ストライクウィッチーズ Assault Warfare   作:t5m5k2

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だいたい人物が出そろいました。
CoDMW2のTF141の3人、GRFSのコザック、ACahのTF108の2人と、501部隊が出会います。

あり得ない描写もあるかもしれません。
 シェパード大将>>了解だゴースト、作中に変な描写がないか調べろ。誤字脱字にキャラ崩壊、何もかもだ。


3 , ゲームの世界

「全員聞こえる?敵は大型の単機よ。装甲は厚いだろうけど、落ち着いて叩いて。いいかしら?」

ミーナが怒鳴ると、追随する僚機から了解の返事があった。

「しっかし本当に大きいなこりゃ。」

「時間かかりそうだね~」

「さっさと終わらせちゃおう。」

 いつもの戦場ね、とミーナは思った。そろそろ、奴―――ネウロイとの交戦距離に入る。さながら航空要塞のようなネウロイは、美緒ら連合軍第501統合戦闘航空団と真正面からぶつかる勢いだった。作戦開始の合図を出そうとした瞬間、ミーナの視界に異色の物体が飛び込んだ。

 

「飛行機―――?」

 

誰かがそうつぶやく。

 

 

*****

 

 

驚いたのはアレンの方だった。なにせ、意味不明の巨大な黒い物体と、これまた理解不能なことに生身の少女らが空を飛んでいるからだ。

 

「おいおいおい、何だこれは!?」

『(ロ)どうかしました~、少佐~?』

『(ディ)さすがにここからじゃ見えないわね。』

 

呑気な…、いや、状況を知らないがゆえに落ち着いているのか、そんな平和ボケした声が返ってきた。

 

『(ゴ)何が居ますか?特にでかいのは。』

「えっと、滅茶苦茶でっかい爆撃機みたいなのがひとつ。それと、女の子!?レシプロ??!」

『(マ)少佐、落ち着いて。爆撃機と女の子だって?!』

『(コ)レシプロって…。ここは1900年代ですか?』

 

とにかく信じられない。でっかい、とにかく大きな黒い浮遊物。それと、それに向かって飛ぶ少女ら。しかも、少女らがどうやって飛んでいるかというと

 

「履いてる…?プロペラが足にくっついてる?」

 

というのだ。再び混乱し始めた思考を整理しようとした刹那、ヘルメットのヘッドフォンがけたたましい警報音を奏でた。目の前で浮かぶ黒い物体から赤い光線が伸びてくる。何かは分からないが、あわててスロットルを全開にする。上を向いたままだったので、HMDの高度を示す数値が爆発的に上がる。それでも警報音が続くので、アレンはスティックを手前に引いた。推力偏向ノズルとフラップが動き、機体が後方へ倒れる。警報が鳴りやむと、黒い物体を正面にとらえることができた。どうやら、警報音を発させた原因は先ほどの光線らしい。

 

「野郎…。確認なしで攻撃するとは良いサービスじゃねぇか。」

 

アレンは素早く兵器コンソールに手を伸ばし、兵装の残弾チェックを行った。AIM-9Ⅹが1つ、AIM-120Dが2つだった。あと、M61A3機関砲が90発。どの程度の厚みを持った装甲かは知らないが、アレンはAIM-120Dを1発撃ち込むことにした。発射ステーションにミサイルのマークをスライドさせる。HMDに目標のカーソルが生まれ、黒い物体に重なる。カーソルが赤くなった瞬間

 

「喰らえ、FOX3!」

 

バシュッという音とともに、白い噴煙が伸びていった。すると、再度の警報音とともに、黒い物体から赤い光線が伸びてくる。

 

「新兵器のご登場だな。まるでどっかのゲームみたいだ。」

 

とつぶやいたアレンは、加速して機首を起こし、向かってくる無数の光線を交わした。ドンという音が響き、先ほど放ったミサイルが命中したのを確認する。同時に光線の雨が止む。スティックを動かして、再び黒の浮遊物に機首を向ける。見ると、浮遊物からもうもうと煙が上がり、物体が不自然に傾いている。どうやら効果があるようだ。

 

「ふぅ…、あのドス赤いのはなんだ?」

『(?)そこの戦闘機。聞こえるかしら!?』

 

突然の怒声に、アレンはびっくりした。

 

「はいっ!何でございましょうか!?」

 

いつのまにか無線が繋がっている。あまりにも唐突だったので、無意識のうちに変な敬語が出た。もしかして味方同士?攻撃してまずかった感じ?

 

『(ゴ)今度はいったいなんですか少佐。』

『(ロ)賑やかですね。』

『(?) あなたはどこの誰かしら?所属と名前は?』

 

随分怒っているように聞こえる。お前こそ誰だと聞き返そうと思ったが、やめた。

 

「NATO連合軍、タスクフォース108所属、アレン・ロイド・レスリー少佐だ。コールサインはアクイラ1。…勝手に手を出して悪かった。」

『(?) なとー?たすくふぉーす?108?どこの部隊かな~。』

『(?) とにかく危険よ、離れてなさい。』

 

むこうは何ら自己紹介しないままだったが、アレンは何も言わずに離れた。そのまま降下し、ノーマッド63のヘリまで近づく。

 

『(ディ)どうだったの?』

「なんか空飛ぶ女の子が10人くらいいた。ミサイル1発撃ったら怒られたけど…。」

『(コ)なんですかそりゃ?レシプロ機ですか?』

「いや、何か足に履いててさ…。小さいプロペラ?みたいなものがついてた。」

『(マ)もしかしたら、俺らから言うトンデモ超兵器の登場のようだな。』

『(ゴ)でっかいのはなんでした?』

「えっと、黒くてとにかく大きな要塞、って言ったほうがいいかな。ミサイル当たったら真っ赤なのが見えた。」

 

ここからは、雲に隠れて少女や浮遊物が見えない。もう一度上昇してみるのも良いが、また怒られるのはゴメンだ。ましてや、

 

「なんかごついライフル持ってたな…。LMGのような…。」

 

といった武器?に撃たれかねない。

しばらく考え込んでいると、思い出したかのように数本の光線が降り注いできた。遠くに見えただけで当たりはしなかったが、さっきアレンがミサイルを当てた物体が、また攻撃を開始したのだろう。

 

『(ク)あれは…?』

「そう、レーダーに映ってる大きな物体が攻撃に使っているであろう光線。どんな兵器かは知らないけどな。」

『(コ)レーザーに空飛ぶ少女か…。』

『(ロ)テレビアニメみたいっすね。』

 

ローチが言ったことは、間違いではなかった。

その時、ヘルメットのヘッドフォンが警報を鳴らした。コンソールに目を走らせると、例の物体が接近していた。左を振り向くと、さっきの下の部分がのぞいている。上空の少女らの攻撃で堕ちてきたのか?しかし、その考えは違った。物体自ら降下している。しばらくして全体の8割が見えたころ、再び光線が伸びてきた。

 

「うぉぇ?!」

『捕まって!回避する!!』

 

幸い距離があったため、あたることはなかった。流れ弾か、または狙われてたか。アレンは攻撃してくる物体を何とかしたい気持ちになった。

 

「奴を墜とす。63、低空に退避しろ!」

『了解、幸運を。』

 

いつものレスリーに戻った。戦場で飛ぶ彼に。

雲より下に来ていた物体は、再び高度を上げて見えなくなった。それを追ってアレンが雲を抜けると、さっき黒煙をはいていた物体が健在だった。対する彼女たちは―――

 

『来るわ、よけて!』

『きゃぁぁぁっぁぁ!』

『また来るわよ!!』

『リーネちゃん!?』

 

予想通りだった。浮遊物の無数のレーザーに対し、彼女らは散り散りになっていた。

 

「くっそ!おい、だれか応答しろ!」

『(?)まだ居たの!?はやくどっかに…』

『(?)中佐、後ろ!!』

 

誰かは知らないが、一瞬だけ答えてくれた。しかしそれもつかの間。新たな攻撃が襲い掛かる。

 

「元気になったのかこいつ…。」

 

そうつぶやいたアレンは、

 

「やってやる。おとなしく餌になれ。」

 

と一人呟いた。

 

 

*****

 

 

アレンのF-15SEⅡには、ミサイル2つと機関砲90発しかなかった。しかし、先ほどの一発でかなりのダメージを受けていた。破壊できるか半々。なら、やってみるしかない。すると、

 

『(マ)少佐、こっちにはタスラムがある。ここからも狙えるぞ。』

 

それは心強い。タスラム―――分類こそ対戦車ミサイルであるが、対地・対空問わずに攻撃可能な万能ミサイルだ。戦車や攻撃ヘリを破壊できる威力なら、目の前の浮遊物にも有効だろう。

 

「そこらにいる御嬢さんたち、巻き込まれたくなければ離れてろ。」

 

文句の一つでも返ってくるかと思ったが、彼女らは黙って離れていった。あるいは引かれたか?

 

『(ロ)少佐、いつでも。』

 

ローチがロックオンを完了する。

 

「分かった…。撃ってくれ。」

 

担いだ発射筒から圧縮ガスによって押し出されたミサイルは、丸1秒開けてから、ロケットブースターに点火した。ヘリから急上昇したタスラムは、目標となる物体目がけて突進する。

レーダーにミサイルのマーカーが映ったのを見たアレンも、ミサイルの発射ボタンを押しこんだ。すぐに発射ステーションを切り替え、また押す。ウェポンベイから2つの噴煙が伸びていく。残るは、機関砲90発のみ。たった90発を残しても意味ないと感じたアレンは、700mに迫った物体に向かって機関砲を打ち込んだ。その時にはすでに2本のミサイルが命中していた。その間にもレーザーが飛んでくるが、レスリーには手に取るように、その弾道が読めた。最低限の回避行動で、機関砲の弾丸が外れないようにする。わずか90発の弾丸は、1秒も経たずに切れた。しかし、これが致命傷となってくれた。連続して爆発が起こり、声とも聞こえにくい悲鳴のような音が響く。どうやら、黒い物体が発しているようだ。数秒後、パッと銀色の花を散らし、黒い物体は消滅した。

 

「ターゲット破壊。」

『(ディ)ナイスキル。』

『(ロ)よっしゃ、グッドキル!』

 

機体を自動操縦で水平に戻す。すると、無線が入った。

 

『(?)そこの戦闘機、協力に感謝するわ。』

 

優しそうだが、どこか怒っている声が入る。

 

「どうも…。そうだ、あなた方は一体誰だ?」

『連合軍第501統合戦闘航空団、ストライクウィッチーズの隊長、ミーナ・ヴィルケ中佐よ。』

 

一つ階級が上。やべっ、ため口だった…。

 

「すみません中佐。加勢してまずかったでしょうか?」

『構わないわ。助けてもらったといってもいい。』

 

やっぱ怒ってんじゃないか、とアレンは思った。しかし、そのあとになったアラームが、アレンに最優先任務を伝えていた。燃料が不足している。いろいろと聞きたいことはあるが、とにかく補給しないといけない。

 

「あ…。中佐、燃料ビンゴだ。最寄りの空港へ降りたい。どこか知っている場所はありますか?」

『なら私たちの基地でいいわ。すぐそこよ。』

 

すぐそこというのは、どのような感覚か気になったが、まだ数キロは飛べるはずだ。弾薬を全て撃ちきった状態なら、出撃時よりはるかに長く飛べる。

 

「了解、感謝します。あと、連れのヘリもお願いします。」

『ヘリ?』

 

まるでそれを知らないような答えだった。まただった。この世界が、自分がいた世界ではないかもしれないということだ。

 

*****

 

彼女らの最後尾をついていくのかと思ったら、隊列の前方で飛んでいた。後から撃たれたりしないか警戒したのだろう。しかしこちらの武装は皆無で、攻撃のしようがない。ノーマッド63も同じだった。速度は出せても300㎞/hなので、アレンはいつもより速度を落として飛ぶ必要に迫られた。スティックとスロットルを細かく操作し、ノズルの角度を調整しながら飛行する。ノーマッド63まで飛行隊の中央に置かれたのは、さっきの戦闘で多スラムを撃ったからだろう。

 

(なんだか大変なことになってきたな。)

 

しばらく飛んでいると、雲間から白い建造物が見えてきた。

 

『(ミ)あれが基地よ。』

「滑走路は?」

『見えないの?』

 

なにやら建物から伸びた灰色の板がある。ん…?短くないか?

 

「中佐、滑走路の距離は?」

『大体200mよ。どうかした?』

 

そうか、中佐をはじめとする彼女らはレシプロか。ジェットなのはアレンだけだった。レシプロなら短距離で止まれるだろうし、ノーマッド63はそもそも滑走路が必要ない。おっと、俺もV/STOL機だったか。

 

「なんでもないです。」

『…?まぁいいわ。管制、着陸の許可を願います。あと、航空機が2機いるわ。』

『(管制)了解。501部隊、並びに付随の航空機、第1滑走路への着陸を許可します。』

 

ミーナが手で合図する。先に行けということか?

 

「ノーマッド63もだろうな…。ディアナ、続け。」

『63、コピー』

 

顔を前に向け、滑走路に向き直る。いつものマニュアルどおりに着陸作業に入った。ここに来たはいいが、このあとどうするかな…。どうも今いる場所は、2時間前までいた世界とは違う。何か起こっている。

 




読んでくださってありがとうございます。

今回は少し字数を増やすよう努力しました。とはいっても、ひとつのことを事細かに書いているだけですが…。


ご感想・ご批評、お待ちしております。


《加筆》
AAM-6ⅢをAIM-120Dへ変更
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