俺が攻略対象とかありえねぇ……   作:メガネ愛好者

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メガネ愛好者です

戦闘まで行かなかった……
まぁ始まったとしても、戦闘にはならないでしょうがね

今回は……千歳さん、十香を焚きつけます

それでは


第五話 「俺はボッチだった? 知ってる」

 

 

 「シドー……?」

 

 時は黄昏時

 空に映える夕暮れの下、その場にいるのは十香と士道。そして、離れた位置ではその二人を視界に収める千歳が佇んでいた

 夕日が差す中、円形に広がる夕焼けよりも赤々しい……いや、赤黒く染まった大地の中心に横たえる士道の姿を硬直した十香の瞳は捉えていた

 士道の身に何が起こったのかが理解できない、理解したくないと考えることをやめた十香は、ただただ呆然と彼の姿を見つめ続けていた

 

 「シ——、ドー」

 

 頭は未だに回らない、それでも十香は士道の傍に歩み寄り、彼の反応を伺い始める

 頬をつつくも無反応。酷く震える十香の指とは裏腹に、ピクリとも体を動かさない士道

 そんな物言わぬ士道に、先程から十香の瞳が酷く揺らいでいる

 

 「ぅ、ぁ、あ、あ――」

 

 暫しの沈黙にて場は静まり返る。ようやく頭で理解する、理解させられる十香は言葉にならない悲痛な叫びを漏らし始める

 両手で顔を隠すように頭を抱え、徐々に大きくなる十香の嘆きが公園に響き渡り……それは未だ距離を置いている千歳の耳にも届くのだった

 

 そんな十香の姿を見た千歳に動きが現れる。しばらくその光景を眺めていた千歳はようやく十香達の元に足を進め始めたのだ

 一歩一歩着実に、ゆっくりと二人との距離を縮めて行く千歳の目には、視界に映る十香の痛々しい姿が距離を縮めるに従い大きくなっていることだろう

 そんな、徐々に距離を詰めていく千歳に、十香が気付いているかはわからない。未だ彼女からは嘆きの情が途切れ途切れに口から洩れているのだから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 千歳がゆっくりと近づいて行く間に十香の嘆きは止んでいた

 顔から両手を離した十香の表情は……何かを納得したかの様な、それでいて何かを諦めたような表情をしている

 

 「……チトセ」

 

 十香は顔を深く俯かせながら震える声で千歳に呼びかける

 実をいうと、十香は千歳がこの場に来た時から気づいていた。しかし、その時の十香に反応する余裕はなかった。そんな余裕を持つことが出来ない状態までに突きつけられた現実は、十香の純粋な心を抉っていたのだから……

 それほどまでに傷ついた十香が必死に振り絞った言葉で千歳の名を呼んだのだった

 

 それに対して千歳は——

 

 

 

 「なんだ?」

 

 

 

 ——酷く冷めた声で簡素に答えるのだった

 

 十香はそんな千歳の言葉に体を少し震わせる

 昨夜の苛立ちが宿る刺々しい言葉の比じゃない。誰もがその言葉、その声を聞けば自ずと感じてしまうだろう……その言葉の不気味さに

 

 

 ――何も感じさせない無機質な言葉に——

 

 

 それでも十香は臆せず……いや、諦めにも似た想いで千歳に語りかける

 気にする必要が無かったのだ。今の十香はただ……自分の心に圧し掛かる感情を吐き出したいだけなのだから

 

 「……もう少しすれば……チトセと出会って一日だな」

 

 「そうだな」

 

 「……こうしてシドーとデェトが出来たのも、チトセのおかげだ」

 

 「そうか」

 

 「あの時チトセに背中を押して貰わねば……もしかしたら、今日の出来事は無かったかもしれん」

 

 「そうか」

 

 「楽しかった。シドーと遊んで……チトセとも遊んで、とても楽しかった。……楽しかったんだ」

 

 「そうか」

 

 十香は今日の事を振り返るように言葉を並べていく

 俯く彼女から僅かに見せる表情は、酷く懐かしそうに……今日の事を、遠い遠い過去の産物として片付けようとしているかのような表情だった

 そして再び想いを語り始める十香。それと同時に、僅かに見えていた十香の表情は、完全にその艶やかな黒髪で隠れてしまう

 ——これから話す内容が、十香の傷ついた心を浮かび上がらせるかのように……

 

 「……シドーが言ってくれた。私は生きていてもいいのだと……私はここにいてもいいのだと」

 

 「……」

 

 「……あぁ、チトセにはハッキリと言っていなかったな。……私は精霊なのだ。あの……空間震を起こす元凶の、な」

 

 「知ってる」

 

 「……知って、いたのか?」

 

 「あぁ」

 

 千歳の返答に十香は少なくない驚きがあったのか、俯かせていた頭を上げて千歳の方に顔を向けてきた。―― その悲しみで酷く歪み、頬に伝ったであろう涙の後を残した顔を

 その顔に浮かぶ表情は、千歳の返答が予想外だったのか驚きを隠せないでいるように見受けられる。目を大きく見開き、口を唖然と開いて見つめる十香は千歳の返答に疑問を持ちつつ静かに問いかけるのだった

 

 「知ってて……尚、私と遊んでくれたのか?」

 

 「あぁ」

 

 「……怖くは、ないのか?」

 

 「全然」

 

 「私は……この世界を壊しているのだぞ? 空間震を起こしてこの街を……シドーとチトセのいる世界を壊しているのだぞ?」

 

 それはまるで、己自身を否定するような問いかけだった

 いまだ千歳を人間だと思っている十香が、自分は精霊だと……危険な存在だと千歳に訴える

 それは……千歳を士道と同じ目に合わせたくないがために

 千歳に自身を恐ろしい存在だと思いこませ、自分から離れて行くように……

 

 しかし、それに対して千歳は――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そんなこたぁ知らん」

 

 「——な、に……?」

 

 

 ——十香の言葉を一蹴した

 

 

 先程から簡素な言葉で話していた千歳が、ようやくその簡素な言葉以外で口を開いたのに十香は反応する

 だがそれは、その言葉は十香にとって予想外な言葉だった

 

 千歳はこう言っているのだ。「精霊だからなんだ」と……

 

 この瞬間、千歳に自分を恐怖の対象だと思いこませ、自分から離れて行くように仕向けていた十香の目論見は失敗に終わる

 ただの一言、されど一言。千歳の答えに十香は先程の受け答えで見開いていた目を余計に見開き、信じられないものを見ているかのように硬直してしまう

 

 そんな千歳が、ただの返事ではなく、自ら想いを乗せた言葉で十香に語り始めるのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……やっと気持ちに整理がついた

 

 どうも、千歳です

 さっきまで自分の感情を抑え、やるべきこと、これから俺がやろうと思っていることを頭で整理してました

 その間、ちょっと適当に受け答えしてた気がするが……まぁ考え事していたんならそんなもんじゃねーかな?

 ――え? 適当どころじゃなかったって? 知ってる

 

 まぁそれはいいや

 とにかく俺は、この目の前で驚いてるのか悲しんでるのか、それとも、また違った想いが宿ってるのかよくわからない表情をしている十香に言わねーとな。俺自身の考え、想い、そして……

 

 ……とりあえず俺の一言に呆然としてる十香に、俺は自身の意思を乗せて話す事にした

 

 「精霊とかどうだっていいんだよ。既に俺ん中で十香は……大切な友達なんだから」

 

 「友……だと?」

 

 「あ、迷惑だったか? それとも図々しいか? 一日にも満たない時間じゃ友達にはなれないって感じか?」

 

 「い、いや……私もチトセは……友、だと……思ってる。だが――」

 

 「なんだ。友達だと思ってくれてたんならよかったよ。もしこれでお前等のデートに同行していたのが、ただの知り合いってだけの人間だったらマジモンの嫌な奴みたいで心が痛んでたわ。……マジでよかったぜホント」

 

 「チ、チトセ……?」

 

 「……んあ? なんだ十香?」

 

 俺の軽い調子に十香は困惑した表情になってるわ

 いやでも友達かどうかってのは大事だぜ? ボッチの俺としては

 

 そうなんだよ。そうなんですよ……俺って今考えればボッチ同然なんですよ

 転生してから仲のいい友人が出来たかと聞かれれば……いねーしな。全くだ。全然だ

 だってこの世界に来てからの俺は、ただのんびりダラダラグータラに日々をすごしていたんだぞ?

 話す相手なんておじちゃんや銭湯に来る常連さん達ぐらいだし、その人達も友達って言えるようななかでもない

 四糸乃に関してはあれっきり会わないし、友達と言うよりは妹……身内って感じだ。友達じゃない。……そこまで考えた俺は思うんですよ

 

 ――あれ? 俺って友達いなさすぎ?

 

 これは危機感を覚えざるを得なかったね。やっぱり人生……精霊だから人生って呼ぶかな? ……まぁ見た目人間だからいいか。とりあえず人生に欠かせない存在の一つに友達がいることは間違い無いだろう。……それこそ捻くれてなければ

 

 そんな訳で、俺にとっちゃあ十香は、今生で初めての友達なんだ

 さっきから嫌われようと、十香はいろいろ言っていたみたいだが……そんなもん素直に聞く程真面目ちゃんじゃねーんだよ

 そもそもな話、俺も精霊だしな。精霊だからと言われてどう嫌えと? 精霊嫌ったら自分自身を嫌ってるようなもんじゃん

 

 「あのな? 十香。俺からしてみれば、人間とか精霊とか宇宙人とか半魚人とか、そんな種族が違うからで差別すること事体がくだらねーんだよ。……あ、やっぱり半魚人はちょっと……」

 

 「——ッ、だが! 私は現に空間震によって街を破壊しているのだぞ!? そんな危険な存在を全ての人間達が受け入れるはずが——」

 

 「それこそどうだっていい」

 

 「な——」

 

 さっきから俺の返答に驚きが絶えない十香。何故にそんなに驚くし

 てか地味に半魚人のくだりスルーされたな……ドンマイ半魚人。……え? 宇宙人の方が扱いが雑だって? 知ってる

 まぁいいや。ふざけて話の腰を折るのも気が引けるし、さっさと本題に移るとすっか

 

 「確かに精霊は街を破壊している。人の営みの邪魔をしてる。もしかしたら人を傷つけているかもしれない。こうまでいくと……もしかしたら世界が精霊を受け入れていないのかもしれねーな。だからこそあの集団は精霊を殺そうとしてくるんだし。……多分、この惨状のきっかけは十香だったのかもしれない。アイツ等が精霊である十香を殺すためにな。それもこれもこの街を、街に住む人々を、そして……世界を守るために」

 

 「ッ……」

 

 俺の語られていく現状に、唇を噛んで顔を歪める十香。唇噛むのやめなさい、傷ついたらどうするんだ

 

 ……確かにさ? 精霊がこの世界に被害を出してるのは間違い無いし、ASDが俺達に問答無用で殺しにかかるのも理に適ってるとは思うぞ

 何せ歩く爆弾みたいなもんなんだしな、精霊ってのは。俺が今日までやってきたことだって、全て正しいことだったとは自信を持って言えねーし

 ……え? そもそも俺が正しい行動を取った覚えが見当たらないって? 知ってる

 

 精霊はこの世界に害しかもたらさない。精霊は周囲に禍しか振り撒かない。確かにそうだ

 俺の天使の本来の力だって、周りからすればただの害悪にしか思われないだろうしな……

 

 そんな俺の言葉を聞いた十香は、その事実を突きつけられ、納得は出来るが理解はしたくない……そんな葛藤を生んだ表情を作って拳を握り締めている。拳握り締めるのやめなさい、傷ついたらどうするんだ

 

 ……まぁ、それはともかく、だ。「自分はやはりこの世界にとって不要な存在だ」とか考えてそうな十香に伝えたい事があるんだよ

 そんな世界がどーたらとか、そう言った小難しい話じゃない。世間に疎い十香でもよくわかる——簡単な話だ

 

 「……ただ、まぁ今はそんなことどうだっていいんだけどよ」

 

 「……え?」

 

 今まで話していたことを”どうでもいい”とぶった切る俺氏

 そんな俺の言葉に不意をつかれたのか、キョトンとした表情で俺の方を見てくる十香

 

 俺は十香と見つめ合う。……まぁ俺の目は前髪で隠れてるから、十香から俺の目を目視することは出来ないだろうな。てかそもそも見せちゃダメやん俺

 ……ま、御都合主義が何とかしてくれるでしょ!(それでいいのか千歳さん)

 

 ……さて、と。とりあえず……もういいか

 

 俺の言葉に疑問を持った十香が返答を待つ。そんな状態で俺は——自身の感情を解き放つのだった

 

 ――あのな? 十香……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「今の俺はな? 非常に虫の居所が(ワリ)ィんだよ」

 

 

 今の俺の心境を一言で言い放った瞬間——解き放たれる

 

 

 ――疑似霊装によって隠されていた、その膨大な霊力を……

 

 

 「……〈神威霊装・終番(マサク・マヴディル)〉」

 

 

 俺の言葉に今まで着ていた服が変化する。気慣れた私服から——あの時の改造軍服の姿へと

 久しぶりに本来の姿をした霊装を身に纏ってみたんだが、やっぱり動きずらさとかは一切無い。俺と一つになったと言わんばかりの一体感

 常時展開されていた〈心蝕霊廟(イロウエル)〉もその姿を外部に露見する。まぁこれが天使だと気づく奴がいるかどうかは知らねーがな? そもそもこれは〈心蝕霊廟(イロウエル)〉の”本体”から力を引き出す触媒みたいなものみたいだし

 〈心蝕霊廟(イロウエル)〉の力の一部を自身の体に発現させる役割を持ったのがこの触媒である腕輪だ。今はまだ顕現させていない本体だが、間違い無くこの腕輪も〈心蝕霊廟(イロウエル)〉から生まれた物だから天使と言っても過言じゃない

 

 

 

 ……何故急に天使と霊装を出したんだって? そんなん決まってんだろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ——ただの八つ当たりだ

 

 「あーくそ……やっぱり抑えが効かねーなぁオイ。世界が精霊を受け入れない? 精霊を殺すのが最善策? 殺すことが世の為人の為? ——そんなことはどうだっていい。どうだっていいんだよッ!!!」

 

 「チ、チトセ……?」

 

 急に雰囲気を変えたからか、千歳が霊装を顕現させたからかは定かではないにしろ、十香は今の千歳に狼狽していた

 今の千歳は塞いでいた蓋が開いてしまった(堪えていた感情が放たれてしまった)状態だ。そうなってしまえば……千歳にその蓋を(感情を)抑える気など一切無かった

 ……いや、抑えが効かないと言ったところだろうか? まぁ抑えられたとしても抑える気はなど無いのだろうが……

 そんな堪えが利かなくなった今の千歳は、状況についていけずに混乱している十香の反応を待たずして叫び続ける

 

 「周囲の言ってることが正しいとか、俺達精霊は世界にとって不要な存在とか、そんなん今はどうだっていいんだよ!!!」

 

 感情のままに言葉を紡ぐ。……その抑えていた激情と共に

 

 「俺は全くもって気に入らねえ!!! 気に入るわけがねぇだろクソッタレがァ!!!」

 

 溜めこんでいた憤怒の念は、叫びと共に周囲へ解放される

 

 「俺はこんな結末認めねえ!! もしもこれが定められたことだったとしても——」

 

 

 たった一つの感情の元に——

 

 

 「——二人の時間の邪魔をする道理になる訳がねぇだろクソッタレ共があああああ!!!!!」

 

 

 ——その怒りを周囲に撒き散らすのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とある少年が言っていた。——”世界はいつだって……こんなはずじゃないことばっかりだ”——と

 前世では何かとネタにされがちな言葉だったが……今ならその言葉を言った少年の気持ちがなんとなく分かる気がする

 

 一通り言いたい事を叫んだ俺は、一旦平常まで心が落ち着かせる

 そして粗方落ち着いた俺がまず見たものは——唖然とする十香の姿だった

 そんな十香に、俺は静かに語りかける

 

 「……いつまでボーっとしてる気だ?」

 

 「……な、に?」

 

 急に落ち着きを取り戻した俺に困惑しているのか、先程までの俺に困惑しているのかはわからないが、十香からは俺が何を言っているのかが理解できていないご様子

 今日の十香は驚きまくってんなぁ……いや、普段の十香がどうかは知らねーけどさ? ……てか今の俺の言動を振り返ると、なんか俺が情緒不安定の人間のような気がしてならない。さっきの件をまだ引きずってんのかな?

 それも今は忘れんとな。そんなこと考えるよりもやらなきゃいけねーことがあるからよ

 とりあえず俺は、そんな様子の十香に今の現状を思い出させるよう語り掛ける

 

 「主人公クンをこんな目に合わせた奴等に仕返しをしないのか? ってことだよ。やらねーなら俺一人で行くが?」

 

 「ッ……だが、それは……」

 

 「これは一方的な憤りの元でやる主人公クンの弔い合戦だ。世界がどうたらとか人がなんたらとかどうでもいい。……十香はシドーがそんな目にあって、黙ってられるのか?」

 

 「……わけ、ない……ッ、そんなわけないだろう!? 世界は私を否定した!! あぁそれは確かだ!! 関係の無いシドーを犠牲にする形で……ッ、私からシドーを奪う形で世界は私という存在を否定した!! 世界はこの結果を持ってして、私が世界に受け入れられない事を納得しろとでも言っているのか? ——ふざけるなッ!!! 精霊の私が否定されるのはこの際どうだったいい!! シドーを奪われてただ黙っていられるかだと? ——黙っていられるわけがないだろうッ!!!」

 

 俺の言葉に、十香はようやく身の内に押さえつけていた本音を解き放った

 解き放たれた激情に身を任せた十香は、その勢いのまま自身の霊装——〈神威霊装・十番(アドナイ・メレク)〉を顕現させる

 

 その顕現に——空は軋み、世界は啼いた

 

 同時に空間震を思わせるかのような空間の歪みが発生し、その歪みが十香の身を包んでいく……

 全ての異常な光景が収まった後に残るのは、俺が最初に十香を見た時と同じドレスアーマーに身を包む十香の姿だった

 

 「……だよな。それでいいんだよ、十香」

 

 そんな十香を見て、俺は満足そうに呟いた

 ……例えそこにどんな理由があったとしても、もしもそれが正当な理由の元に起きた事故だったとしても——大切な奴を奪われて激怒しちゃいけない理由が何処にある? 何処にもないだろう?

 

 そんな、大切な人を奪われた十香が——

 そして、大切な友人達の幸せを潰された俺がやることは……たった一つだ

 

 

 「「世界が精霊(私)を否定するなら……俺(私)は世界を否定する!!!」」

 

 

 

 ――今ここに、深淵(千歳)王国(十香)の蹂躙が始まろうとしていた……

 

 




男性は理性的に考え、女性は感情的に考えると聞いたことがありますが……

あれ? 千歳さん結構感情的?

千歳さんがいたからこそすぐに激おこプンプン丸状態にならなかった十香さん
でも結局千歳さんに煽られて欲望を解放し――これは違うか、感情を爆発させたのでした

そして霊力解放した千歳さん。後の事は知らない子状態である

次回、お前なんで生きてんの?主人公だから
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