比企谷八幡が天才プロゲーマーだったら   作:KN HR

2 / 2
やっと2話目が投稿できました。

今回はいくつかのゲームの要素を出しています。
わからなかったり、分かりずらかったりしたらすみません。

あと、私自身そんなにゲームには詳しくないです。



比企谷八幡の過去と今

話をしよう、

あれは今から36万・・・いや、10年前だったか。

まぁいい、私にとってはつい昨日の出来事だが、君たちにとっては多分この後の出来事だ。

彼には何通りかの名前があるから、なんて呼べばいいのか。

確か最初の名前は・・・八幡、

そう、あいつは最初から言う事を聞かなかった。

私の言うとおりにしておけばな、まぁ、いいやつだったよ。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

「そんなんで大丈夫なの?」

 

「大丈夫だって」

 

―――これは八幡が小学校の時の話

 

彼はまだそこまでゲームに熱中していなかった。でも彼は天才だった。

どんなゲームでも敵なし。最初はできないことがあってもすぐに何でもできるようになる。

 

彼にもゲームを通じて知り合った同級生たちがいたのだが、「お前とやってもつまんないんだよ」などを言われてすぐに誰からも相手にされなくなる。

さらには彼に負けたやつらが「イカサマしてるだろ!」などと言い出すようになり、周りのやつらもそれを信じてしまうのだ。

その結果彼はいじめを受けることになる。

 

実際彼は負けたことがなかった。そういうふうにとらえられても仕方なかったのかもしれない。

第一彼らはまだ小学生なのだ。あまり物事をよく考えず、感情的になってしまうのも当然であろう。

 

 

 

彼はゲームが本当に好きだったのだ。

だがそのゲームこそがいじめの原因である。

いじめが始まった日、その日から彼の眼は光をなくし、心の底からゲームを楽しむことができなくなってしまうのである。

 

だから彼は刺激を求め、あるゲームの大会に出ることにしたのだ。

それでも八幡はやる気がでなかった。

いままで苦戦すらしたことのない彼は慢心していたのだ。

強い奴とゲームをしたいと思いながらも、心の中では”自分に勝てる奴なんていないのではないか”なんて考えていたりしていた。

だから練習すらせずにだらだらと過ごしていた。

そこを妹である小町に「そんなんで大丈夫なの?」と聞かれたのである。

 

そして彼は「大丈夫だって」と答えたのだ。

 

ちなみに小町はこの時”一回ゲームで痛い目にあえばいいのに”とダメ人間となった兄を見ながら思っていたらしい。

 

 

 

 

 

―――実際に彼は特に苦戦もなく決勝まで勝ち進んだ。

決勝が始まる前の彼の眼は死んだ魚のようだった。

 

(やっはり、こんなもんなのか。初めのころは楽しかったゲームも、少しやってみればすぐに周りより圧倒的にうまくなって楽しめなくなってしまう。)

 

もう一人の決勝進出者が出てくる。

その人物は結構有名らしく、会場がどっと盛り上がる。

 

それでもただ一人彼はそれを冷めた目で見ていた。

 

(期待するだけ無駄だな。どうせゲームなんてただの暇つぶしなんだし、テキトーにやってさっさと帰ろう)

 

彼の眼にはもう決勝の相手など映っていなかったのである。

 

―――それがいけなかった。

 

 

彼が本気だったならもっといい勝負ができただろう。

もっと楽しめただろう。

 

彼は初めて負けたのだ。実況の人が勝者の名を叫ぶ。

その声が聞こえた時、彼は泣いていた。

悔しかったわけではない。

 

ただ楽しかったのだ、うれしかったのだ。

 

彼の眼には光が戻っていた。

彼は泣いていながらも笑っていた。

 

その笑顔は子供がする無邪気で純粋な笑顔そのものだった。

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

朝、俺の1日はゲームから始まる。

というか1日のほとんどがゲームだ。

 

 

まあ、今の俺の信条は【ゲームに喜び、ゲームに怒り、ゲームに泣き、ゲームに笑う】だからな。ゲームこそが俺のすべてであり、ゲームこそが俺の本物なのだから。

 

 

・・・話を戻そう。

 

ゲームをしながらついでにご飯を食べ、歯を磨く。

 

その後、家を出る前に小町に話しかけられた。

 

「もう!またゲームばっかりしてる〜、少しはゲーム以外のこともしなって言ったじゃん。」

 

「俺に死ねと申すか」

 

「いや、死なないでしょ。・・・それでも気をつけてね、また事故にあわないか小町は心配してるんだよ。 あ、今の小町的にポイント高い!」

 

なんのポイントだよ。

 

「 まあ、気をつけるよ。さすがに二度目は御免だからな。」

 

そう、俺は一度交通事故に遭っている。

入学式の日、俺は道路に飛び出した犬をかばって車に轢かれたのだ。

 

そのせいでゲーム機が壊れデータが消滅したり、入院中は足や片腕が使えず、腕一本でしかゲームができなくなるなど散々だった。

 

まあ、別に犬をかばったのを後悔してるわけじゃない。

人間として助けられる命を見捨てるようなことはしてはダメだ。

 

ゲームなんて壊れてもまた買えばいい、だか命は1つだ。

もちろんゲームみたいにコンティニューなんてできない。

 

だから俺は正しいことをしたと思っている。

 

「いってきます」

 

俺は学校に向かう。

・・・もちろんゲームをしながらだ。

 

寝ながら自転車に乗るやつもいるのだ、ゲームをしながら自転車に乗るやつがいてもおかしくないだろう。

 

 

 

―――そんなわけで学校に着いたわけだが、ゲームだけはやり続ける。

教室に着いても、授業中でも、昼休みでも、ゲームの手だけは止めない。

別にゲーム以外のことをしないわけじゃない。

周りの話も最低限聞いてるし、授業中に当てられたってしっかりと答えている。

さすがに、テストなどのどうしようもない時にはしないが逆にできる時はずっとしているわけだ。

今日も学校で9割9分ゲームをしていたしな。

 

放課後になり俺は帰ろうとした。

え、部活?何それおいしいの?

当たり前だが俺の中では、奉仕部<ゲーム、となっているので仕方ない。

どうしてもいって欲しいなら頑張って俺の好感度上げるんだな。

 

ちなみに俺の好感度を上げるための一番効率の良い方法は大量のゲームを貢ぐんだな。

あれ?ゲームあげれば好感度上がるなんて、俺ってちょろくね?

 

・・・うん、アホなこと考えてないで帰ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――「なん・・・だと!?」

 

平塚先生に見つからないように考え抜いたルートを通っていたというのに・・・なぜ、俺は平塚先生にエンカウントしているのだろうか。

 

【平塚先生が現れた!】

 

「どこに行くつもりだ?ここから先に行っても部室には行けんぞ?」

 

【平塚先生は不敵な笑みを浮かべている】

 

「い、いや・・その・・・」

 

【八幡は怯えている】

 

こうなったら・・・

 

【 ・たたかう   →・逃げる   ・ぼうぎょ   ・どうぐ】

 

・・・そう、逃げる!

俺は無駄のない動きで後ろを向き、振り返らずに全力疾走した。

 

【八幡は逃げだした】

 

だが、スピードに乗る前に追いつかれる。

 

【残念!この戦いからは逃げられない!】

 

まさかのボス戦だったみたいだ。

 

【平塚先生の<組み付き(73)>】

【ジャラジャラ(サイコロの音)・・・『32』 成功】

 

平塚先生の手が迫ってくる。

実際には後ろを見れていないのでその手は見えていないのだが、そのあまりにも明確な存在感のおかげでなんとなくわかった。

このままでは無理やり部活まで連れて行かれるかもしれない。

なんとか回避しなくては、と思い無理をしてでも回避しようとした。

 

【八幡の<回避(64-31)=(33)>】

【八幡は体勢が悪く回避力が下がった】

【ジャラジャラ・・・『56』 失敗】

 

俺はあまりにも無理な体勢だったためか、足を滑らせ、そのまま倒れる。

頭から倒れたが、なんとか頭は守ったがそのせいで体全体を打ち付けたみたいで痛い。

だが動けないほどではないので立ち上がる。

俺はもう諦めることにした。

よく考えればなんであんなに必死になっていたのだろう。

奉仕部でもゲームはできるだろうにな。

 

【八幡は冷静になった】

 

平塚先生が近づいてくる。

 

【平塚先生が心配そうな目でこちらを見ている、どうしますか?】

 

「私も少し悪乗りしたが、何をやっているんだ君は」

 

「・・・すみません。 あまりにも迫力があったので・・・」

 

【八幡はとりあえず謝った】

 

「はぁ、とりあえず保健室に連れて行こうか?」

 

「いえ、保健室はいかなくても大丈夫です」

 

【八幡はやせ我慢している】

 

・・・いや、してないよ。マジで。

いままで冷静じゃなかったから気にしてなかったけどなにこのナレーション。

このナレーションの人絶対面白がってやってるよ。

そろそろ黙れよ、気が散るからな。

 

「本当か?一応こうなったのは私のせいなんだが・・・」

 

「いえ、これは自業自得ですよ。早く部室に行きましょう」

 

「・・・まあ、君が良いと言うなら良いだろう。ただもし痛むならすぐに言うんだぞ」

 

「わかってますって」

 

そう言って俺は部室に向かうのだった。

お?あのナレーション黙ってくれたようだな。

というかやっぱり気のせいだったんだな、うん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――【八幡の冒険は始まったばかりだ!】

 

漫画の打ちきりかよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

いまさらだが俺は平塚先生とのあれこれの最中もずっとゲームをしていた。

無理な体勢だったのもこのゲームをしていたせいだ、だが後悔はしていない。

俺ができる時にゲームをしないなんてありえない。

ゲームは俺からすれば息をするようなものであり、気絶していようと手にゲームがあればやれる気がするぐらい俺にはゲームが必要なんだ。

 

まあ、ここでこのまま俺にとってのゲームを語っても良いのだが、そんな話誰も聞きたくないだろうからこれで今回の話は終わらせよう。

 




どうでしたか?

エルシャダイの有名なシーン、ドラクエのナレーション、クトゥルフのダイスなどを出してみました。
ダイスも実際に振って出た数字を使っています。
もちろん振り直しはなしでやりました。まあ、証拠はないですけどね。
あと平塚先生の『組み付き』など、すべての数字はダイスで決めました。

一応書いておくと、
平塚先生の『組み付き(73)』
八幡の『回避(64)』

今後もこんな感じでゲームのなにかしらを出すかもしれません。
といっても前書きにも書いていますがゲームがそこまで詳しいというわけではないし、おかしい部分があるかもしれません。
おかしかったらすみません。

あと、次の話で由比ヶ浜登場です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。