東方創操劇   作:stair

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この話は前回の続きですので、まだ前回を読んでいない方は先にそちらを読んでください。


第三章~異変の兆候

――博麗神社――

「着いたぜ。降りてくれ」

魔理沙に促され箒から降りる。

何か見覚えがあるような……

創華はそんなことを思ったが気のせいだということで納得した。

そこには紅白の巫女服を着た少女が立っていた。

「よぉ霊夢。辛気臭い顔してどうしたんだ? 」

魔理沙がその少女に話し掛ける。

「あら、魔理沙。また来たのね。少し考え事をしていたのよ」

「考え事? また異変か? 」

「そうね、まだ確かではないのだけれど。最近、ものがいつの間にか破壊されるという事案が多発しているの」

「ものが破壊されるのか…… 」

「ところでその後ろにいる子は誰? 」

「あぁ、まだ話してなかったな。こいつは虹形創華だ」

「創華と言うのね。私は博麗霊夢。この博麗神社の巫女をしているわ」

「よろしくお願いします。あの……その異変ていうのは何ですか? 」

「超簡単に言えば妖怪が人間に悪影響を与えてる状態のことだな」

「だからその元凶の妖怪を退治しなきゃなのよ」

「なるほど……早く解決しないとですね」

「でもまだ妖怪の仕業とも言い切れないのよね……。」

「どういうことだ? 」

「証拠がないのよ。事件があった後には何も残っておらずただものが壊れているだけ」

「流石に人間がやっているかもしれないことを妖怪の所為にする訳にもいかないしな」

「今の時点では何も動けないわね」

「そうだな……しかし今できることもないしそろそろ帰ることにするぜ」

「そう、じゃあね」

「おう、また来るぜ」

そうして魔理沙と創華はそそっかしく帰って行った。

――上空――

「明日から情報収集でもするかな……。」

 魔理沙のつぶやきに創華が反応する。

「異変解決ですか? 」

「まぁそんなところだ。」

「私もお手伝いさせてもらってもいいでしょうか……? 」

「いいぜ。ただし私から絶対離れるんじゃないぜ? 」

「いいんですか!!ありがとうございます」

「どっちにしろ用心棒として同行しなきゃだしな。……そろそろつくぜ」

――アリス邸――

「帰ったぜ」

「あら、お帰りなさい」

 アリスが玄関から顔を出す。

「じゃあ私はかえるぜ」

「あら、お茶くらい出すのに……。何かあったのかしら? 」

 アリスの言葉も聞かずに魔理沙は帰って行った。

「とりあえず中に入りましょうか」

 家に入るとそこにはもう夕飯が用意されていた。

 朝とは違い和食が並んでいる。

 丁度その時、創華のお腹が鳴った。

 アリスは少し笑いながら、夕飯を食べるように促した。

 夕飯を食べながらアリスと創華が話す。

「異変らしきものが起きてるらしいんですよ」

「それってどんな異変なの? 」

「いつの間にか物が壊れてるらしいんですよ」

「もしかしたらその所為で…… 」

「何かあったんですか? 」

「少し出かけてる間に私の人形が壊れていたの」

「それは災難でしたね……。その人形って頭にリボンのついたやつですよね? 」

「そうよ、それがどうかしたの? 」

「ちょっと待っててください」

 そう言うと創華は椅子から立ち上がり、目を閉じた。

 するとまばゆい閃光と共に人形が現れた。

「どうぞ」

 そう言って人形をアリスに手渡した。

「すごいわね……、これがあなたの能力なの? 」

「そうですね。『ありとあらゆるものを創造する程度の能力』みたいです」

「ただ残念ね、この人形火薬が入ってないわ」

「見たものの特性を知ってないと完璧に同じものは作り出せないんですよね……」

「なるほど、じゃあ見たことないものは作れないのね」

「いえ、見たことないものでも自分の想像した通りのものが作れます」

「つまり何でも作れるのね」

「そうです」

 アリスはありがとうと伝えてキッチンへと向かって行った。

 創華はこの力で壊れたものを直そうと決意したのだった……




最後まで読んでいただき有難うございました。
三ヵ月も投稿期間が空いてしまったので失踪したかと思った方も多いと思います、心よりお詫び申し上げます。
しかし、これからも気が向いたときにのんびり書いていこうと思っていますので期間が空いても気長に待ってもらえればうれしいです。
それではまた次の章でお会いしましょう。
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