また短いssになっちゃったT^T に、二話からは本気だします(汗)
因縁の過去へ I
一歩一歩前へ行くたび、人には試練が待っている。
怒り、憎しみ、苦しみ、悲しみ、楽しみという試練。是等全てを経験し、学び、己を高めていく。
人は是を『成長』と言う。
しかし彼らには、それが........できなかった。
ー翌日の朝ー
二人はようやく平原に着いた。
足が全く動かなくなるほど疲れていた。
「ひとまず、休憩にするぞ」
木陰で休憩することにした。
二人が来たのは、ギルダームから東に約三〇キロメートル行った所に位置する地「ハーザルト平原」
草木は生い茂り、川の水は川底がくっきり見えるほど澄みきっている。極稀にだが、珍しい鉱石も取れるらしい。
多種多様な生物が生息するこの地で、二人はある生物の撃退を依頼された。
ー 崩極龍 ネザドベルスー
地を泳ぎ、見た目は巨大な烏賊(いか)のような龍。 その生態は未だ謎が多く、数多の研究者たちが捕獲しようとするが、皆無惨に散っていったという。そんな龍が、こんなだだっ広い平原にいるという。
しかし、
そこには、もう姿は無くなっていた。
それもそのはずだ。 何せこの依頼を受けてから既に一日経っている。姿が無いのも当然のことだ。
「来た意味ねぇじゃねぇか‼︎」
アルティアはキレた。
「消消消消消消消消消消消消消消消消消消消消消消」
ディルはコワレた。
二人は同じことを考えた。
ーこれじゃ変われないー
これじゃまるで、、、、、、
《あの日》と同じじゃないか、と
ー10年前ー
その日はこれまでにないほど、晴れていた。
二人の無邪気な少年がいた。とても仲が良い友達だった。暇があれば、何処にでも行こうとするやんちゃな二人。
「ディル 何して遊ぶ?」
「どっか行こう‼︎」
相変わらずの二人だった。そんな二人には、一人ずつ、兄がいる。
「アルティア、 また出かけるのか?あまり遅くなるなよ」
「ディルムッド 、 今日は何処に行く気だ? 」
アルティアの兄 ギルス•ファランシスタ
ディルムッドの兄 ベルジャック•フォレスティア
二人もまた仲が良かった。
どちらの家も、両親を早くに亡くしている。だが、生活は安定していた。二人は 狩人(ハンター)だった。それも名の知れた一流ハンターだった。依頼を受け、達成すれば、報酬金を貰うことができる。ある意味いい職場だった。 二人は 何時しか、 “無敗”(カルトロシア) と呼ばれるようになっていた。
「ギル兄‼︎ うん、早めには帰るようにする‼︎」
「ベル兄さん恐いよ あんまり遠く行かないからさぁ」
そう言うと二人は駆け出して行った。行く場所は決まっていた。
ー 憧れの人のもとへ
ハイッ というわけで........。
相変わらずの駄文ですね.........。(泣)
ま、それは置いといて、
読んでくださった方はハーメルンかツイッター(亜地兎)でご意見よろしくお願い致します。
次回からは最低10,000文字書けるよう頑張ります。