宇宙を自由に飛びたいなーハイ!IS! へっ? 作:ナナシノななし
感想が来て、閲覧設定直すの忘れてて更にお気に入りが『3名も』してもらえていただいたので即座に投稿致します!!
さてさてやって参りました。村雨宇宙開発研究所、通称村雨宇研。ここで自分が上手く話を進められるかによって宇宙に行ける可能性が高まる。まあ専用機開発に一応立候補していたので門前払いなどはないと思いますが。
「で、どうしてウチ選んだの?他に色々有ったでしょ。」
開発主任さんの村雨
「それはですね。自分が宇宙に行きたいのとここが村雨宇宙開発研究所だからです。ISをスポーツもとい武力として扱うのは他に幾らでもありますが、純粋に宇宙進出を目的としてISを扱ってるのは自分の知っている限りここしか無かったので。
それにここはISコアを一機も配備されてなく火の車、なので自分が今後IS学園で実績を残していけば村雨宇研も開発し易くなると思いますし。上手く行けばよくよくは自分がテストパイロットになれる。とまあ自分が必死になって考えてみたんですがどうでしょうか?」
掴みはどうだ?うん全然読めない。
「そう、それはまあいいけど実績がホントに出せるの?ウチでは君が言った通りこれまでまともな研究が出来ていた訳じゃないんだしそれで実績を出せる?」
予想していた質問が来た、だから即答する。
「出しますよ。でなきゃどうせモルモットです。それに自分は夢を叶えたい。宇宙に行きたいんです。それを叶えられる可能性が有るのに手を伸ばさないなんて自分には出来ません。例え失敗したら最悪の結末になろうとも。」
「君がそれでいいならそれでいいわ。一応検査資料は貰ってるけどこっちでもう一度検査してもいいかしら?」
「いいですよ、あまりヒドいの意外でなら・・・」
「ヒドいのって何されそうになったのよ。まあ取り敢えず適性と後は脳波パターン位だからすぐ終わるわ。」
「脳波、ですか?」
適性は分かるのだけど脳波って何をするんだ?
「適性の値にもよるけどウチで研究してるモノを使うんだったら重要になるわ。メリットは当然だけど少しばかしリスクはあるけどね。」
なんか含みがあるようだけど背に腹は代えられない。そのモノを使う事を考えておかねば。
「分かりました。検査をお願いします。」
適性検査は手をかざすだけで終わり、脳波のほうはコードが結構繋がれたヘルメットを被って質問に答えるなどをするだけで時間はさほど掛からなかった。少しばかし不安だったけど杞憂だったよ。
検査結果を見て今後どうするかって話合いをするところなんだけど聞いて驚け俺のIS適性は・・・
Dだ!!
うん、Dなんて知らないって言う人に同意見。俺も在るなんて知らなかった。女性は『大抵』Cが出るんだって低くても。でもね、ごくたまにDが出るらしい。でDの場合の影響なんだけど起動が出来るだけくらいしか出来ないっていうなんとも使えない低適性。実際には動けるけどとっても鈍いらしい。
オワタ。俺の未来詰んだよ。どうせ俺は人生負け組よ。あれ?モルモットには人生って表現で良いんだっけ僕ワカラナイ。
「そこの絶望オーラ出してる星野。あんたのIS適性は確かに稀にみるミソッカスね。」
村雨博士が死体蹴りをしてるわけですが残念。ただの屍のようだ。
「良かったわね、ウチを選んで。適性は高いにこしたことはなかったけど、逆に低いのを高い適性と同じレベル、或いは超えられる可能性はあるのだから。リスクはあるけどね。」
なん、ですと?世界の残酷さに打ちひしがれている俺に一縷の希望が!リスクという影が刺してるけど。それでも掴まずにはいられない!
「ソレは一体なんなんですか?先ほど調べた脳波に関係が?」
「結構いい読みしてるじゃない。そうよ、ウチで研究してたのは主にソフト面。だといってもそれを運用するためにハードもやってだけどね。そこら辺詳しいのは後にして、今使われてるISは殆ど本来の能力を発揮出来ていないのよ。専用機なども含めて。ブリュンヒルデなどは違うけどそれは一握りだわ。ウチはその本来の能力を発揮出来るようにするシステムを開発してるわ。そのシステムの簡単な説明なんだけどISとの一体化よ。」
「ISとの一体化、ですか?」
ちょっと想像が着かない文字通りユニゾン イン!みたいな感じなんだろうか?
「想像が着かないって感じね。例えば、そうね、手足を動かすのに実際に『動け』と考える?」
「考えはしませんね。」
「そう、その感覚をISでも実現するのがウチで開発してるシステムよ。コレがあればISを通しても実際に宇宙にいる感覚を宇宙を感じる事が出来る。音や空気がない宇宙ではそれこそ先に気付く事が難しくなるから感覚を強化するのは当然必要になるわ。」
「なるほど。そのシステムで俺の低い適性を補うんですね。」
「そういうことよ。でもこのシステムはまだ不完全よ。なんたって実際に使う機会が全くなかったんだから。だからリスクがあるわ。それでもいいなら使うけど良いかしら?」
「選択肢なんて無いですよ。やらなきゃモルモットですから。それにテストパイロットになる予定の俺が使わないで誰がやるんですか。」
「ふふっ、テストパイロットになれたらいいわね。実際にシステムを使うのはコアが届く明日からだから心の準備はしとくといいわ。後は君の今後スケジュールなどを彼と決めて。私はシステムなどのチェックをするから。余った時間はここの見学など自由にしていいわ。」
そういって村雨博士は部屋から出て行った。
「じゃあ学校が始まるまでの君のスケジュールを決めようか。よろしくね星野君」
メガネの人の良さそうな黒峠飛鳥さんはそう言った。
学校開始までのスケジュールを組み終わり、部屋を出て行った。黒峠さんを見送り、俺は上を見上げた。
しくじった。目の前のスケジュールの内容は凄すぎる。
簡単に述べるとシステムとの同調を兼ねたシミュレーション、ISについての勉強、体のラインが出るISスーツを着る事になるから入れて欲しいと頼んだ筋トレ。
少ないじゃないか?ふふっ時間にすると凄いんだぜコレが。
6時起床
7時~8時筋トレ
朝食
9時~12時シミュレーション
昼食
1時~6時 勉強 50分毎小休憩
夕食
7時~8時筋トレ
8時~10時 シミュレーション
こんな感じのが学校開始まで週5日。2日休みが在るだけましと考えるべきなのだろうか・・・
それにしても黒峠さんはいい笑顔だった。世話好きなのかな。
明日からの毎日に思いを馳せるのを終わりにして村雨宇研の色々なところを見学して回った。
◆◆◆◆◆
翌朝、黒峠さんとトレーニング。この人マジヤバかった。半端ない運動性能だった。殆どヒッキーと化していた俺では太刀打ち出来ぬ圧倒的性能だった。この人一体なんなんだ・・・
朝食を食べてシステムとの同調を兼ねたシミュレーションをする部屋へ向かう。部屋に着くと既に準備を終えていた村雨博士がいた。
「来たわね。さっそくNT-Dシステムを使った同調の試運転をするわよ。」
「NT-Dシステムですか?」
「ああ、名称は言ってなかったわね。ISとの一体化をし宇宙に適応した新人類をニュータイプと定義して、それに至るためのシステムだからニュータイプドライブ。略してNT-Dよ。」
「凄い壮大な名称ですね。」
「壮大な方がカッコいいからいいでしょ。」
確かにカッコいいけど、色々と違和感が・・・
しかしこのご時世に宇宙進出を目的とした研究をしてるのだから結構ロマンを持ってる人なのだろう。人の事など言えないけど。
「始めるからその椅子に座って。」
言われた通りに座る。
「ヘルメットを被せるわよ。問題ないわね。私は向こうでデータなどをモニタリングするから後は出てくる映像データなどに従ってシミュレーションすればいいわ。」
顔を完全に覆うタイプのヘルメットをしていてよく分からないが博士が離れて行く。そして視界に変化が生じた。。さっきまで機械などが置かれた部屋に居たのにいつの間にか外に居た。。そして感覚に違和感を覚える。さっきまで椅子に座って居たはずなのに今は地面立っている。そう感じる。
画面に指示がでた。
『前方に向かって歩いて下さい』
指示された通りに歩く。少し違和感を覚えるが問題なく歩けた。
何度か指示を受けた後、本来なら無理だと思う指示を受けた。
『空を飛んで下さい。』
何故だろうか飛べる気がする。そう思える。そして俺は空を飛んで、意識手放した。
「うぁ・・・あれ?一体何が?」
視界は真っ暗で周りが見えない。意識がはっきりとして俺に言葉を掛けてきた。
「星野君?聞こえてる?返事しなさい」
「あ、はい。聞こえてます。」
「なら良かったわ。同調が上手くいってたから同調率を上げずぎたわ、ごめんさいね。でも大体の許容範囲は把握出来たからこれからは問題ないわ。」
「いえ、大丈夫です。それよりさっきシミュレーションでまるで自分が座っていたのに立っていると感じたり、飛ぶという行為に全く違和感が感じませんでした。どうしてなんですか?」
「それはNT-DによってISのコアから送られて来る情報を星野君が自分の一部して認識していたからよ。」
「さっきの感覚がISとの一体化なんですね。」
「そうよ。でもコレはまだほんの一部、まだまだこれからよ。」
「まだ、ほんの一部」
その言葉を反芻しながら俺は笑みを浮かべた。
◆◆◆◆
日々が流れ学園の入学式が明日に迫っていた。
「今日のシミュレーションはこれで終わりね。専用機は明日の朝にはロールアウトするから期待してなさい。」
ヘルメットを外しながら俺は答える。
「めちゃくちゃ期待してますよ。製作中の初期から見てたので外観は知ってますけど。」
「ならいいわ。ここまでしたんだから学園でちゃんと実績出すのよ。でないとウチの研究資金やらなにやらが入って来ないんだから。」
「分かってますよ。任せて下さい。」
そうだ、俺は失敗出来ない自分の事も含めて村雨宇研の為にも。
「後は明日に備えて寝なさい。後は私達でやっておくから。」
「ありがとうございます。」
俺はお礼と共に頭を下げながら自室に戻って眠った。
そして朝になり既に用意を終えていた身支度を持って部屋を出て専用機を受け取りに村雨博士の研究室へ向かった。
部屋に着くと村雨博士の他に黒峠さんもいた。
「おはようございます。村雨博士、黒峠さん」
「おはよう、星野君。」
「はい。コレが君の専用機のユニコーンよ。」
そう言って真っ白な腕時計を投げ渡してくる村雨博士。めちゃくちゃ重要なもんなだから投げちゃダメでしょ投げちゃ!なんとかキャッチしましたけど!
「学園ではしっかりやりなさい。それと学園までは黒峠が送って行ってくれるわ。ちゃんと実績出すのよ。」
「りょ、了解です。」
言い切ると同時に凄まれたのでどもってしまった。村雨博士はやはり怖いお方ですね。うん。
「それじゃあ行こうか、星野君。」
そして俺は黒峠さんの運転する車に乗ってとても世話になった村雨宇研をあとにした。
学園前に付き車から降りて俺は黒峠さんにお礼を言う。
「黒峠さん、送って貰ってありがとうございます。」
「お礼はいいよ、仕事なんだから。それと学園生活頑張ってね。」
「はい、頑張ります。ホントに今までありがとうございました。」
「だからいいって。あ、そうだ、忘れる所だったよ。これ村雨宇研と僕の連絡先ね。ユニコーンの装備に付いて何かあったら連絡してね。」
え?結構重要な事じゃないですか!とゆうか今の今まで村雨宇研の連絡先把握してなかったよ、俺。
「分かりました。何かあったら連絡します。」
「それじゃ、また今度合おうね。」
そう言って黒峠さんは車に乗って帰っていった。
「ほいじゃま、頑張りますか。」
そう呟いてIS 学園の校門をくぐった。
次回でやっと原作開始です。
あと専用機の説明は本編で機体が登場したらあとがきに書こうと思っています。
やっとユニコーン成分出せた・・・
お気に入りしてくださった方々に感謝を!
感想を書いて下さった足なが詩人さんにはなんと言ったらいいか・・・ホント、気付かせて下さりありがとうございます!