この素晴らしい世界に怪獣を!〜三つ首皇帝と紅魔の族長娘〜   作:アスフィア

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今回はちょっとした番外編です。

アニメ見たけどやっぱりゆんゆん可愛いですね。


……セナさんも弄る材料増えて私としては大満足です(^q^)



安楽少女の女王様

クエスト

『安楽少女の巣の破壊』

 

 

「……安楽少女の巣?」

 

王都に存在する冒険者ギルドで、ある日本人が呟いた。

 

本来、安楽少女はアルカレンティアから紅魔族の里までの道中に出現する魔物。

 

しかし、このクエストの情報を見ると、王都付近の森に大量に集まっているとの事だ。

 

「ふーん……報酬金もそこそこあるな。よーし、金稼ぎしてくるか」

 

そう言って日本人のソードマスターはクエストを受注し、森へと向かう。

 

 

 

それが、自身の最期になるとも知らず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うへぇ、かなり奥だな……面倒臭い」

 

日本人はブツブツと独り言を言いながら、森の奥へと歩みを進める。

 

この日本人は、王国でもかなり有名な冒険者である。

 

この男がパーティを組んだら、そのクエストは失敗しない、絶対に成功すると言われている。

 

事実、熟練者が10人でパーティを組んでも苦戦する程の相手を、彼を含めた5人という半分の人数でこなす程の実力者だ。

 

だからこそ、戦闘力自体はかなり低い安楽少女のクエストを1人で受けた。

 

「……えっ?人間?」

 

色々な事を考えながら進んでいると、クエスト対象の安楽少女にバッタリと出くわす。

 

「よし、まずは一匹……」

 

「ひっ……じょっ、女王様ー!!人間ですー!!冒険者ですー!!」

 

剣を構えたところで、安楽少女が叫ぶ。

 

(女王……?安楽少女にそんな個体いたか……?)

 

「死にたくなーい!!」

 

「あっ!!おいコラ待ちやがれ!!」

 

意外にも速い速度で安楽少女は逃げ出し、女王という単語に気を取られていた日本人は安楽少女を逃してしまう。

 

「……ちょいとヤバいかもな。これは……パーティ組んできた方が良さそうだ」

 

日本人はそんな事を呟き、来た道を戻ろうとする。

 

「「ギキィィィィ!!」」

 

「うおっ!?」

 

が、そんな彼の目の前に二本の牙の生えた触手が襲いかかる。

 

「っ……オラァ!!」

 

しかし、彼はソードマスター。不意を突いて襲い掛かった触手を躱し、切り落とす。

 

「ギキィィ……」

 

触手は切り落とされても弱々しい鳴き声をあげながら、暫くのたうちまわる。

 

その光景に驚いていた日本人の後ろから、声が聞こえてくる。

 

「あらあら、女性を斬るなんて酷い男の人ねぇ」

 

日本人が振り向くと、茂みの奥に、緑色の服に身を包み、これまた緑の長い髪をした女性がいた。

 

「……お前が……女王とか言われてる奴か?」

 

「ふぅ〜ん……私達を討伐しに来たって訳かしら?結構レベル高いみたいね?あの態度悪い娘が泣きながら助けを求めるなんて……ねぇ?」

 

「そっ、それはどうでもいいじゃないですか!」

 

クスクスと笑う『女王』。

 

「で……貴方は生きたい?死にたい?フフフ……生きたいなら今回だけは見逃してあげるわよ?」

 

見逃す、と挑発する様に言う『女王』相手に、日本人は剣を抜く。

 

「あら……それが貴方の答え?」

 

「そうだ。俺達人間に危害を与える奴を野放しにはできないからな」

 

そう言い放った日本人に対し、女王は……

 

「フフフ……アハハハハッ!!良いわね貴方!!えぇ!!相手してあげるわ!!力の差を見せ付けて動けなくして触手で縛り上げて私の娘達の糧にしてあげるわ!!」

 

大きく笑い、茂みから姿を現わす。

 

「ッ……!?」

 

そんな女王の足が在るべき所からは、大量の触手が牙を剥いて顔を覗かせていた。

 

「私は薔薇の女王。迷い込んだこの世界で、安楽少女と呼ばれるか弱い子供達にエネルギーを与えてたら、いつの間にか安楽少女達の女王になってたわ」

 

「いつの間にかかよ!?」

 

日本人が突っ込むも、女王は無視して続ける。

 

「この娘達は庇護欲を掻き立てる……私もその罠に掛かってしまったってことね。でも、一つだけ大きな違いがあった。私には、この娘達を統率する程の力があった。さぁ、大した力も持たない人間さん……貴方が望んだ事よ。この場から立ち去り、生きるという道を捨てた哀れな人。私達の……糧になりなさい」

 

瞬間、触手が彼を襲った。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

賞金首『安楽女王』懸賞金2億エリス

 

 

王都で活躍していた冒険者が帰らず、それは賞金首になった。

 

 

安楽女王。

 

 

安楽少女達を統率するその女王の名は————————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「賞金首、安楽女王……『ビオランテ』……か。まったく、仕事を増やしやがる。まぁ、元の生息地に戻りつつあるみたいだから被害は減りそうだな」

 

「きゅ?」

 

「あぁ……そうだな。フェアリー、レオに伝えておいてくれ」

 

「きゅ!」

 

「ついでに、明日……カイザーギドラって奴が転生してくるとも言っておいてくれ」

 

「きゅぅ!!」

 

「あぁ、行ってらっしゃい」

 

「きゅぅ〜!!」

 

「…………まったく。あの爺さんは嘘ばっか吐きやがるから信用出来ねぇなぁ……皇帝にもなんて言うのやら……」

 

 

 

 

 

「……まぁ、別に良いか。()()()には真実を話してくれてるし。最初にこの世界に転生されて本当に良かったよ……お陰で、影で嗤いながら楽しく過ごせる」

 




このすばにはまったく関係ないけど、ブロリーMADからこのすばを知った私としてはドラゴンボール超で女ブロリーが出ると知って最高です(^q^)
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