この素晴らしい世界に怪獣を!〜三つ首皇帝と紅魔の族長娘〜   作:アスフィア

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???「この俺を仲間にしロットォォォォォ!!!」

これが、私のこのすばとの出会い。

……酷いなwwwこれが分かる人は果たして読者の中にいるのかどうか……www


第一章EX〜威厳と皇帝〜
この懐かしい友との再会を!


「まったく……よくもここまで逃げたものだな?ガイガン」

 

我の眼下にいるのは、かつての戦争の時に手を組んだ怪獣……ガイガンだ。先程ようやく捕まえて、一発殴ったが。事故とは言え、背中を切られた恨みは大きいぞ。

 

「痛ぇなぁ、もう……俺っち悲しいよ」

 

「色々聞きたいが、まず……お前そんな喋り方だったか?なんか、こう……『汚物は消毒だー!!』とか奴に向かって言ってた覚えがあるのだが……」

 

我の記憶違いでは無い筈。

 

「あ、あれはX星人に操られてたからだよ。俺っちはこの喋り方が素だよ?」

 

「そ、そうか……」

 

も……ものすごく違和感がある……

 

「それよりXもこっち来てたんだね。俺っちびっくりだよ」

 

「あぁ。あと、我はここではエクスと名乗っているからそう呼んでもらいたい」

 

ガイガンはヘラヘラ笑いながら頷く。

 

「ところでエクスは冒険者なのかい?剣持ってるけど。……使うの?それ」

 

「いらないと思うが一応な」

 

触れられない敵ぐらいにしか使わないと思うが……それはゆんゆんに任せれば……

 

「……あっ」

 

「どうかしたかい?」

 

ヤバい、此奴を追い掛けるのに必死で忘れてた。

 

「いや、お主を追い掛けていて仲間を置いて来てしまってな」

 

「へぇー、仲間いるんだ。俺っちも知ってる奴?」

 

「言っておくが、怪獣では無いぞ」

 

その言葉に、ガイガンは驚きながら言った。

 

「マジで?意外なもんだねぇ……」

 

「ところでお主はあの店で何を?……というかあの店は何なんだ?まるで風ぞk」

 

「エクスはとっととお仲間さん迎えに行った方がいいんじゃないかな!?」

 

我の言葉を遮る様に叫ぶガイガン……あの店については触れない方が良いのか……?喫茶店のくせに、明らかに悪魔の類いが経営する風俗店みたいになっていたのだが……

 

「あぁ。……そうだ、お主も着いてこい。我の仲間と知り合っていて損は無いだろう」

 

「んー、俺っちこれから仕事なんだよね。悪いけど、次の機会にさせてもらうよ」

 

「そうか。それではな」

 

というか此奴、冒険者では無いのか。……何の仕事をしてるんだろうか。

 

「あ、ところで……お主以外に誰か仲間はいなかったのか?」

 

一番気になっていた事を聞いてみる。少しでも情報が欲しいからな……

 

「んー?そうだねぇ……俺っちは知らない奴だったけど、2人会った事があったなぁ」

 

「2人もか……いや、この場合2人しかと言うべきか?」

 

この世界にどれだけ入り込んでるのかが分からぬからな……それくらい教えてくれても良かったのではないか?御老神よ。

 

「1人はモスラだったけど、俺っちの知らないモスラだったんだよね。随分若かったよ。『レオ』って名乗ってたけど、エクスは知ってる?」

 

「いや?我々はモスラ一族と因縁があるが、レオと言うモスラは聞いたことが無いな」

 

御老神は別の世界からも怪獣が来てると爆弾発言していたからな……というか別世界にもモスラが居るのか?

 

「あとは、エクスと同じギドラだったよ」

 

「なに!?本当か!?」

 

それは運が良い。同じギドラ族なら皇帝として命じる事も出来るからな。……ゆんゆんの前ではあまりやりたくないが。

 

「そうだよ〜。金髪で綺麗な人だったなぁ」

 

「そうか……って待て、女なのか?」

 

「そだよ」

 

……ゆんゆんと友達にさせる事も出来るか?そうすればゆんゆんも喜ぶだろうし……

 

「確か、『ランド』って名前だったよ?俺っちの働いてるお店にも来たんだ」

 

「ほう、ラン……今なんて言った?」

 

冗談だろ?頼むから聞き間違いであってくれ……!!

 

「?俺っちの店にも来てくれたって」

 

「そこではない!!そいつの名前だ!!」

 

この馬鹿もう一度殴ってやろうか?

 

「ランドだけど……それがどうかした?ってエクス!?何処行くの!?」

 

再び同じ名前を聞いた瞬間、我は無意識に駆け出していた。

 

「ふざけんな……!!数多いるギドラ族の中から選りに選って彼奴が来るとは……!!!」

 

さっさと見つけなければ……!!奴の容赦の無さは我が一番知っている……!!

 

まっっったく、本当に運が無いのだな、我は!!!

 

今すべき事は、奴を捜し、止めることだ。

 

……そう言えば、ゆんゆんの年齢を聞いていないな。

 

まぁ、あの容姿なら奴の捕食適正の対象外だろう。

 

……いや、待てよ?友達と言っていためぐみんはかなり小さかったな……どっちが年相応なんだ?

 

万が一、めぐみんの方が年相応の容姿だとしたら……友達と言っていた辺り、めぐみんと同い年か、前後1〜2歳が妥当だろう。

 

その場合は……拙いな。

 

奴が一番好むのは幼子だが……15〜6くらいまでは好んで食べるだろう。

 

……めぐみんの推定年齢は12〜3辺り……その場合のゆんゆんの推定年齢は同じ12〜3から15〜6となる……

 

急がねば。もしもその年齢なら捕食対象だ。

 

そこまで考えて————

 

 

ドゴォォォォォン!!!

 

 

————街に爆音が轟き、続いて悲鳴が響き渡る。

 

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

 

「うふふ……逃げちゃダメじゃないの……ゆんゆんちゃぁん♪」

 

先程までの優しそうなランドさんとはまるで違う、ランドさんの様な何かが笑みを浮かべながら私に歩み寄る。

 

「ほらァ……ゆんゆんちゃんが逃げるから周りに被害が出ちゃってるわよォ?うふふ……」

 

一歩、また一歩と歩み寄るランドさん。その時、

 

「止まれこのバカ女ぁ!!」

 

1人の大柄な男性がランドさんを後ろから羽交い締めにする。

 

「あら……」

 

「何を考えてんだお前はぁ!!こんな街中で魔法なんか撃ちやがっt」

 

「邪魔よ」

 

そう呟いた瞬間、ランドさんはその男性を軽く振りほどいてしまう。

 

「な……?なっ……!?」

 

男性も、何が起こったのか分からないと言った感じに呆然としていた。

 

「さて……ゆんゆんちゃん……そろそろ諦めて、私のモノにならないかしら?」

 

「ひっ……!!」

 

そう言われた瞬間、全身に寒気が走った。彼女の笑みは妖艶でありながら、今までに無い程の恐ろしさを秘めていて————

 

「そんなことさせませんよ!!」

 

「何よ……?」

 

そんな時、私の後ろから声が掛かった。思わず後ろを見て、驚いた。

 

「めっ、めぐみん!?」

 

私の友じ……ライバルの、めぐみん。彼女が、仲間と一緒に立っていた。

 

「彼女は私の大切なお財布ですから、貴女になんかやりませんよ!!」

 

「めぐみん……!!……って今なんて言ったの!?」

 

お財布と聞こえたが気の所為だろうか。

 

「あらあら、素直じゃないのねぇ……本当は友達を助けたい一心な癖に♪」

 

「そっ、そんな事はありません!!私は……」

 

めぐみんがそこまで言って、言葉が止まった。そして、何かに怯える様な表情に変わっていく。

 

「……めぐみんちゃんも可愛いわねぇ……そうだ、それなら2人纏めて食べてあげるわ♪これなら一緒にいられて満足でしょう?」

 

そう言った時、誰かが叫んだ。

 

「こ、こいつもしかしてモンスターか!?」

 

その言葉を皮切りに、周りの冒険者達が一斉にランドさんに向かって突撃していった。

 

「モンスターなら容赦はいらねぇ!!」

 

「死ねぇ!!」

 

「うらぁっ!!!」

 

そして、彼女に武器が振り下ろされるが……

 

 

ガキィッ!!

 

 

「「「なっ!?」」」

 

それらは全て、ランドさんの周りを覆ったバリアによって弾かれた。

 

「へぇ、武器も弾くんだ、このバリア。光線しか弾いたこと無かったから知らなかったわ」

 

そう言うと、ランドさんは先程襲いかかった冒険者達の足下に向けて手をかざし、

 

「『トリプルトルネード』」

 

容赦無く魔法を放つ。3つの魔法陣から放たれた光線は冒険者達の足下に着弾し、爆発を起こす。

 

「うわぁぁぁぁぁっ!?」

 

「殺さないでおいたんだから感謝しなさいよ。それより……早く食べちゃいたいわぁ……紅魔族って魔力が多いのよねぇ……私、楽しみで楽しみで……ん?」

 

そんな時、ランドさんはカズマさんの横に立っている人に目を向けた。

 

「……あら、随分と無駄な魔力を持ってるみたいね……そこの自称女神さん」

 

「だから本物だって言ってるでしょーーー!!!」

 

「なら、私を倒してみなさいよ。私如きを倒せないで神様を名乗るなんて面白い話よねぇ?」

 

自称女神のアクアさんを挑発するランドさん。案の定、アクアさんは挑発に乗り……

 

「いいわ!やってやろうじゃない!!あの世で後悔しても知らないわよ!!喰らいなさい!ゴッドブロー!!」

 

ランドさんに殴りかかる。彼女にとって、アクアさんの拳を躱すのは容易い事な筈。そして————

 

 

バキッ

 

「「「「「えっ」」」」」

 

何故か、ランドさんの顔面に命中した。だけど————

 

「……この程度?期待外れねぇ……」

 

やはりというかなんというか、無傷だった。流石にアクアさんも慌てるけど、その腕を掴まれる。

 

「ちょ、ちょっと!離しなさいよ!」

 

「貴女は前菜にしてあげるわ。私の好みじゃないけど……そのエネルギーは魅力的だからねぇ……」

 

その時のランドさんの顔は、まるで恐怖の大王のような————

 

「やっ、やめっ————」

 

「「「アクア!!」」」

 

アクアさんの仲間達……めぐみん達が叫ぶ。

 

その叫びを聞いているのか、それとも聞いていないのか。

 

ランドさんは口を開き、人間にある筈の無い牙をアクアさんに————

 

「見つけたぞロリショタコンのド変態がぁぁぁぁぁっっっ!!」

 

牙が刺さるその直前、凄まじい勢いで走って来たエクスさんの蹴りがランドさんに炸裂した。

 

「ぐっ!?」

 

「きゃぁっ!?」

 

「おい、しっかりしろ駄女神!!挑発になんか乗りやがって!!」

 

「だって!だって!!」

 

アクアさん達が言い合っている中、エクスさんはランドさんと向き合っていた。

 

「……あー……久し振りに会う友人への挨拶が本気の蹴りって、貴方やっぱり最低ねぇ?」

 

「ふん、万年2位の負け犬が幾らほざいてもなぁ?」

 

「あ、あの、エクスさん……」

 

「……何だ?取り敢えず少し下がっていろ」

 

私は少し下がりながら、聞く。

 

「2人は一体何者なんですか……?」

 

一番気になる事。エクスさんの基礎能力や、見た事も無い魔法も気になったけど……ランドさんは確実におかしい。エクスさん以上に、見た事も無い魔法を使っていて……

 

「後で話す。……というか、お前等逃げた方がいいぞ。近くにいられると命の保証が無い」

 

自分でもこのタイミングで聞いて答えてもらえるとは思っていなかったけど、その上でとんでもない警告をされる。

 

「まぁ、確かに命の保証は出来ないわねぇ。特にそこの脳筋はねぇ?」

 

「器用貧乏さんは通るだけで被害与えてたけどなぁ?」

 

……友達であり、ライバルであるって言ってたけど……これ、仲が悪いだけなのでは……?

 

「というかロリショタコンって何よ?私はただ効率良くエネルギーを摂取する為に子供を食べてるだけよ?」

 

「自覚無しのド変態か。哀れなものだな?万年2位の負け犬」

 

「さっきも聞いたわよ。何?数分前に言った事を忘れるくらいなの?弱い頭ねぇ。これだから脳筋は嫌なのよ。パワーばかり求めちゃってさ」

 

「さっきも脳筋と言ってた筈だがなぁ?今の台詞そのまま返すぞ」

 

「あら、私は脳筋じゃないわよ。分かるでしょ?」

 

「そうだったな。変態だった」

 

……本当に仲が悪い。さっきまでの緊迫感も何処かに消え去った感じが……

 

「……ふん。周りの評価で皇帝の地位を手に入れた男風情が、あまり調子に乗らない方が良いわよ?」

 

「ほう……一族から外れた能力に頼る事しか出来ん女如きが、皇帝である我に逆らう気か?」

 

これは拙い。明らかに挑発しあって2人とも苛立ち始めてる。

 

「あら、能力も実力の内よ?それに貴方も能力持ってるじゃないの。防御力を上げる、よく分からないそれが」

 

「これはリミッターだ馬鹿者。本来の力を抑える為のな。貴様の様な変態相手には丁度良いだろう」

 

「…………」

 

「…………」

 

散々言い合った後の沈黙。この後の展開はこの場にいる皆が察した様で、中心にいる2人から距離を取った。

 

私が一番2人に近い場所にいたけれど、私が距離を置くまで2人は動かなかった。

 

「カズマ、あの2人に撃ち込んでも良いですか?良いですよね?」

 

「ダメに決まってるでしょ!?」

 

めぐみんがカズマさんにそんな事を聞いて、カズマさんが答える前に私が叫んだ。

 

「なんで貴女が答えるんですか?それに、これは絶好のチャンスですよ。もしかしたらギルドから臨時報酬がもらえるかもしれません」

 

「こんな得体の知れない奴の相手なんて金貰ったってしたくねぇよ!!」

 

そんなくだらない事を話し合うめぐみんとカズマさんだったけど、

 

「「ハァッ!!!」」

 

2つの声が重なり、同時に2人の拳が重なる。だが、

 

「あら……?気の所為かしら。なんか……貴方、弱くなった?」

 

「……それについては我も同意見だ。お主が前より弱く感じるぞ」

 

2人がよくわからない事を言い始める。

 

「私は……鎧着込んだよくわからない蛾を相手にしたのよねぇ。其奴が異常に強くて負けちゃったから、貴方が弱く感じるのかしら?」

 

「我は隕石を撃ち落とす黒蜥蜴と相手してな。その上、部外者が其奴にパワー与えて強くしたから負けてしまってな……その所為かもな。お前が弱く感じるのは」

 

2人は笑みを浮かべると、2歩ずつ下がり距離を取る。

 

「名乗り順は守ってもらうぞ?」

 

「分かってるわよ」

 

そんな会話をしたかと思うと、ランドさんが腕を広げて言った。

 

「私は恐怖の大魔王、グランドギドラ!!今日こそ貴方をその皇帝の地位から引き摺り下ろす!!」

 

それを聞き、大きく笑った後……エクスさんは構えを取り、言った。

 

「我は一族の皇帝、カイザーギドラ!!下克上を望む者よ、出来るものならやってみせよ!!」

 

2人は不気味な程に嬉々とした笑みを見せ、激突した。

 




尚、ゴジラとの出会いはGMK。

当時、幼かった私はハム太郎目的で映画館に行き……








ゴジラを嬉々として観てたんだってよ!

良い子のみんなにトラウマを植え付けたゴジラを観て喜んでた幼い俺ってなんなの……?
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