中々、原作の話に入らない今日、この頃です。
他のものを執筆してるとあっちにフラフラ、こっちにフラフラとなっちゃいます。
ま、そんな事より本編をどうぞ。
18,娘の敵入り
お久だ、皆さん。
フィッシャー・タイガーがガンダムに乗ってマリージョアで暴れまくって、4年が経った。
いや笑わせてもらいましたよ。
モビルスーツを着て、宙を泳ぐ魚人。
圧倒的火力で海兵たちを蹂躙したところは、こいつ本当に容赦ねえなって改めて思った。
彼がマリージョアを破壊しているときに俺は海兵の中で内通者を作ったり、カイドウは大将たちと遊んでいたり。
もうね、半分お祭り気分だった。
そうそう、今回のフィッシャー・タイガーの襲撃であまりにも海兵の数が減ったから、海軍の年齢制限が緩くなったらしい。
以前は12以上からだったようなんだけど、これを機に下は実力を認められれば制限なく、上も制限なく。
結局、なるようになった感じだ。
これまでの四年にも色んなことがあった。
ハンコックとも子供が出来て、可愛い子供達にいっぱい囲まれて過ごしている。
ウルキオラに、ディアに、ネリエル、ノイトラ。
エキドナの能力を持ったハンコックから生まれる以上は絶対に何かあるはずだとは思ってた。
名前からわかるかもしれないけど、
それとね、子供達が悪いんじゃないんだけど強過ぎるんだ。
朝に弱いキスショットなんかこの前、カイドウを睨みつけてぶっ飛ばしてた。
皆、この頃相当やばいことになってきたから、パラパラで二個目の能力の制限をかけた。
当たり前だろ、どこに軽くがサイタマ並みのやつがいる。
あ、それとキスショットが海軍に入りたいって言ってきた。
どうしてか訊いたら、『パパとママとハンママ、兄弟の皆を守るんだ』って。
泣いた。
うん、シャーロットも泣いてた。
ハンママ、ハンコックはあまりの可愛さに失神してた。
キスショットは可愛すぎるから、襲われないようにって能力を幾つかあげたし、ぶっちゃけ要らなかった
喜んでるキスショットがまた可愛くて、能力をあげちゃった。
アーカードは、ハガレンの賢者の石みたいに魂の密度がいつの間にか凄え事になってた。
かと言って集まった魂全てがアーカードのことを愛しているみたいだから、こちらから何かをすることは無かった。
……なんかどこぞのシャーマンキングみたいな雰囲気は気になって封印したけど。
エヴァはニコニコと穏やかに笑いながら毎日を過ごしている。
アルク?
アルクは海賊になりたいって言い出したから、女ヶ島で九蛇の海賊団として頑張っている。
自分で力は手に入れたいと言うアルクの意思を尊重して、神滅具も宝具も斬魄刀も渡してはいない。
それを聞いた時、俺は泣いた。
それで思ったけど、四皇ビッグ・マムの娘ですって言って海兵になれるのか?
まあ、センゴクのことだから、情報を引き出して囮に使ってとかもするんだろうけど……。
ぶっちゃけ今の時点で海軍がキスショットを敵に回せば、彼らの命の終息へのカウントダウンは秒読みだ。
ああ、俺の名前を出せばいいのか。
因みに俺ことシンジ・ムノーは改名して、シンジ・B・リンリンとなった。
Bはボアでやんす。
だっせえけど、この名前って聞いていると凄く幸せな気分になれるから大好きだ。
まあ、俺が身内にそう名乗っているのであって、本格的に行動していた時期はシンジ・ムノーが多いから、知っているのはこの島船にいる住民達だけ。
もうさ、浸透しないかもだけど、Bの意思とかやろうか?
ブレイカーのB。
それで俺の名前、シンジ・ムノーは海賊としてというか、世界のラスボスとして有名らしい。
曰く、天竜人を脅し、粛清して世界の王になった。
曰く、四皇は彼の意思で活動しており、ロジャーでさえも彼の思うがままだった。
曰く、彼は強大すぎるが故に、その力の全てと言ってもいいほどを封印している。
曰く、黒髪が好き。
曰く、実は彼がワンピース。
ほとんど正解なんだけど、こういった噂っていうのはやめてほしい。
三番目とか厨二っぽいじゃん。
五番目、うーん……。世界の秘密を全て知っている以上は間違いでもない。かといってロジャーの示した宝ではないわけですから、違うとも言える。
まあ、ロジャーにとってのワンピース級の特ダネ、レ◯プの事実を知っているのは確かだが。
まあ、そういうことだ。
そして、一度革命軍が俺に会いたいと言って来た。
意外や意外。俺の配下の諜報を逆に利用して、俺のところまで辿り着いたみたい。
そんな手腕が見事だから会ってあげた。
そんで会話になった。フード取れよ、マナーが悪い。
ドラゴンには息子を大切にしろって言ったら笑われた。
『信じて待っているのだ、奴なら来れる』とかかっこつけてたけど、こいつも、何処ぞの仕事で世界中を飛び回っているふりして息子から逃げてる奴と同じのネグレクトだ。
何がハンターだ。ミトさんに感謝しろ。
……今の所、白ひげがぶっっっっっっっっちぎりで最高の男。
人としても男としても。
で、話が終わると『貴殿の器の大きさ、この目で見せてもらった。貴殿の下でなら我らも戦えよう』って。
急にね。意味わかんない。
でも革命軍が俺の下についたからには、やっぱし友好の印いるじゃない?
だから、ローグタウンで風を操ってたのを思い出して、天候を操る
意外にもこの男、悪魔の実を食べてなかった。
だから、俺から一個悪魔の実を渡して帰ってもらった。
ホクホク顏だったのは、俺の記憶に新しいことである。
ああ、あとはちょっと関係のない話だと、コラソンの死の偽造もした。
コラソン、ドンキホーテ・ロシナンテは今尚存命だ。
しかし、彼にも死亡している身であり、姿は見せるのはアウトだと言うと何か仕事がしたいというので、シャーロットの船に乗って、ロシナンテが生きているという事実を広めないよう呪いを掛けてから、どこかの島で働かせた。
で、原作介入の話でシャンクスの腕のこと。
あれは結局どうにかなったみたい。
面倒くさくてやらなかったら、後日の報告で普通に腕があったとのことです。
突撃、隣の剣戟戦! ミホークVSシャンクス、のときに確認したって。
どうやって腕を噛みちぎられなかったのかな?
気になったから、さも関係のない人を装ってルフィに接触を図った。
……あの野郎、剣の練習してやがった……!
『小さいのに頑張っとるなあ、なんで頑張っとるん?』と始まり、聞きたいことをさりげなく訊いた。
そしたらね、
ーーー近海の主が襲いかかってくる直前でシャンクスの胸が光ったんだ!
ーーーそしたらピカー! ってして、目を開けたら近海の主がプカプカ浮いてたんだよ!
ーーーすげーカッコよかったんだぜ!
ーーーあの剣。
ーーー俺もそれからというもの、あそこで鍬を振ってるコジローに教えてもらいながら、とうとうたどり着いた境地。
ーーー見ててくれ!
ーーーゴムゴムの〜〜〜〜! ……燕返しっ!!
『少年よ、貴重な情報をありがとう。
……それに非常に素晴らしい技だ。
……だがそれはお前の道ではないっ!』
そんな会話の後に、フーシャ村のルフィが剣の修行をしていることを知っている奴らのルフィが剣の修行をしていたという記憶を消した。
ルフィには悪魔の実のコントロールをする、つまり原作通りにするように暗示をかけた。
ルフィェ……。
シャンクスとの約束はまだ果たしに行っていない。
というよりも、あちらさんが俺のことを結構苦手にしてるみたいなんだな、これが。
……無茶振りをさせすぎただろうか? ……宴だから大丈夫と思ったんだがなぁ……。
そんなこんなでフィッシャー・タイガー死亡。
早すぎる? 大丈夫、死んでない。
死んだと偽造してこっちに引っ張ってきた。
彼はいつかの海兵美人と結婚したらしく、その女性が俺を見て『英雄王!』って言ってきたのを見て、俺を危険な人物ではないと判断して、今はこの島船で暮らしている。
まあ、仕事でカイドウの船に一緒に乗って、前々からしてきた天竜人への嫌がらせに参加してる。
い〜感じに天竜人のことを嫌ってる。
もう半年になるが、過労死するんじゃないかと思うくらいに天竜人に嫌がらせをしている。
そんでだが、人間の嫁を持ったら原作通りにいかないんじゃね? ということだが、結果的には若干変わってる。
だが、根本は変わっていない。
タイガー夫妻は仲睦まじかった。
それはオトヒメ王妃が広告塔として使うくらいに。
しかし、最後は原作通りに人間に裏切られる。
その時にフィッシャーをニシャがかばった。
それを呆然と見ながら、フィッシャーもアーロンもこの事件の後にアーロンにつく魚人の多くが思った。
ーーーああ、人間同士でも争うんだ。
そう思ったら、一回懐くとデレる感覚のあるアーロンは自身の唯一、姐さんと慕ったニシャをやられたことで人間不信に陥る。
フィッシャーもそれを見たために人間が許せなくなった。
フィッシャーは原作とは違う、『同じ人種同士で手を赤く染め合う人間は信用できない』という理由で輸血の拒否。
アーロンも原作と同じように海軍に特攻。
そこからの流れは原作と一緒。
逆にそれを聞いた魚人達は、奴隷解放の英雄と人間の夫婦というのを人間側が拒否したととって、差別の溝はむしろ原作よりも掘り下げられた。
流れは概ね同じだが、フィッシャー夫妻を殺したという事実でかなり差別意識は大きくなった、ということだ。
「難儀なものだねえ……」
「どうしたの? シンジおじさん」
「ゴドウ、……少し考え事だな」
「んー、そうなの? じゃあ、僕は向こうでサーカと遊んでくるね」
「おう」
ゴドウはソニアとカイドウの間に生まれた子供だ。
体は大きく、やはりというか戦闘の才能は素晴らしい。今の原石のままで育っても中将クラスには届くだろう。
磨けばより凄いことに。
まあ、その辺はカイドウの教育方針だから口を出したりはしない。
サーカという子供は、タイと人間の半魚人である。
そこまで言えばわかると思うが、フィッシャーとニシャの子供である。
今年生まれたばかりの子だ。
まあ、人間と魚人の子だから、お腹に宿していた時間も違うわけだが。
そう、この事実も差別を助長させた。
フィッシャーから聞いたのだが、アーロンはわりかし子供には甘いらしい。
というよりも自分の慕う二人の子供だ。
出来たのだとしたら、もう無茶苦茶甘甘のおじさんになることは間違いないという。
それを踏まえて、今回の事件の考察だ。
フィッシャーを庇ったのはあからさまに胎児を宿した妊婦。
それでも躊躇いなく攻撃した人間。
そう、フィッシャー達が呆然としたのは人間が攻撃したことではなく、どうしてお前が庇ったんだという感じ。
アーロンの特攻は胎児まで殺すという自分でもできないような悍ましい行為をやってしまう人間への拒絶。
……少し話が出来すぎかもしれないが、これが現実である。
そうして、魚人達は人間が嫌いになりましたとさ。
まあ、この辺はルフィに丸投げするつもりだから問題ない。
「パパ、私、海軍に入ってくるね。ママ達にはオッケー貰ったから」
「おお、いいぞー」
「うん、ありがと、パパ!」
やっぱり可愛いなぁ、キスショットは。
ん、で? ママたちが何を許可したって?
パパは話を聞いてなかったの。
「えーっと、買い食いだっけ?」
「海軍」
「え?」
え? 海軍?
あのマグマがヒヤヒヤしてピカってる、カオスな場所?
あの煎餅食いながらも唐突に寝てしまうジジイが中将のところ?
まともな中将以上が、モモンガ、おつるさん、センゴクくらいしかいないオーバーぜアー?
「じゃあね、パパ。強くなって帰ってくるから」
「えっ、ちょおーーーー、」
……。
「キスショット、それ以上強くなったら海が蒸発しちゃう」
ーーーーーーーーーー
〜 キスショットside 〜
私はキスショット・B・リンリン。
ママが二人とパパが一人いて、愛情もいっぱいもらえる家族だ。
パパはシンジパパ。
何をしているのかは聞いたことがないけど、カイドウのおじさんが言うには重要な事らしい。
ママはシャロママとハンママ。
シャロママが私を産んでくれたママで、こっちも仕事してない気がするけど、時々仕事をしてるみたい。
ハンママはまだ若くてお姉さんっていう感じだけど子供っぽい。よく遊んでくれたりする。
弟と妹も沢山いる。
みんないい子だ。
……時々不思議な現象が起きたりするけど。
私は今、海軍本部の前に来ている。
海軍本部は白と青を基調として、厳かで威圧的な造りだ。
そんな海軍本部の前にある門の前に私は居る。
「ブワッハッハッハッハッハ! 驚いたか⁉︎ これは正義の門と言うてな? なんか凄い門なんじゃ!」
それは私でもわかるよ。
そんなユーモア溢れるこの人はガープおじさん。
シャボンディ諸島っていう島で迷っていたら、『シンに似ている』って怪しい白髪の人に声をかけられたの。
最初は不審者と思ってぶっ飛ばしちゃったけど、意外にも耐え切ったから名前を訊いたら、レイリーっていうパパのお友達だった。
だから一生懸命ペコペコしたら、許してもらえた。
やっぱりパパの知り合いの人って皆、優しいよね。
魚人のおじさんも無愛想だけど、弟たちに世話を焼いてくれるし。
それで、パパのお友達、レイさんに海軍になりたいって言うと、笑ってたけど知り合いを紹介するって言ってくれた。
だから、その人と会ってみたら、このおじいちゃんがいたの。
レイさんとおじいちゃんは仲が良さそうなのに喧嘩してたから、パパに教わった通りに笑顔を見せたら、二人とも汗をダラダラ流しながらも矛を収めてくれた。
やっぱりお爺ちゃんなんだから、無茶はダメだよね!
それから自己紹介があって、レイさんのお友達のおじいちゃんの名前はガープっていうことがわかった。
だから、ガープおじいちゃんって言ったら、すごく嬉しそうだった。
うん、お爺ちゃんはこうでなきゃ。
ガープおじいちゃんの船に乗せてもらって運んでもらうこと、1週間。
私はとうとう海軍本部に来た。
ガープお爺ちゃんが言うには、私には素質があるから一度センゴクっていうガープお爺ちゃんのお友達に会って欲しいらしい。
私は大きな正義の門を潜り抜けて、見えてきた海軍本部の外装、内装に驚きながら、ガープお爺ちゃんの案内に従って海軍本部の中を進んだ。
やがて、高価そうな扉が見えてきた。
あれが目的地かな? って思ってると、よんだかのようにガープお爺ちゃんがそうだよと答えてくれた。
顔に出ていたのだろうと思って顔を引き締めると、ガープお爺ちゃんは頬を綻ばせて私の頭を撫でてくれた。
大きくて硬い手だったけど、すごく暖かった。
そして、今はその扉の前でガープお爺ちゃんの横で立っている状態だ。
「キスショット、いいな? 開けるぞ?」
「うん。心の準備はできてるよ、ガープお爺ちゃん」
「ブワッハッハッハッハッハ! そうじゃな!
……海軍本部中将、モンキー・D・ガープです」
ガープお爺ちゃんは今までに見せてくれたこともない真剣な顔つきで、ノック四回の後にそう言った。
「っ! ……入室を許可する」
「失礼します。……ついてくるのじゃ」
扉の中には、大人しかいなかった。
一番に目に付いたのは、口笛を吹いた青い人。
その次がその横にいたカイドウのおじさんよりも人相の悪い赤い人。
そして黄色い人だけど、この人は何か考え事をしているみたいで、顎に手を当てて固まっている。
……あっ、赤い人に叩かれた。ん? 眠るな、馬鹿たれ?
……あの姿勢で寝てたんだ……。
「モンキー・D・ガープ、任務を終え、只今帰還しました!」
ガープお爺ちゃんは、目の前でなぜか泣いている頭にカモメを乗せたお爺ちゃんに報告をしている。
「……ご苦労。
最近はフィッシャー・タイガーのあの事件で多くの海兵が減ってしまったことと、海賊が強大であることの照明がなされてしまったことで海兵志願者の減少が問題で、人手が足りなくなってきている。
引き続き、お前にも見回ってもらうこととなる」
この人がセンゴクって人なんだろうと思いながら、2人を見つめていたら、カモメ、じゃなかった、センゴク?のお爺ちゃんは私を見て、ガープお爺ちゃんに尋ねる。
「……その子は?」
「ブワッハッハッハッハッハ! いつもじゃが、センゴクは固いのう!」
「お前、という奴は……!
わしの感動を返せ!
貴様がようやく真面目に報告をしてくれたかと思えば、すぐにこれだ!」
「落ち着け、センゴク。
……この子が怖がっておるぞ」
別に怖くはない。
むしろカモメさんがとってもキュートだ。
だけど、KYというのはいけないとパパから教わった。
だから、言われた通りに怖がる。
私は出来る子なのだ!
私を見たセンゴクお爺ちゃんは、ゆっくりとため息を吐いて、無意識に自分が立ち上がって怒鳴っていたことに気づき、ゆっくりと椅子に座り直す。
そして、再度センゴクお爺ちゃんはガープお爺ちゃんに私のことを訪ねてくる。
「はぁぁぁぁ……。
……それで、その子は?」
「ああ、レイリーから友人の子供が、海軍になりたいから来いと言われて行った場所におったのがこの子じゃ」
「……レイリーが、か……」
「ガープさん、まさか敵が目の前におっちょるにぃ、みすみす見逃したわけじゃあありませんよねえ?」
センゴクのおじさんはレイさんが紹介したという重大さに熟考し、さっき黄色を叩いた赤い人がとても良い人とは思えない言葉遣いでガープお爺ちゃんに話しかける。
敵って誰?
「サカズキ、わしもレイリーと戦闘を行ったんじゃが、この子に止められてのう。
……この子は覇王色の覇気を使えるようじゃ」
「「「っ!!」」」
「え? レイさんって海軍の敵だったの?」
私はサカズキと呼ばれた赤い人とガープお爺ちゃんの話を統合して考えて、レイさんが海軍の敵だということに気がつき疑問の声を上げるが、皆何か違うことに驚いているようで私の疑問に答えてくれる人はいない。
一番最初に声出したのは、ダルそうにしていた癖にいつの間にか椅子から落ちていた青い人だった。
「ガープさん、それは本当ですか?」
違った。
私の問いには答えてくれなかった。
ガープお爺ちゃんは青い人に一瞥をくれて、何やっとるんじゃみたいな顔をすると質問に答える。
……ガープお爺ちゃんにすごく雰囲気が似てるんだけどなぁ。
「……ああ、そうじゃ、クザン。
……それにわしもレイリーも戦闘を辞めざるを得ん程の覇気じゃった」
「待て、ガープ。それが本当なら、まだ幼いというのにお前やレイリー以上の実力者ということになるぞ」
センゴクお爺ちゃんが期待半分、懐疑半分といったように尋ねる。
え、でもカイドウのおじさんとか、もっと強く笑顔を見せても動じないよ?
「そうじゃ。恐らくレイリーも同じように感じたと思う。
……もしやするとロジャーよりも強いやもしれん」
「そんなことが……あり得るのか……?」
新しい名前が出てきたロジャーさん。
分からないけど、カイドウのおじさんよりは弱いと思う。
ガープお爺ちゃんの言葉に絶句するセンゴクのお爺ちゃんは何かを思案しだす。
重たい空気のままで2分。
サカズキさんは懐疑心を、黄色い人も懐疑心を、そしてクザンさんも懐疑心を。
ただそれは、サカズキさんがガープお爺ちゃんへの懐疑心で、黄色い人は私に対してで、クザンさんは私がレイさんと知り合いというところに。
そして、センゴクお爺ちゃんはガープお爺ちゃんに、そういえばというようなことを訊く。
「それで、その子の名前は何だ?
……もしかすると有名な海賊の子供かもしれん」
「それはないと思うんじゃがのう……。
そういえば、わしもお前の名前を聞いとらんかったのう、キスショット」
「うん、そうだったね」
ああ、そういえばレイさんが私の名前を言っただけで、ファミリーネームを言ってなかったっけ。
私は、自分の名前を言った。
「私の名前は、キスショット・B・リンリン」
「ん? リンリン? お前は四皇ビッグ・マムの兄弟か?」
「いえ、ビッグ・マムがどなたかは存じませんけど、私のママの名前はシャーロットですね」
「「「え?」」」
「……ということは、お前の母親の名前はシャーロット・リンリンか?」
「はい、そうですよ」
「えええええええええええぇ!」
そう言うと部屋の中の空気が固まった。
センゴクお爺ちゃんは目頭を抑えて、私に背中を見せるように体を反転させる。
ガープお爺ちゃんは、舌を波打たせながら、目を大きく見開いて驚いている。
この場の多くの人が驚愕に顔を染めている。
そんな中でも、クザンさんは大方予想していたのか、次の質問をしてくる。
「……嬢ちゃん、父親は誰だ?」
「シンジ」
「「「え?」」」
今度こそ空気が固まった。
というか、ガープお爺ちゃんとセンゴクお爺ちゃん、身長のちっちゃなおばあちゃん、サングラスを掛けた紫の髪のおじさん以外のこの場の全員が気絶してしまった。
サカズキさんも、クザンさんも、黄色の人も皆泡を吹いている。
ここではガープお爺ちゃんもふざけた表情はやめて、本気で思案をしている。
頭に珠のような汗が何個もあるのはどうしてだろう?
「……キスショットといったね?
お前さんは父親や母親のことをどれくらい理解しているんだい?」
おばあちゃんが訪ねてくるので、胸を張って答える。
「分からない!」
その答えに更に頭を捻り出す。
そして、サングラスの人を抜いた三人は全員が一斉に口を開いて同じようなことを言ってくる。
「「「本当か(かい)⁉︎」」」
「は、はい」
その剣幕に苦笑いしながら私は答える。
パパとママは一体何をやってるんだろう?
原作を始めたいなぁ。
まあ、次からそうなんですけどね。
……インフレが激し過ぎて、話の方向性が見えない。