チート過ぎて意味がわからなくなったワンピ   作:サボリ魔ー

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重要そうで重要じゃないかもしれないオリキャラの登場です。
オリキャラはタイトル通りですよ。
あとがき長いです。


4,ゴリラ

4,ゴリラ

 

ーーーーーーーーーー

 

オヒゲスマーッシュ!

 

おっす! お前の愛しのオヒゲじゃ!

 

何が良いか迷(ry

 

それでじゃな、この宝箱には宝具を突っ込んだのじゃ。

 

何が良いかと考えて思いついたのが、いくつかの宝具と王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を授けようかと思っての。

 

じゃから、王の財宝にはわしが詰めた宝具しか入っておらん。

 

わしが入れるものじゃしぃ、期待しておいていいんじゃよ!

 

頑張るのじゃ!

 

ーーーーーーーーーー

 

俺はあれから10日間歩き続けていた。

あの後、帰刃(レスレクシオン)を使って、あまりの強さに驚いたし、何故か使えるようになった虚閃(セロ)虚弾(パラ)の使いやすさを思い知った。

それと同時にかめはめ波の存在意義が消えたということも忘れてはいけない。

そうして、見つけた二つ目。

 

紙の中に書いてあったように今回は宝具のようで、俺が読み終えると宝箱が俺の体の中に消えていった。

しかし、あのヒゲは俺を何にしたいのだろうか。

こんなに強くしても良いことなんてまるでないのに。

 

俺は手に入れた宝具を確認しようと思い、自身の中で王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を開こうとして、自分の船に何かが近づいている気配を察知して、宝具の中身を確認するのは後回しにする。

じゃあ、ジャンプ!

俺は瞬身の術で飛んだ。

 

着いたところに変わらずに放置されてある船。

船じゃわからないから、ノア。……はあるから……。

……王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)をもらったし、ヴィマーナという名前を付けてあげよう。

光ってはないけど。

 

船の名前を考えるのに3秒。

そのうちに周囲の確認。

そこに居たのは、ゴリラ。じゃなくて、屈強な男だった。

え? ここラフテルの奥の知られてない孤島でしょ?

それにこの船、ああ、このゴリラが泳いで来たのか。

 

俺がヒゲに疑問を抱きながら、内心でヒゲを罵倒していると、ゴリラ、じゃなくて男は話しかけてくる。

 

「お前は、誰だ?」

 

はい、普通の質問ですね。

ゴリラも人の言葉がわかるようである。

悪魔の実か? いや、霊長にだってこういう進化はできるはず。

……無理がないか? 幾ら何でもゴリラ過ぎる。

 

俺はゴリラスパイラルを頭で巻き起こしながら、質問されたことに答える。

 

「ウホホ! (俺はシンジだ!)」

 

あ、やべ。

俺がナメくさったかの様なゴリラの真似をすると、相手はドラミングを始めた。

 

「そうか、シンジか。俺はゴリ・ラリゴだ。お前は感づいてるようだが、悪魔の実、それもゴリゴリの実 モデル“マウンテンゴリラ”だ」

 

わかってたっていうか、見た目まんま。

ゴリゴリの実って、モデル“マウンテンゴリラ”なら、サルサルの実でよかった気もする。

そんな男は、さらなるゴリの高みを目指すかのように名前までゴリラだ。

しかし、ここにいるということは実力は推して知るべし。

 

「ここに何の用だ?」

 

「喋れるのかよ……。ここには用はない。直ぐに出航するつもりだ。こんな所にいたら、船に残してきた船員が発狂しちまう。

お前は分かってんのか? この島から感じるエネルギーはどれも俺なんかの比にならないぐらいデカイ。

……もちろん、お前もだ。いや、お前は別格……、次元が違うな。まあ、そう思うだけで強さがわからないけどな」

 

「へえ、やっぱり強いんじゃないか」

 

苦笑いしながら語るその言葉に嘘はない。

て言うか、仲間のゴリラがいたんですね。

 

強さがわかることはある程度の実力があることを示すことだ。

だから、俺の実力がわからないとはいえ、こいつは結構できるだろう。

感じる力は、この島の食物連鎖最下位の魔物と同じくらいのエネルギー。

ということは、逃げ回りながらも修羅神仏のいるこの島で生きるだけの力があるという事だろう。

 

「なあ、お前は海賊か?」

 

「おお! 海賊に興味があるか? 最近はルーキーが元気よくてな。俺みたいなジジイの同期は隠居するのが一番なんだよ」

 

「そうなのか?」

 

「ああ、最近有名なのはロジャーに白ひげ、金獅子とかだな。

それに対して、海軍もガープやらセンゴクみたいな若造が目立ってきてな。

……そういや黒腕とは一回戦ったが、気合が入ってたぜ。まあ、俺には及ばなかったがな。

それに、あれは相当な甘ちゃんだな。噂を聞いた限りじゃそうとしか思えない」

 

「あんた、結構、名前が売れてんじゃないのか?」

 

「そりゃそうだ。なんてたって、現懸賞金最高額の男だからな!」

 

「へえ……幾らだ?」

 

「おうよ、18億だ!」

 

インフレか? 

四皇の幹部が10億。だったら、四皇自身が10〜15億と考えても無理はないか……。

それを鑑みると、こいつはこの時代で一番強いのではないだろうか?

そんな奴に、やべえと言わせる島。

こいつは本格的にどうしようもなくなってきたな。

 

「じゃあ、お前がこの時代で最強なのか?」

 

「うーん……。仲間は皆そう言ってくれるし、海軍にもそうは言われるんだがな。もう俺も落ちめだしなぁ。最強とか言われても困る。

そうだ、シンジ。お前に最強の名前をやろうか? お前なら、俺だってくれてやれるしなぁ。

……俺の船のクルーだったヨーキの馬鹿もだいぶ前に病気で逝っちまったし、そろそろ俺も故郷の酒でものみに帰ろうと思っての最後の航海だ。

お前さえ良けりゃ、俺の二つ名くらいやるぜ?」

 

ヨーキというのはブルックの乗っていたルンバー海賊団ことだろう。

だとしたら、こいつは西の海出身か?

その辺は良いが、最強の名か。

欲しくないし、必要ない。

だけど、この男はきっともう楽になりたいんじゃないだろうか。

自分の家族と白ひげが言っていたクルー。それが自分の手の届かないところで、急にいなくなってしまうなんて辛い事だろう。

 

懸賞金は信用で上がるといってもいい。

悪質な犯罪を起こすことが確実な人間、世界に波紋を伝える影響力のある人物。

それらは、危険だ、そいつを野放しにしてはいけない、そんな信用あっての懸賞金だ。

シャンクスがいい例だろう。センゴクが海賊と判断しながらも、悪いようにはしないだろうという信用がある。

 

このゴリラも同じなんだろう。いや、おそらく利用されているな。

 

「あんた、その名前を狙って海賊が襲って来るんじゃないのか?」

 

「やっぱり分かるか? そうなんだよ。

仲間にはもう誰一人として欠けて欲しくねえのに、海軍は頑なに俺を最強だなんだと言って敵視して、他の海賊どもをけしかけようとする。

最強の男と呼ばずに挑んできたのは、最近じゃあさっきも言った黒腕だけだなぁ。

……二つ名なんぞ関係あるか、目の前の海賊は粛清だ、とかだったか? ……ああ、ただの馬鹿だっただけか」

 

「そんなものだろうなぁ」

 

俺は苦笑いする。

そんな熱血は要らない。

あんまり赤犬みたいなのを増やして欲しくないんだけどなぁ。

狂信者かなんかみたいでキモいし。

ゴリラは俺が笑うのを見て、笑いながら言ってくる。

 

「ウホホ。……俺は悪魔の実との同化が激しくて、感性がゴリラに近くなっちなったから今まで分からなかったが、お前はかなり綺麗な顔をしているな。

……俺の好みじゃないけどな!」

 

「ゴリラに好かれたくはない」

 

ゴリラはそう言ったが、俺の顔立ちはあれだと思ってくれ。

……不本意だが、慢心王。

訳がわからないかも知れないが、地球で生まれつきこの姿だった。

俺の中学の知り合いでエロゲに手を出した奴が、俺の姿が金ピカとそっくりだって言って来たから、確認してみりゃビックリ。本当に顔立ちも背丈も瓜二つだった。

……ここで中学の知り合いということにツッコんではいけない。

 

それからの少し間、俺が金ピカ呼ばわりされると同時に、知り合いは18禁のゲームに手を出したことが親にバレて怒られたみたいだった。

……これも、俺に『お前のせいだ!』って言ってきた事件の一つだ。

 

ゴリラはいい笑顔でサムズアップをキメた。

俺はそれに呆れを含んだ本心を打ち明ける。

 

ゴリラは俺の言葉を聞いた後、撤退する気のようで最後に一つ俺に質問をぶつけてきた。

 

「お前は海賊になるのか? 海軍になるのか?

……まさか、その船を使わねえってわけじゃねえだろうし」

 

この質問は意外だった。

最強の名をくれるって言うんだから、海賊になることを確信してると思ったのだが……。

でも、俺はそれを考えていなかったなぁ。

原作ブレイクをする。これが目標である以上、立場はどちらでもいい。

俺ならばれないように全ての行動を行うことも可能だし。

如何するか……。

 

「そうだな……。どちらもというのはどうだろうか?」

 

「どちらも? どういうことだ?」

 

ゴリラもこの回答には意外だったのか、鼻を鳴らしながら興味を示し、俺の回答を待っている。

 

「いやな、海軍っておかしいと思わないか?」

 

「どういうことだ?」

 

「ピースメインという、海賊からしか略奪しない海賊がある。これとやっていることは殆ど同じはずなんだ。なのに、奴らは正義だなんだと正義の為なら犠牲もやむなしと選択権なく住民を殺すときがある。

それだと、最早住民から略奪をする海賊と変わらない。

……俺が目指すのは、自由。

そんなふざけた信念を持つ海軍をぶっ飛ばし、ピースメインを心がける。

あー、なんだかんだ言ったが、結局は海賊だな」

 

「ははは、そりゃ俺と同じようなもんじゃねえか!

楽しく行くために、住民との触れ合いを。

笑顔のために、芸術を。

それを脅かす馬鹿には鉄槌を」

 

「へえ……、でもまあ、同じ志の人間がいることもあるだろうな」

 

俺はゴリラに笑って見せ、ゴリラは俺に笑い返しながら踵を返し海に足を入れていく。

 

「謙遜は止めとけよ。多分、この時代最強の海賊はゴリ・ラリゴ、あんただよ」

 

「ありがとよ。

ーーーじゃあな」

 

「ああ、じゃあな」

 

最後はあっさりとしていた。

ゴリラは能力者の癖に、水面を蹴りながら遠くに見えるこの船船の壁に向かって走っていく。どちらかと言えば、足の握力で水面を握って投げているという感じに近いな。

こんな奴が最強じゃないって言うのは逆にすげえよ。

ゴリラの後ろ姿を一瞥して、俺は宝具の確認をする。




はい、原作と変に関係を持たせました。
まあ、ヨーキの馬鹿は死んでますから、関係ないんですけど。
ブルックがでるくらいまで進めば、ブルックが『船長から聞いた話だと』的な感じで若干話すかもしれないです。

ゴリラはラフテルに到達することは出来ましたが、後にロジャーが後世に伝えるワンピースの発見には至りませんでした。まあ、色々と必要な要素がありそうですもんね。
それと同時にラフテルがゴールだと新世界の海賊たちに教えたのもゴリラです。
襲って欲しくなかったんです。ゴールを示せば襲ってこないかもという算段です。

ゴリラが最強というのは、コングが海軍で一番偉いなら海賊では、ドンキーかゴリラしかなくね?という感じからです。
……すいません、単純に作者はゴリラという存在の面白さが好きなだけです。

ーーー何故か、巨漢のあだ名になるもの。

ーーーそれは、ゴリラ。

ーーー幾層にもわたって積み上げられた強靭な筋肉を有し、その猛々しさをドラミングという自傷行為で示そうとする残念な霊長類。

ーーー身長が高いと、ゴリラ。ガタイが良いと、ゴリラ。老け顔だと、ゴリラ。『お前なんか猿っぽいな?』、ゴリラ。

ーーー子供の不思議の一つ。『比較的大きな奴は皆、ゴリラ』

気をつけてください。作者の弟のあだ名は、猿、チンパンジー、ピテカントロプス、アウストラロピテクス、サヘラントロプス・チャデンシス、オランウータン、ゴリラ、マウンテンゴリラ、キング・コング、うんこ、だったそうですから。
長文ですいません。
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