久しぶりの投稿です!!
「ちゃおッス、俺の名はリボーン。」
全身に黒いスーツを纏い黒い帽子に緑色のカメレオンを乗せた小さな赤ん坊は悠斗を蹴り飛ばしたあと、何食わぬ顔で名乗った。
「な……なんだこの赤ん坊?赤ん坊がこんなにペラペラ喋るものなのか?第一なんでスーツ姿なんだ?」
突如現れたこの赤ん坊に透流は恐る恐る近づいた。すると、
ダァンッ
「赤ん坊赤ん坊ってうるせえぞ、頭に風穴開けられてえのか?」
透流の顔すれすれを銃弾が通り過ぎた。
「な……え…?えぇぇぇえ!?な…なんで赤ん坊が拳銃なんか…」
ダァンッダァンッダァンッ
「だから赤ん坊赤ん坊ってうるせえぞ」
続けて3発もの銃弾が透流すれすれのあたりに炸裂した。
「うおぉぉぉい!?何やってんだリボーン!!頼むから透流を殺さないでやってくれ!!」
「だって〜ムカついたんだも〜ん」
と可愛子振るリボーン
「その喋り方やめろ!!めっちゃウザい!!」
「ゆ…悠斗…その赤…じゃなくてその子は一体…」
透流は恐る恐る悠斗に聞いた。
「はぁ……こいつの名前はリボーン、俺のボスの家庭教師(かてきょー)兼殺し屋だ」
「えぇぇぇえ!?ま…まさか前に言ってたランニングで1秒でも遅れたら手榴弾投げつける教師(10話 狼と紅茶参照)ってその人のことなのか!?」
「まあな、こんな姿だけど絶対侮るなよ。何たって世界最強の殺し屋なんだからな。俺より強いと思った方がいいぞ」
ドガァァンッ
突然悠斗の頭にハンマーが叩きつけられ地面に頭が埋まった。形状記憶カメレオンのレオンが変身したのである。
「俺より強いとはひよっこの分際で随分偉そうになったな悠斗、俺とお前じゃ天と地ほども差があるぞ。どっちが強いかって比べることすら生意気だ」
「がふっ…いきなりハンマーで殴るんじゃねぇ!!っていうかリボーンお前一体何の用で来たんだよ?」
悠斗地面から顔を出してリボーンを睨みながら問いただした。
「大した用じゃねえよ。お前がどんな様子が見に来てやっただけだ。最近大怪我したってツナから聞いてたが鍛錬が足りねーな、そんなんじゃ今に野垂れ死ぬぞお前」
「わかっているよ。だから特訓し直してるっての。今の俺は死ぬ気の炎の力に頼っているところがあるからな。一刻も早く《焔牙(こいつ)》を使いこなせる様にしねぇと」
「ふん、何が足りねーかぐらいはわかってる様じゃねーか。その点はツナよりはマシだな。にしても…」
突然リボーンは透流たちの方を見た。
「どいつもこいつも悪くねー素材だがまだまだ粗い削りだな」
「久しぶりね、Mr.リボーン」
リボーンにリーリスは近づき挨拶した。
「なんだ誰かと思ったらリーリス・ブリストルか。確かイギリスの学園にいると思っていたが」
「訳あってこっちの学校に通っているのよ。この間はボンゴレファミリーに助けてもらったわ。ありがとう」
そう言ってリーリスはリボーンに頭を下げた。
「気にするじゃねえ、ツナ達にとっても良い勉強になっただろうからな。特にこいつにとっては良い薬になっただろ」
そう言いながらリボーンは悠斗の頭をポカポカ殴った。
「とりあえず俺は九十九 朔夜のところに行ってくる。あいつにこのあいだのことで話があったからな」
そう言うとリボーンは悠斗を殴るのをやめてトコトコ去って行った。
「……なんか凄い人だったな…」
「全くだ…悠斗が瞬殺とは…世界最強の殺し屋というのは伊達では無いということか」
「…ツナは昔は何をやってもダメダメなダメツナって言われてたけどそれをボンゴレのボスにしちまったのは他でも無いあの人だからな…」
「久しぶりだな朔夜、悠斗を学園に送る時以来か?」
リボーンは理事長室にて朔夜と対峙していた。側には月見 璃兎と三國がいた。
「久しぶりですわね《最強の赤ん坊(アルコバレーノ)》リボーン。わざわざお越しいただきありがとうございますわ。それで?本日はどう言ったご用ですの?」
朔夜は笑みを浮かべながらリボーンに話しかけた。
「このあいだの《殺破遊戯(キリングゲーム)》、幸いにもこちら側は怪我人こそいたが犠牲者は0人だった…だけどそれは俺たちがいたからこそのことだ。なんで警備の数をたったあれだけにした?お前が相手の戦力を見誤るはずがねぇ。わざとだろ?」
その時、先ほどのフザれていた時の顔とは異なる鋭い目つきでリボーンは朔夜を睨みつけた。その時、三國は朔夜の前に立ちふさがった。
「…過酷な状況下で芽吹く種子(シード)こそ、美しき花を咲かせると私は考えていますわ。全ては我が道が《絶対双刃(アブソリュート・デュオ)》に至るためですわ」
「……そうまでしてその《絶対双刃(アブソリュート・デュオ)》とやらに至りてぇってのか…」
「おかしなことを言うものですね。《最強の赤ん坊(アルコバレーノ)》ともあろうものが」
朔夜は冷酷な笑みを浮かべながらつぶやいた。
「私は祖父、九十九 月心(つくも げっしん)より《操焔(ブレイズ)》を受け継ぎし《魔女(ディアボリカ)》…《絶対双刃(アブソリュート・デュオ)》に至ることこそが私の使命であり…生きる意味ですわ。」
「……覚えておけ九十九 朔夜。もしこれから先、ボンゴレに喧嘩を売る様な真似をする様なら、俺が黙ってねーぞ」
そう言うとリボーンはいつの間にか抜いていた拳銃をしまって部屋を去って行った。
「…ハハッ、やっベーなあいつ。あれが世界最強の殺し屋にして《最強の赤ん坊(アルコバレーノ)》リボーンってか…銃を抜いているのに全く気づかなかった」
「長年の呪いが解けたことによって力が全盛期に少しずつとはいえ戻りつつあると言うことですわね…」
冷や汗をかきながら机に腰をかけた璃兎とは対照的に朔夜は顔色一つ変わっていなかった。
「願わくば______我が道が《絶対双刃(アブソリュート・デュオ)》へと至らんことを」
「…ってなわけであいつはツナの家庭教師をやっているってわけよ」
「へぇ〜なんか凄い意外だったな…綱吉さんってマフィアのボスって言うから始めから凄い人なのかと思ったけど」
リボーンが去った後、悠斗は透流たちとリボーンの話をしていた。
「あいつがボンゴレのボスの血筋だって自覚したのは2年前だからな、それまでは平凡な中学生だったってさ」
「そういや悠斗と綱吉さんの出会いってどんな感じだったんだ?」
「ん?あぁ、あいつと俺の出会い?殺し屋と標的(ターゲット)」
「………マジで?」
「色々あったんだよ。まぁ今はあいつとは友達(ダチ)だけどな」
悠斗は懐かしげに呟いた。
「何感傷に浸ってんだテメー」
ドガァァンッ
「グハァッ!!」
リボーンがとてつもない勢いで悠斗の顔面に飛び蹴りをお見舞いした。
「ったく相変わらず油断しやがって…っとそれよりお前、ちょっと来い」
「……え?」
リボーンはみやびの方を向くと手招きした。
「ちょ…おいリボーン!?お前みやびに何を…」
「心配すんな、ちょっと話がしてーだけだ」
「…わかったよ。みやび、何かあったらすぐ俺を呼べよ」
「うん、ありがと悠斗くん」
そう言うとみやびはリボーンとその場を後にした。
「……みやび…」
「そ、それで…なんの話ですか?」
みやびはリボーンと格技場の裏にいた。そこにはリボーンとみやびしかいない。
「お前に頼みたいことがあってな」
リボーンは少し声を低くしてみやびに話しかけた。
「悠斗のやつは俺たちといた時もどこか闇を抱えたところがあった。ツナもそのことに気づいていたがあいつは幼少期からかなり過酷な人生だったからな、完全に闇を払ってはやれなかった…でも今日来てあいつは昔よりかなり笑う様になってる。間違いなくお前の影響でな」
「わたし…ですか?」
「お前に悠斗がベタ惚れなのは見てわかるからな、だからあいつがもし壊れそうになっちまった時は、お前が助けてやってくれ」
リボーンはまっすぐとみやびを見つめてそう頼んだ。
「…言われるまでもありません。わたしは悠斗くんが好きですから」
それに対しみやびはまっすぐとリボーンを見つめ返した。
「そうかよ、それがわかってるなら良い。話はそれだけだ、じゃあな」
そう言うとリボーンはそのまま去って行った。
「…悠斗のやつ、良い女を見つけたな」
「悠斗くん、ただいま」
「みやび、大丈夫だったか?リボーンに銃を突きつけられなかったか?」
みやびが帰ってくると悠斗は心配そうにみやびに近づいて来た。それを見つめたみやびはくすりとわらって
「悠斗くん、好きだよ」
そうはっきりと言った。
「///////みやび……俺もだよ」
悠斗は顔を真っ赤にしてそう答えた。
「そういや次の対戦相手って誰だっけ?」
悠斗はふとトーナメント表をみると
二回戦
《位階Ⅳ》一年 天峰 悠斗vs.《位階Ⅲ》一年 リーリス・ブリストル
次の相手は強敵の様だ
久しぶりの投稿です
感想待ってます