ラブライブ! 委員長はアイドル研究部のマネージャー   作:タトバリンクス

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お待たせしました。

それではお楽しみください。


二十九話 真夜中のお茶会

 1

 

 海未を希と協力して気絶させ、何とか枕投げ騒動は終結。けど、その代償に何人かのメンバーが気を失ったから、もうお開きとなり、私たちはそれぞれ眠りに入ったわ。

 

 私も今日は疲れたからぐっすり眠っていたはずだっただけど、何故か変な時間に目が覚めてしまった。

 

 一先ず、私はみんなを起こさないようにこっそりと携帯で時間を確認すると、時刻は夜中の二時。

 

 明日は朝から練習があるのに、こんな時間に目が覚めて、絶対に練習に支障が出るわね。

 

 けど、どうしましょう。頭が完全に覚醒しまったから、なかなか眠れないわ。でも、寝よう寝ようと考え込むと、むしろ眠れそうにないのよね。とりあえず喉が渇いたから、一旦何か飲んで、落ち着きましょ。

 

 私はみんなを起こさないように、静かにお布団から出て、キッチンの方へ向かう。そっと冷蔵庫を開けて、何を飲もうか考える。

 

 コーヒーやお茶は駄目ね。飲んだら余計に眠れなくなるし、落ち着きたいからここはミルクを暖めて、ホットミルクにしましょう。

 

 そうと決まれば、冷蔵庫からミルクを、棚からマグカップを取り出して、電子レンジでミルクを温める。そういえば普通に電子レンジ使ったけど、音で起きないわよね。

 

 みんなと寝てる場所と、キッチンはそれなりに近い。それに静かだから余計に聞こえるんじゃあ……。でも電子レンジの音ってそんなに大きくないし、大丈夫よね。

 

 そんな要らない心配をしたけど、温まるの待ってるの暇ね。なんて考えながら、何となくみんなの方を見てみる。暗闇に目が慣れて、周りが少しずつ見てるようになると、ある違和感を気づいた。

 

 十人分敷いてあるお布団に二つ誰も寝ていないお布団がある。一つは私が寝ていたお布団だけど、もう一つは誰の。

 

 確か寝る前(と言うより枕投げの前)に、沙紀がにこちゃんと一緒に寝るとか何とか言って、にこちゃんが許可しちゃったからその余りかしら。

 

 けど、にこちゃんの方を見ると、沙紀はいないし、他のみんなの寝ている様子を見ても一緒に寝てる感じじゃない。だとしたら沙紀は何処に……。

 

 沙紀が何処に行ったのか、疑問に思ってるいると、上から足音が聞こえた。

 

 もしかして上にいるのかしら。でも上で何を……。気になるわ。

 

 あの人は分からないことが多すぎる。今日の合宿で何か分かるかと思っていたけど、分かったのはあの人の変態度だけ。

 

 あと何故か分からないけど、にこちゃんのことをまだ先輩呼びしている。先輩禁止って言った絵里や希もそれを黙認しているし、ホント、分からないことだらけよ。

 

 上に行けば、何か分かるかもしれないわね。もしかしたら変な風にからまれるかもしれないけど。どちらかと言えとそっちの方が可能性が高いわね。

 

 けど、沙紀が何をしてるのか気になってしまったから、私は二階に上がってみる。一つ一つ部屋を確認しながら奥へ進んでいると、何か聞こえてきた。

 

 これは……歌声? 。けど、この歌声……何処かで……。

 

 何処かで聞いたことがあるけど、思い出せそうで思い出せない。曲は分からないけど、歌っているのはどう考えても……。

 

 私はどんどん奥に進んで行くと、ある部屋の扉が開いていた。

 

 私はそっとその部屋を覗き混むと、そこには空を見上げながら、一人歌を口ずさむ沙紀が居た。

 

 私がいる位置からは沙紀の顔が見えない。だけど、彼女から聞こえてくる歌声は、綺麗だけど、その場のノリで歌って、何処か楽しんでいるような、そんな感じがした。

 

 そんな歌声に私は思わず聞き惚れてしまったわ。

 

 前にカラオケで聞いた時とはまた違った印象ね。

 

 あの時も綺麗だったけど、まるで機械のように歌に感情がこもってなく、いまいち彼女の感情が分からなかった。

 

 けど、今歌ってる彼女の歌を聴くと、前のが嘘みたいに歌に感情が籠ってる。映像で見た星野如月と同じように。

 

 星野如月……、やっと思い出したわ。今彼女が歌ってるのはあの時、カラオケで歌ってた曲と同じ。

 

 星野如月のソロデビュー曲。

 

 沙紀が歌っていた曲を思い出すと、まるでタイミングを見図ったかのように歌うのを止める。

 

「星がとても綺麗に見えるから、つい感動して思わずノリで歌ったけど……悪くはないわね」

 

 歌ってるときとは違って、いや今までとは違って、感情が感じられない冷淡な口調で喋る沙紀。

 

「それにこんな可愛いギャラリーまでやって来たのだから」

 

 そう言って沙紀は私の方に振り向き、そんなことを訪ねてくる。私は気づかれていたことに驚いたけど、沙紀の顔を見ると、さらに驚いた。

 

 何故なら彼女が何時も掛けている伊達眼鏡は掛けてなく、髪を下ろしている。それに彼女の表情は、何処か冷めた表情をしていたのだから。

 

 そう。それは彼女のことを調べるために、何度も見たライブの映像と同じ表情。多くの人を虜にした伝説の中学生トップアイドル星野如月そのものだった。

 

「なに、わたしの顔をじっと見て──まさか……」

 

 私が何時もの雰囲気の違う沙紀の顔に驚いたせいで、何も答えずにいると、沙紀は冷淡な口調のまま何か気づいたようなことを口にするけど、表情に変化はない。

 

「わたしの美しさに見蕩れたのかしら」

 

「はあ?」

 

 感情のない声で沙紀は、随分的外れな事を言ってきたので、思わず惚けた声を出してしまったわ。

 

「仕方ない事よね、文武両道、才色兼備、どれを取っても完璧であるわたしに見蕩れるのは世界の心理」

 

 そんな私を無視して、つらつらと冷淡に自分を褒める言葉を並べる沙紀。よくもまあ自分でそんなこと言えるわね。

 

「けど同性すらも魅力する何て……あぁ……わたしって……罪な女……」

 

「何それ、意味分かんない」

 

 ホント、意味が分からない。言ってることもそうだけど、表情が全く変化しないから、本気で言ってるのか、冗談で言ってるかすらも分からない。

 

「まあ、本当の事は置いておいて、歌ったから少し喉が渇いたわ」

 

「あっ……そういえば私、ホットミルク作ってたの忘れてたわ」

 

「そう、なら丁度いいわ、これから一緒に夜のお茶会と洒落込みましょう」

 

 私がホットミルクを作っていたのを思い出すと、どういう訳か沙紀がそんな提案をしてきたわ。

 

「そうね」

 

 向こうの意図は分からないけど、もしかしたら何かこの人を事を知るチャンスかもしれないと思って、沙紀の誘いを受ける。

 

「なら、下に降りて準備ね」

 

 私が誘いを受けると、沙紀は部屋を出て、私もホットミルクを取りに一緒に出て、奇妙なお茶会の準備を始めた。

 

 2

 

 私と沙紀はキッチンでみんなを起こさないように、お茶会の準備を終えると、さっき部屋に戻り、静かにお茶会をしていた。

 

 お茶会って言っても、何かお菓子を食べるわけでもなく、ただホントに飲み物を飲んでいるだけ。流石に夜中に食べるのはよくないから、用意はしていないわ。

 

 そもそもそれ以前に会話すらまともにないまま、自分たちで用意した飲み物を黙って飲んでいた。

 

 私も黙々とホットミルクを飲みながらチラッと沙紀の方を見る。彼女も私と同じように黙々と飲んでいるけど、何時もと雰囲気が違うせいか、何処か大人っぽい感じがする。

 

 何時もウザいほど騒がしいから、深く気に止めることはないけど、元々見た目はいい人だから、大人しくしていればいいのに。

 

「久々に作ったけど、さすが、わたしね」

 

 そんなことを考えてると、沙紀は自分が作ったコーヒー(しかもブラック)を飲んでそんな感想を口にしてた。

 

「良いの、こんな時間にそんなもの飲んで、眠れないわよ」

 

「心配無用、割りとわたしってすんなり眠れるから、問題ないわ」

 

 明日は朝から練習があるから、眠れなくて寝坊すると海未辺りに、怒られそうだから言ったけど、心配して損したわね。

 

「それにしてもこんな時間に何してるのよ」

 

「それはあなたも同じでしょ」

 

 確かに私もこんな時間に起きてるわけだから、人の事言えないわね。

 

「私は偶然目が覚めただけよ」

 

「偶然ね……」

 

「何か言った?」

 

「何でもないわ、わたしも同じ……いえ、起こされたって言うべきかしら」

 

 沙紀が何かボソッと言ってた気がするけど、沙紀は気にせず、自分の起きてた理由を口にする。

 

 起こされた? 一緒に寝てるから誰かに蹴られたりでもして起こされたってことかしら。

 

「それにどうもさっきから頭がくらくらするのよ、何か頭に強い衝撃でも受けたような……そんな感じがするのよ」

 

 頭に強い衝撃と言われると、枕投げの時に見た海未の投げた枕を思い出すけど、沙紀はあれを受けて気絶したわけだから違うわよね。

 

 やっぱり誰かに蹴られたりしたのかしら。一緒に寝てたにこちゃん辺りに。それにしても……。

 

「何でさっきからずっとそのキャラで喋ってるのよ」

 

 今は夜中だから、何時ものキャラだと五月蝿いから、そのキャラでも良いけど、何時もとノリが違うせいでさっきから調子が狂うのよ。

 

「別にわたしは普通にしてるだけなのだけど……なるほどね、そういう狙いなのね」

 

「何の話?」

 

「気にしないで、こっちの話だから」

 

 何か気になるような事を言ってた気がするけど、沙紀はそう言ったあと、またコーヒーを口にした。

 

「それにしてもさっきから質問ばかりだけど、あなた熱心なわたしのファンかしら」

 

「誰がファンよ、私はただ……」

 

 あなたに何があったのか、知りたいだけよ。

 

 トップアイドルの頂点まで一気に登り詰めた星野如月が、どうしてアイドルを休業したのか、本当の理由を。

 

 あと私の事、勝手に色々と調べられたからそのお返しも込めて。

 

「何はともあれ、ファンに何かを求められるのは、悪い気分ではないわ」

 

「だからファンじゃないって言ってるでしょ!!」

 

「静かに、みんな寝てるのだから」

 

 沙紀にそう指摘されて、私は口元を押さえる。何時もうるさい人にうるさいって注意されるのは、不服だけど。

 

「元々あなたのせいでしょ……」

 

「さあ、何の事やら」

 

 惚けたことを言ってるけど、この人、分かっててやってるわね。いけない、また沙紀に乗せられて、大きな声を出してしまうわ。

 

 私はホットミルクを飲んで一息ついて、心を落ち着かせる。その様子を沙紀は黙って見ていたことに気付いた。

 

「何よ」

 

「いえ、ただあなたからかい甲斐があるなって、思っただけよ」

 

 何よそれ、挑発のつもり。生憎そんなのに乗るつもりはないわ。私は沙紀の事を無視する。

 

「ここは良いわね、星が綺麗に見えるわね」

 

 沙紀は立ち上がって、窓の方へと足を進めながらそんなことを口にする。そういえば、私がここに来る前に、空を見上げてたわね。

 

「星が好きなの?」

 

「そうね、好きか嫌いかと言えば、好きよ、よくマンガの題材になるし、あとゆ……母親に、色んな所に連れ回されて見る機会が多かったから」

 

 そうなのね。前半の理由はともかく、お母さんと一緒に行ったりしたのね。

 

「お母さんが好きだったの?」

 

「あれはただ出掛けるのが好きなだけよ、私もよく巻き込まれて、夜とかすることがなかったから暇潰しに見てたのよ」

 

 そういう理由なのね。それよりもお母さんをあれ呼ばわりするなんて、仲でも悪かったと思ったけど、何故かしら、冷淡な口調なのにそんな感じがしないのよね。

 

「まあ、あれの事は置いておいて、それもあるから、わたし自分の芸名も好きなのよ」

 

「でもあれって、本名を並び替えて、少し弄っただけよね」

 

 篠原沙紀を並び替えて、はしのきさら。それに棒を一つ足せば、星野如月になるようになってる。

 

「あら、気付いていたのね」

 

「あなたが星野如月だと分かったら、割りと簡単にね」

 

 それに気付いた時は、散々証拠を探した私をバカにしてると思ったのは内緒だけど。

 

「なら、わたしの芸名のちょっとした豆知識、あの足された棒、付けた人曰く一のつもりらしいわ」

 

 へぇ~、そうなのね。それは知らなかったわ。花陽辺りが知ったら、食い付きそうな豆知識ね。それに口ぶりからして沙紀自身が考えた訳じゃないのね。一体誰が考えたのかしら。

 

「わたしたちが一番のアイドルになるように的な意味があるって言ってたわね」

 

 わたしたちって事は彼女の相棒だったユーリも。そういえば、そうね。名前の長音が一にも見えなくないけど。

 

「だから、わたしにも入れた訳よ、でも何処に入れようか考えた結果、星野如月って訳、星──スターで二重に縁起がいい感じするから」

 

 確かに一番のアイドルになるようにって意味で付けたのなら、星も悪くないわね。ホントにトップアイドルになるわけだし。

 

「それに如月って名前……と言うより漢字も意味があって、わたしが二月にスカウトされたからなのよ」

 

「あなた、スカウトされてアイドル始めたのね」

 

 私はてっきり自分から事務所に入った思ったわよ。花陽から聞いた話じゃあ、星野如月が所属してた事務所は一般の人はスカウトしないって聞いたから。

 

「ホント、偶然、たまたま道を歩いていたらね」

 

 偶然歩いてたらって、どんだけ運が良いのよ。何時もは運が悪いのに。もしかして、ここで運を全部使い果たしたかもしれないわね。

 

 でもそこで運を使い果たすほど、アイドルとして大成功してるのよね。だから本当に分からないわ。この人に何があったのか。

 

「そんな感じで星野如月って芸名になった訳なのだけど、結構気に入ってるのよ、特に如月って名前の響きが」

 

「それも理由があるのかしら」

 

「そうなのだけど、そうね……これは……」

 

 沙紀は喋ろうか少し考えてる。何故か名前の響きに関しての理由を口にするのが躊躇ってると言うか、迷ってる感じがするわ。

 

「秘密」

 

「はあ? 何それ」

 

 ここへ来て、突然そんなことを言うから、余計に気になるじゃない。

 

「いずれ分かることよ、ちゃんとあなたたちが私の……わたしたちの事を見てたらの話だけど」

 

 わたしたち? それって星野如月とユーリの事を見てたらってことかしら。それなら調べて散々見てたけど……。まあ良いわ。

 

「ホント、ファンなら知って嬉しい豆知識ね」

 

 こんなこと本人とかに聞かないと分からないような事だから余計にね。

 

 それにしても珍しいわね。沙紀がこんなに昔の事を喋るなんて。どんな意図があるのかしら。

 

「えっ? あなたファンだから嬉しいでしょ」

 

「だから違うわよ」

 

 何でもこうもこの人は私をファンにしようとしてるのよ。意味が分からない。

 

「やっぱりあなたはからかい甲斐があるわね」

 

 そう言って沙紀は自分の使っていた食器を持って、この部屋を出ようとする。

 

「楽しかったわ、ありがとう、わたしの暇潰しに付き合ってもらって」

 

「別に良いわよ、私も暇だったから……それに……」

 

 この人の事苦手だけど、一応同じ部員なんだから。それくらい付き合うわよ。何て思ってるけど口にはしない。言うと、何かまたからかわれそうだから。

 

「そう、それじゃあわたしは寝るわね、お休み、真姫」

 

 そう言って沙紀は部屋から出ていく。私も少ししたら食器を持って、片付けてたから再び眠りに入った。

 

 3

 

 あのあと、結局すぐに目が覚めて、今度は希がいないことに気づいたから同じように探して、希と二人きりで話したわ。

 

 この合宿で何だかんだでお節介を受けたし、それに希が面倒な人だってことがよく分かったわ。

 

 そのあと、みんなが集まってきて、一緒に海を見たわ。このときμ'sのみんなが一つになったような気がしたわ。

 

 ちなみにこの時、沙紀は遅くまで起きられなかったのか、にこちゃんに制裁を受けたのか知らないけど、起きてなく、一人だけ仲間外れになった訳なのだけど。

 

 そのせいで拗ねたのか、何時ものように騒がしかったけど、騒ぎすぎて、にこちゃんに制裁を受けたのは何時も通り。

 

 そのあとは昨日言ってた通り、朝からずっとラブライブに向けて、練習に励んで、ご飯を食べたりして残りの合宿の時間は過ごしたわ。

 

 結局、あの時の沙紀は何だったのか。本人も全く触れてこないから、よく分からないままだったけど。

 

 そうして帰りの電車の中。

 

「にこ先輩、あ~ん」

 

「だから、何時も何時も言ってるでしょ、自分で食べられるわよ」

 

 何時ものように沙紀とにこちゃんは漫才みたいな会話をして、やっぱり騒がしかったわ。

 

「私も何時も言ってますよ、にこ先輩の専属奴隷ですから」

 

「だから意味が分からないわよ、それ」

 

 ホント、騒がしいわね。あっちのキャラの沙紀の方が……いや、沙紀はこっちの方が慣れてるわね。何と言うか、あっちはあっちで何考えてるか分からないから。

 

 いや、何時ものキャラも何考えてるか分かんないけど。

 

「そういえば沙紀ちゃん、にこちゃんにドッキリ仕掛けるとかって話あったけど、仕掛けたの?」

 

 ことりが思い出したかのようにそんな話を振る。そういえばそんな話あったわね。

 

 ドッキリって言っても、年がら年中仕掛けてるような人だから、何れがそのドッキリなのか、いまいち分からないけど。

 

 ことりがそんな話を振ると、沙紀は一瞬、忘れたような顔をすると──

 

「あんた、忘れたわよね」

 

「そ、そ、そんなことないですよ……」

 

 にこちゃんがそう指摘すると、沙紀は目線を逸らす。この反応……完全に忘れたわね。

 

「そうだ、ドッキリを仕掛けると言って、ドッキリを仕掛けないと言うドッキリです」

 

 苦しい……。とても苦しい言い訳ね。酷いわね。これがこの合宿のオチかしら。

 

 それにしてもあのお茶会で、沙紀が言ってた自分の芸名を気に入ってる最後の理由は何かしら。

 

 オチが分かったところで、私はお茶会の出来事を思い出す。

 

『わたしたちを見ていれば、分かること』って言ったけど、その意味が分からないわ。

 

「そう、言いたい事はそれだけね」

 

「ちょっと待ってください、何でそこまで怒るんですかにこ先輩」

 

「それはもちろん、ずっと仕掛けてるんじゃないかドキドキしたからよ!!」

 

 そう言って、何時ものように沙紀は、ずっとドッキリにドキドキしてたにこちゃんに制裁を受けるのだったわ。

 

 ホント、騒がしい人たちね。

 




如何だったでしょうか。

今回で合宿編終了。次回から前に予告してるように、夏休み編です。

どんな話になるか、どうかお楽しみに。

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