ち上がってゆっくりと口を開いた。
「わ、私、μ'sに入りたい。
みんなと一緒に歌って踊りたい。
迷惑なこといろいろしちゃったけど…私をμ'sにいれてください。」
絢瀬さんはそう言うと頭を下げた。
すると穂乃果ちゃんは絢瀬さんに近づいて手を差し出した。
「こちらこそ!よろしくお願いします、絵里さん!」
「っ!よ、よろしく!」
穂乃果ちゃんがそう言うと絢瀬さんは顔を上げて穂乃果ちゃんの手をとった。
その時の絢瀬さんの表情は前よりも明るくなっていた。
「これで9人!」
「いや、10人や、うちを入れて。」
「え?希先輩も?」
「占いで出てたんよ、このグループは10人になった時、未来が開けるって、だからつけたん、9人の音の女神そしてその先駆者、μ'sって」
「え、希先輩が名前を付けてくたんですか?!」
「ふふ、まぁ公人くんは気づいてたけどね」
「へぇー公人くんはすごいにゃ」
「いやいや」
そんなやりとりをしていると絢瀬さんが立ち上がった。
そして扉の方へ向かっている。
「絢瀬さんどこに行くんですか?」
「何言ってるの、練習よ!」
絢瀬さんがそういった瞬間みんなの顔に前よりも明るい笑顔が見えた。
そして穂乃果ちゃんが声を上げる。
「よーし!みんな、オープンキャンパスまであと少し頑張るよ!」
おーーー!
----オープンキャンパス当日
「みなさんこんにちはμ'sです。
私達、9人になりました。
これから歌う曲は私達が9人になって初めて歌う曲です。
私たちのスタートの曲です!」
聴いてください『僕らのLIVE 君とのLIFE』
今この時、僕らはスタートした。
大きな希望を抱いて!
K「チーッスKIKUでござる。今回のゲストはメインヒロインの凛ちゃんです。」
凛「久しぶりだにゃ!
それにしてもほんとに久しぶりだねKIKUさん、前回きた時はなんか居なかったし。」
K「あれは仕方の無いことだ。
負けるわけには行かんかったからな」
凛「まぁいいにゃ。それよりもやっとストーリーが進んだね」
K「そうだねぇ、正直に言うとデート回は穂乃果ちゃんと凛ちゃん、絵里ちゃん達と公人くんのあのやりとりを書く為だけに書いたんだよね。
だから正直言います。この3人以外のデート回は手抜きです。押しの人いたらマジすいませんでしたァ」
凛「しかもその手抜きを書くのにすら時間がかかってるんだよねぇ」
K「はい、誠にすいません。
でも!これからは出来るだけ展開を早くしていければいいなと思っております。」
凛「そういや前にも、最終回の内容とかはバンバン思いつくのにここら辺のことは思いつかない、とか言ってたね」
K「そうなんだよねぇ、つい現実逃避しちゃうんだよね」
凛「まぁ少なからず見てくれている人がいるんだから早めに投稿するようにしないといけないにゃ」
K「そうですねぇ、頑張りますのでまぁ、待っててください。」
凛「適当だにゃー」
K「真面目だよぉ。それじゃあ次回も」
凛「喋ることなくなったんだね」
K「うるさぁーい!次回も!」
凛「よろしくお願いします。」