チート過ぎて意味がわからなくなったワンピ   作:サボリ魔ー

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ま〜た勝手に捏造アンドアホな悪魔の実の投入。
ハハハ、ソウサ、コウスレバ、アンナデカブツデモメインヒロインダー。


11,ビッグ・マム

11,ビッグ・マム

 

ビッグ・マムは感激していた。

暴君、その言葉がふさわしいであろうこの最強の女は力故に、自身の思い通りにいかないものは力でねじ伏せて、自身の欲求を満たせないものは徹底的に叩き潰した。

産まれから、貴族という勝ち組。その上才能までもが、完璧だった。……容姿は完璧とは言い難い、良いガタイであるが。

だから、自身のわがままは通って当然、とこの海最高のゴミと同じ思考にあった。

 

故に全ては当たり前。

しかし、その暴虐の女王は今、感激していた。

何にか?

お茶会に殴り込んで来たと思った男が出してきたお菓子。

それは斬新で、新鮮で、この世の何よりも美味しかった。しかし、もう一齧りすると味が少し変わっており、飽きさせない食べ物だった。

しかも、それをいくらでも出している。今は一つの山といっていいくらいに積み重なっている。

 

更に追い討ちをかけるように出された紅茶は、麻薬でも入っているんじゃないかと疑うほど香りが良く鼻をつかんで逃がさない。

味もまた、下品にも下民が酒を飲むようにガバガバと頭からかぶる勢いで飲んでいた。

 

この男はなんだ?

こんなに美味しいお菓子に、出す紅茶までもが最高。

感じる覇気は王、いや英雄のように惹きつけられる。

強さもそれに比例しているようで、私では手も足も出ないだろう。

 

「何、か」

 

ビッグ・マムは驚いた。

強さを感じてはいたが、自分の心の中までも読まれるほどに実力に開きがあるのか、と。

驚きが興味に変わっていく。

この男がなんなのか知りたくなった。自分の知らないものを持っているこの男に。

 

ビッグ・マムは昔から全てを手に入れてきた。

権力も金も自身の家の名前と自分の力で。

物も力で略奪すればいい。

人間だって力で。

力で全て解決してきた。

ある時は自身の持つ権力で、ある時は自身の知力を生かした謀略で、ある時には真正面から自身の力を示して支配した。

 

そんな女に手に入れられないものがあっただろうか?

ーーーそんなものはない。

自他共にそう認識していた。

 

しかし、ある時に知った。

世界の揺がすほどに強い男たちが揃いも揃って海でどんちゃん騒いでいる、と。

ビッグ・マムは心のどこかで渇望していた。

未知を。

不思議を。

手に入れられないものを。

その心が彼女を海へと駆り立てた。

 

その中で一番気に入ったものがお菓子だった。

暴食、悪食ではあるが、美食家でもあった。

その場所場所に伝わる作り方によって、変わる味。

誰でも作れるし、手軽なのに幸せな気分になれる。

甘いものしか食べなかった貴族として自分に、酸っぱいお菓子があると知った時は島を一つ潰してしまうほど狂喜した。

辛いお菓子があると知った時、海軍の支部に殴りこむほど歓喜した。

 

それと同時に思ったのが、この味を広めよう、だった。

定期的に行われるお茶会の始まりはこんな単純なものだった。

しかし、美食に目覚めたからといって、生来の性質が変わるわけではない。

自身の進めるお菓子を食べないのなら踏み潰すし、わかってくれないなら噛み砕く。

そうして出来上がったのが『血の晩餐』。

ビッグ・マムの知らない周囲の認識である。

 

ビッグ・マムは今日、ここでお菓子以外に興味を示した。

それはどんな感情かはわからない。

しかし、ビッグ・マムは知りたかった。

ーーー今は、この男のことだけが。

 

男が口を開くのに注視し続け、話す言葉を頭に焼き付けるように何度も頭の中でリピートする。

そんなビッグ・マムの様子に男は苦笑いしながらも喋る。

 

「俺はシンジ。お前に傘下、いや弟子という仲間になってもらいに来た。

……どうだ? 来る気はあるか?」

 

「行く! 行くぞ! 傘下にでも何にでもなってやるから、お前のことをもっと教えろ!」

 

ーーーーーーーーーー

 

俺はもう最高戦力じゃねえか?

いや、未来の四皇を二人ともとっ捕まえたし。

まあ、今の時点で強くしたら、原作が壊れそうな気もしないでもないが、こいつら今だに原作で何してたかが語られてないもんなぁ。

まあ、それ言ったらシャンクスもだけど。

 

つうか、シャーロットの視線がヤバい件について。

ビッグ・マムじゃなくて、シャーロットって呼べって言うからそう呼んでるんだが、その時のシャーロットの視線は獲物を見つけた獅子みたいだった。

圧倒的に強いのは俺だ。

鏡花水月も、スーパーサイヤ人4も、波旬の能力もある。

なのに、勝てる気がしなかった。

 

でも、かといってあれが恋愛感情かってなると違うんだよ。

なんで分かるか? ……英雄王って顔だけ見たら、英雄なんだぜ。

そんで、彼女の視線には懐疑心というか単純な未知への探究心みたいだった。

恐らく、俺の強さやお菓子を出す能力に疑問があるのだろうけど、あいつの視線ってめっちゃ怖いんだよ。

ガタイが良過ぎるのもそうだ。モリアの3倍くらいありそう。

でも顔立ちはかなり良いと思う。

……妹に猪がいるとは思えない、よな……。

 

傘下、もとい俺の仲間になった彼らもまた新入りとして、感謝の正拳突きをしている。

シャーロットはお菓子で釣った。

他の奴らはお茶会禁止を言い渡すと嬉々として始めた。

シャーロットェ……。

 

そんな彼らも修行を開始して2年が経った。原作開始26年前だ。

翌年には『エッド・ウォーの海戦』が起こる。

俺はその前に一度ロジャーと接触を図り、シャンクスと顔を合わせるつもりである。

バギーは赤っ鼻で煽らせてもらおう。

 

「おい、ボス」

 

「ああ、カイドウ。どうした?」

 

「いや、リンの目が怖いんだ。ずっとボスの方を見て薄ら寒い笑みを浮かべてるんだ。

……早く、悪魔の実をやってくれねえか?」

 

リンというのはビッグ・マムの本名、シャーロット・リンリンのリンリンの部分を省略したものであり、シャーロット呼びは俺しか許されていないので、カイドウはこう呼んでいる。

他に、ジャックも同じである。

 

「ああ、そうだな。そろそろと思っていたんだが、ロジャーの動きが、な」

 

「そうだな。最強の男が引退してから、最強の名をかけて金獅子とずッとドンパチやってんもんなぁ」

 

そうだ、ゴリラは俺の島に寄った後に本当に引退してしまったらしい。

ゴリラは人々からの信頼が絶大だったのと、名前がゴリラ同士通じるところがあったのか、今年からの元帥コングと交渉して当時の元帥に便宜を図ってもらい、自身への干渉の禁止をしてもらったようだ。

これには住民の多くと中には海兵で助けられたことがある人の賛同があったため、簡単に決定した。というか、そうしないと海軍の中でクーデターが起きそうであったため、そうせざるを得なかったようだ。

つくづく、最強の男である。

 

「お前はいいのか? 最強の名前欲しくねえのか?」

 

「はっ! ……最強が何言うんだ。あいつらみたいに世間の最強なんていらねえな。あんたに勝って最強だからな」

 

カイドウは丸くなった。

昔はきゃんきゃん鳴いて突っかかってきていたものだが、今は俺を目標にして覇気のコントロールと武術の習得、悪魔の実とこの間渡した獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)の取り扱いに頑張っている。

可愛い。

 

「そうか。じゃあ、シャーロットを連れてきてくれ」

 

「わkーー、」

 

「ボス! 俺を呼んだか⁉︎」

 

俺がシャーロットを呼んでくるようにカイドウに言ったところで、ドゴン! とカイドウをぶっ飛ばしながらシャーロットはやってきた。

まあ、カイドウも寸前で武装色の硬化を使っていたから大丈夫だろう。

一瞬で展開して、自分にダメージが入らない程度で、更にシャーロットの手を傷ませないようにコントロールしてあったのを見ると、既にワンピースの世界で最高の使い手と称してもいいのでないだろうか。

 

シャーロットは俺の無駄な筋肉を絞り込むという方針で鍛錬してきて、やはりというか痩せた。

まだ絞り込めるが、かなりの美人だ。

絶世の美女の形容も出来るくらいには綺麗だ。

もっと絞り込めばもっと美しくなるだろう。

これには、俺の修行の方法が関係している。

地獄の修練ってな、体の構造までも改造できるんだぜ?

そういうことだ。

 

まあ、カイドウは体積が減らなかった。悪魔の実の能力であるから仕方がないのだけど。

ああ、それに勘違いしないで欲しいのが、絞り込んだのであって質量が消えてるわけではない。

だからシャーロットは綺麗な体型、綺麗な顔をして体重、いや質量は2トンはある。

重いほど強いといってもいいしな。

まあ、この海賊団にいる俺の修行を受けてきた奴らなら、2トンくらい余裕で持ち上げられるがな。

 

「シャーロット、お前にそろそろ悪魔の実と武器を送ろうと思ってな」

 

「そうか! ボスならなんでもバッチこいだ!」

 

「そうか。なら少し声の大きさを抑えてくれ」

 

「無理だ! ボスの前でそんなこと恥ずかしてできねえ!」

 

いや、意味がわからないよ?

普通、声がでかいほうが恥ずかしくない?

ねえ、この子は脳みそも絞り込んじゃったのかな?

俺はシャーロットへの疑問が馬鹿みたいに膨れ上がる中でシャーロットは大きな胸を張り、手を腰に当ててバーン!とでも音がしそうな程立派な仁王立ちを見せてくれる。

 

「シャーロット……。まあ、いいけど。

どんな能力が欲しい?」

 

「ボスのことをもっと知る能力!」

 

そんな使えねえもん選ぶな。

俺のことを知ってどうするつもりだ、ばっかやろう。

食うのか? チョコにするのか?

俺は目の前で目を爛々と輝かせ、手をキャピキャピと上下させているシャーロットにそんなことが言えず、自分で三個悪魔の実を選んで取り出す。

その3つを選ぶというのならポケモンの始まりのようだが、あいにく一つで世界の滅亡につながる能力でモンスターの拉致をさせようとは思っていない。

 

「わあああ! この中から選んでいいのか⁉︎」

 

「いや、二つはお前のだ。もう一つはカイドウにやるのだ」

 

「俺か? 俺はボスがくれた能力で、もう食べられないぞ?」

 

「そうだぜ、ボス! いくら強くなっても食べられる悪魔の身は一個だ!」

 

シャーロットはボスの知らないこと言ってやった! と鼻高々にそう言い、カイドウは俺のことだからどうにか出来るのだろうという予想を立てているのか、疑いはなくただ言葉だけ疑問を述べている。

鼻をへし折ってやりたいシャーロットはともかく、これが一緒にいた時間の効果かと思うと、カイドウは頭を撫でたくなる。

俺の方が小さいけど。

 

「ああ、俺の一番の能力はパラパラの実と言って、他人や自身の能力をパラメーターとして具体化、操作できる能力なんだ」

 

「なんだよ、それ!」

 

「……一番?」

 

俺の能力にシャーロットは驚愕し、カイドウは顎に手を当てながら俺が言いたいことを疑問に思ってくれている。

やはり、これが共にいた時間の差。

 

「そう。パラメーターの中には悪魔の実を食べられる限界数もある。

……後はわかるな?」

 

「ボスゥ! 分かんねえよぉ! はっきり言ってくれよぉ!」

 

「リン、ボスが言いたいのは、悪魔の実の限界をなくせると言いたいんだ」

 

シャーロットは俺の勿体ぶった言い方に泣きつくような反応をしてくるが、シャーロットの反応に期待はしていない。

カイドウは狙い通りにシャーロットに説明を始めてくれるが、シャーロットは俺の口から入って欲しかったのだろう。カイドウを睨んでいる。

カイドウはそんなシャーロットの様子に嘆息しながらも、説明をする。

 

「はあ、……リン。ボスは自身の強さも相手の強さもどんなものでもコントロール出来るようだ。

……多分、この能力でボスはかなり弱体化している。

もともとの力でも俺たちなんてゴミ以外の何者でもないほどの戦闘力を誇っていると思う」

 

「さっすが,ボス! そこに痺れる! 憧れるぅううう!」

 

「シャーロットがどこでそれを聞いたかは知らないが、大方カイドウの説明通りだ」

 

「戦闘力は…………。

まあいいか。どうせ、わかっても勝てないしな」

 

「そうしとけよ。

じゃあ、お前たちの限界数を2個にしたから、カイドウはこの如何にも危ない奴を、シャーロットがこの腐った感じのとこの完璧にお菓子みたいなのな

……カイドウはわかってると思うが、ものすっっっっっっっっっっっっっっげえ……不味いからな」

 

「ああ……。またあの地獄を見る時が来るとはな……」

 

「ボスが出したのなら、どんなもんだって美味しいに決まってらあ!」

 

俺はそう意気込んだシャーロットの悲鳴が聞こえないように、耳栓をつけて、食べるように促す。

 

「いただきまーす!」

 

「……」

 

嬉しそうに腐ってる悪魔の実に食いつくシャーロットとは対照的に、カイドウは皮をむきながら目を瞑って覚悟を決めて丸呑みするカイドウ。

ああ、やっちまったなカイドウ。

それはダメだぜ。俺も一回やったが、バギーのあれは嘘だ。

実際は体の中で摂取した部分に味が発生するのであって、味覚は関係ない。つまり、胃で味が発生し、そこを通り過ぎない限りずっと味が発生し続ける。

……消化が終わるまであの最悪の味を味わうんだよ。

 

俺はもんどりうっている二人を見ながら、2人に渡した悪魔の実について考える。

先ず、シャーロットに渡したのが、

フシフシの実 モデル“オリジンヴァンパイア”

パクパクの実 モデル“スイーツ”

次に、カイドウに渡したのが、

アクアクの実 モデル“サタン”

 

てところだ。

 

フシフシの実は一度説明をしているから、いいだろう。

パクパクの実は触れたものをスイーツにする能力だ。

凶悪な能力だ。

ドフラミンゴの所のシュガーのお菓子版と思えばいい。

 

アクアクの実は、悪魔になる能力だ。それもサタン。

サタンの能力は単純、周囲の感情の操作であり操れる感情は憤怒。

怒り具合を操作して上昇させると力も上昇し、逆に低下させると低下するということだ。

最後に周囲の怒りを吸収することによって、体力の回復と能力の上昇をし、自身の怒りを炎として使用が可能っていう能力。

例えばさ、味方が100人いて100人の怒りを上昇させる、怒りというのは勝手に湧き出るものだから、放っておいても余剰分が出る。その余剰分を吸収して自身の回復と強化をする。

更に、吸収するってことは自分の怒りにするってことだから、それを炎としても使用可能。

炎は蒼炎。一瞬で塵も残さず燃やし尽くす炎。まあ、仲間と認識していれば本能的なところで制御してくれるがな。

 

面倒くさい説明になったなあ。

まあ、サタンが神話でやったことが唆した程度だから、あんまり能力の把握がし辛いんだけどね。

 

俺はカイドウを見ながらそんなことを考えていたが、ふと下を見ると齧った跡のある悪魔の実が二つ落ちていた。

ということはシャーロットが食べ終えたのだろうと思って、シャーロットを見てびっくりした。

容姿だけがアルトルージュ・ブリュンスタッドなのだ。

なんでやねん……。

 

いや、いいよ黒髪。

凄く可愛いよ。

絶世の絶世かもしれないですよ?

いや、こっちのブリュンスタッドとは思ってなかった。

 

「ボス! どうしたんだ⁉︎ まさか俺に見惚れてたのか⁉︎」

 

「ああ、そうだねー」

 

「そ、そうかよ! お、俺は修行してくる、じゃあなぁ!」

 

俺がそう言うとシャーロットは顔を真っ赤にしてそっぽ向いて走って行った。

 

あれれ〜? おっかしいぞ〜?

カイドウは消化できない悪魔の実にもがき苦しみながらも、俺に生暖かな目線とサムズアップを送ってくる。

なんだ、こいつ。

……性格変わりすぎだろう。




へい、ビッグなマミーが美しくなって、こんな仲良くなんのさ。
もうね、捏造小説と言い切ってもいい。
お菓子? 影武者が頑張ってる。
原作? 影むs(ry

じゃあ、次はあの男ですね。
あの男はとんでもない武器を手にいれる。

こんなテンションじゃないかな?という感覚で書いてますので、気に食わなかったら次回の話はすいません。
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