TS一夏ちゃんを無双させたいインフィニット・ストラトス (凍結中) 作:銭湯妖精 島風
ボクが誘拐された事件から数日後、ドイツ某所にある軍施設の1室にボクは、ドイツ人のお姉さんと日本人のお姉さんの2人と向き合っている
さながら取り調べみたいな感じになっているが、対応は結構丁寧で不自由はしていない
「漸く落ち着いてお話が出来る様に整ったので、貴女には幾つか質問や お話をしたいと思います。警察等でも同じ質問をされたと思いますが、もう一度 お願いします。あ、私はツェツィーリエ・シュヴァルツシルトといいます。ツェリと呼んで下さい」
ドイツ人のお姉さん、ツェツィーリエさんが口を開き、ボクに言ってきて
「私は麻木 芹です」
日本人のお姉さん芹さんは、タブレット端末を操作しながらICレコーダーのスイッチを入れて机に置いている
何か出来る女性って感じで少し憧れる
「分かりました」
此処で渋っても仕方ないし、犯人の人達の一部以外は捕まっていないと聞いているので、協力をするべきだと思う
それから様々な質問をされていたが、やはり警察に話した内容と大差は無かったが、ツェリさんは決めていた様子で表情が僅かに変わり
「次は我々にとっての本題をお聞きします、単刀直入に・・・貴女が所持しているISについてです」
ボクは出されたミネラルウォーターを一口飲んで考える
この手の質問がされる事はボクにも予想していた
この世界に存在するISコアは公には467個しか存在せず、束お姉ちゃんしかISコアを生産する事が出来ない
その束お姉ちゃんは数年前に行方を眩ませてしまったので、ISコアが増える可能性は限りなく低い
だから1つでも多く欲しいの筈
「何でしょうか?」
ボクは気を引き締めて言う
「そのISに搭載されているコアの出処について、お聞かせ願います」
やはりか、そう考えて もう一度ミネラルウォーターを一口飲んで
「これは・・・数年前、姉の親友に誕生日プレゼントとして頂いたモノです」
ボクはヘアピンを外し指で撫でなかまら答えられる
「なるほど、織斑千冬氏の親友とは・・・やはり」
「ISの開発者、篠ノ之束博士です。小さい頃から博士に可愛がって貰っていましたから・・・」
ボクの言葉に納得した様子で頷くツェリさん
やっぱり問題にならない訳がないよね、うん
「本音を言えば、そのISを此方に譲渡して欲しい所ですが、我々は篠ノ之 束博士 及び 織斑千冬氏と事を構えたく有りません。これはIS委員会の総意です、ですが代表候補生や企業所属ではない貴女がISを所持しているのは些か以上にマズい」
確かに色々と問題かも知れない
「ならば、マズくない状態にすれば良いとなりまして、IS委員会は対IS犯罪対策組織 及び 対策部隊の立ち上げを決定し、篠ノ之博士への交渉も成功しました。無論タダでとは行きませんでしたが・・・」
そう苦笑するツェリさん
束お姉ちゃんは一体何を対価にさせたんだろう?
知りたいけど、怖いから知りたくない
「貴女には此方に所属して頂きたいのです、正確には篠ノ之博士旗下になりますが」
「・・・姉と相談しても?」
正直、ボク1人で決める事は出来ない
ボクには何が正解なのかが分からないから
「そうですね、今日はお暇します。織斑千冬氏と相談して下さい。我々は良き返事を期待して待っております、此方にご連絡を」
そう言い、ツェリさんは名刺を置いて、芹さんと一緒に部屋を出て行く
「はぁ・・・どうしよう・・・」
お姉ちゃんにIS持ってる事を言ってないから、説明するのが怖いなぁ・・・
少し憂鬱になりつつボクも部屋を出て、お姉ちゃんと寝泊まりをしている部屋に帰る
「うううぅ〜」
ゆっくり帰って来た筈なのに、既に部屋の前に着いてしまって扉の前で唸る
確か、お姉ちゃんは既に部屋に居る筈なんだ
「ん?なんだ一夏、どうかしたのか?」
扉が開き中からお姉ちゃんが出て来て不思議そうな顔をして聞いてくる
「う、うん。相談が有って・・・」
ボクは意を決してお姉ちゃんに言う
「そうか、分かった。とりあえず中に入ろう」
お姉ちゃんはボクを中に入れて扉を閉めて鍵を掛ける
「それで?相談とは何だ?」
ベッドに足を組んで座り聞いてくる
「う、うん・・・実はボク、ISを持っててね?それが少し問題になってるみたいで、IS委員会の部隊に所属しないか?ってお誘いを受けまして・・・」
ううぅ・・・お姉ちゃん目付きがするどくなったよ
「・・・そうか、どうせ束の仕業だろう?」
溜息を吐いて腕を組み言う お姉ちゃん
「ま、まぁ否定は出来ない・・・かな?」
アイオライトも部隊も束お姉ちゃんが関与してるから否定は出来ない
全てが束お姉ちゃんが原因ではないけれど
「私としては、お前の意思を尊重するつもりだ。お前はどうしたい?」
「ボクは・・・」
真っ直ぐお姉ちゃんに見つめられ、ボクは考える
正解を考える
「はぁ、お前は良い子過ぎるな?どうせまた正解を考えいるのだろう?たまにはワガママを言っても良いんだぞ?」
お姉ちゃんは苦笑して立ち上がりボクの頭を撫でる
「お前は今まで私の為に色々と我慢もしてきただろう?なら正解なんて気にせずに自分が、どうしたいかを考えてみろ」
そう言い優しく微笑んでくれた
だから考える
ボクはどうしたいかを
それは分かっている、ボクは お姉ちゃんの様に強く気高く自分を律し人に優しい人になりたい
ならば、夢の一歩へ近付けるかも知れない
「ボク、お誘いを受けるよ」
「そうか、分かった。私に出来る事が有れば言ってくれ、姉としては、たまには妹のワガママを聞いてやりたいしな?」
そう言ってお姉ちゃんはニヤリと笑んだ
手始めに束お姉ちゃんに電話してみよう
執筆に3時間も掛かってしまった・・・
神様、文才を下さい