「アリス! 邪魔するぜっ!!」
声の主が玄関のドアを開き、入ってくる。
入ってきたのは魔法少女風の少女だった。
「あっ、魔理沙。ちょうど良いところに」
アリスの言動から察するにその少女は魔理沙という名のようだ。
「ん?なにがちょうど良いんだ? おおっ! 客がいるのか」
「そうなのよ、この子は虹形創華ちゃん。魔法の森で倒れているところを私が助けたの」
さっきの会話では話していなかったが、創華は魔法の森で倒れていたようだ。
「この子は記憶喪失で行くあてもないから記憶が戻るまで幻想郷にいることになったのよ。でも一人で幻想郷を歩いて回るのは大変でしょ?それに悪い妖怪も沢山いて危険だから案内役兼用心棒が必要なのよ」
「なるほど、それを私に頼みたいということだな?」
「そうよ、話が早くて助かるわ」
「私もここに紅茶をたかりに来ただけだし、頼まれてやるぜ」
どうやら魔理沙が創華の案内役をすることになったようだ。
「私は霧雨魔理沙だ。幻想郷の案内は私に任せてくれ!」
「虹形創華です。お世話になります」
「そうと決まれば早速出かけるぞ!!」
「えっ!?」
そう言うと、状況を飲み込めていない創華を他所に魔理沙は創華の手を引いて出て行ってしまった。
「よし、じゃあ私の後ろに乗ってくれ」
魔理沙は宙に浮いた箒乗りながら言う。
創華は躊躇いながらも箒に乗った。
「それじゃあ行くぜ! じゃあなアリスー」
「くれぐれも怪我させないようにね」
こうして魔理沙と創華はアリスの家を出発した。
「この辺りの森は魔法の森って呼ばれているんだ。アリスの話だとお前はこの森で倒れてたらしい。危険な妖怪に襲われる前にアリスに拾われてよかったな」
「危険な妖怪ってどのくらい危険なんですか?」
「私でも倒せるかわからないくらいのヤツもいるぜ。まぁ魔法の森にいる妖怪くらいなら私の敵じゃないけどな」
「じゃあ魔理沙さんはどのくらい強いんですか?」
「私は妖怪退治を仕事にしてるからなそれなりには強いぜ」
「へぇー、それなりにですか」
「それなりにだぜ」
多少はぐらかされてしまったが、魔理沙が妖怪退治の腕に自信があることが伺えたので創華は安心した。
「それで今は何処へ向かっているんですか?」
「んー、とりあえず人里かな?あそこが一番安全だし、何よりいろんなヤツと関わった方が良いと思うから」
「確かに……会話することで何か記憶が戻るかもしれませんしね」
「そういうことだぜ」
そんなことを話しているうちに人里に着いたのだった……
前話を投稿した翌朝にログインしてみたら、もう感想が届いていてとても驚きました。
返信は鬱陶しいかと思い、敢えてしませんでしたがとても嬉しかったです。
今後も、恐らく感想への返信はしないと思いますが、いただいたものはありがたく読ませていただきますのでよろしければ感想書いてやってください。
最後になりますが、こんな素人の作品を読んでいただきいただきありがとうございました。
また次の章でお会いしましょう。