この素晴らしい世界に怪獣を!〜三つ首皇帝と紅魔の族長娘〜 作:アスフィア
このすば9巻とワンピースともんむす日常読んでたら遅れました。
あと、今活動報告にてアンケート取ってますので、暇であれば回答お願い致します!
この王国検察官からのクエスト受注を!
「早速ですけど、めぐみんと勝負してきます!!」
我がこの世界に来てから二日目。起きて、朝食を食べたところでこの発言だ。
「私は絶対にめぐみんを越えます!!決着が着くまで、何度でも挑みます!!」
負けてる時点で決着は着いてる、と言いたかったが落ち込みそうなのでやめておこう。
「頑張れ。……あ、我も行っていいか?」
一応、勝負を見てみたい気はある。
「勿論です!それじゃあ早速行きましょう!!」
生き生きしてるな……やはり、ゆんゆんにとって大切な友なのだろうな、めぐみんは。
……しかし、あれだ。相手はあの爆裂魔法を使える。勝負したら一瞬で死ぬと思うのだが……まぁ、勝負と言っても殺し合いだけでは無いのだろう……我々とは違うのだから、きっとそうだ。
そんな事を考えながら、我々はめぐみんのパーティリーダーの……えーと、カズマとかいう奴の家へと向かう。
〜〜〜〜〜
「や、やめろぉ!!人の心が無いのかお前等には!?ちょ、本当にやめっ……ス、スティールするぞっ!!」
「……えーと……」
「めぐみん、単刀直入に聞こう。どういう状況だこれは」
「説明は後でしますのでこの男を捨てるのを手伝ってください」
カズマの家に来たのはいいのだが……カズマが変な箱?に入ったままめぐみんと誰かに捨てられそうになっている。ついでに、もう一人は暖炉の前のソファーにいる。
「めぐみん、そこ代われ。ゆんゆんがお前と勝負したいそうだから代わりに捨てておいてやる」
「やめろー!!お前だけは駄目だ!!抵抗出来ねぇ!!」
カズマが全力で拒否するが知らん。そもそも我はゆんゆんの勝負の付き添いだからな。勝負の邪魔をするならその原因を取り除く。
「すまない、助かる。ところで……エクス殿で間違いないか?」
「む?そうだが……我はお主に名乗ったか?」
この女とは初めて会う筈だ。
「いや、昨日の騒ぎの時に見ただけで、名前はめぐみんから聞いた。あ、私の名はダクネスだ。よろしく頼む」
あぁ、成る程。めぐみんかカズマに聞けば分かるか。取り敢えず、名前を知っているけれど改めて自己紹介をしておく。
「……さて。で、これをどうするんだ?本当に捨てるのか?」
「やめろぉ!!そ、そうだ!!めぐみん!!こいつ等を止めてくれればアクアから魔力を供給して爆裂魔法を1日に2回撃たせてやる!!」
カズマの言葉にめぐみんが反応する。……我は魔力供給無しに3発は撃てそうだが、それを言ったら怒りに任せて襲われそうだから言わないでおこう。
「2爆裂……1日2爆裂……」
めぐみんが周りも気にせず考え込む。ゆんゆんが戸惑いながらこっちを見てるが……
「……話が進まんから捨てるか」
「ヤメロォ!!」
もう面倒だから捨てよう————
「サトウさん!!サトウさんはいらっしゃいますか!!」
そんな事を思った矢先、扉が叩かれた。
〜〜〜〜〜
「サトウさん!!大変です!!街の外にリザードランナー……が……」
血相を変えて飛び込んで来た女はカズマを見て声のトーンが落ちていく。そらそうなる。こんな堕落した光景を見させられたらなぁ……というか、リザードランナーってなんだ。ジラの近似種か?
「……何をなさってるのかお聞きしても?」
そう言う女の表情は冷たく、鋭いものになっていた。
「見ての通り暖を取ってました。あ、ドア閉めてください。寒いので」
溜息を吐きながらも律儀に扉を閉める女。
「貴方は魔王軍幹部を2人も討伐し、大物賞金首さえも撃破しました。自分は、そんな貴方を高く評価し、尊敬していたのですが……」
「ちょっと待て、この堕落人間がそんな事してたのか?」
思わず口を挟んでしまう。目の前で変な箱に入ってる男がそんな大層な事をしていただと?我としては魔王軍幹部を倒すというのはガイガンを倒すのと同じくらいだと思うのだが……
「えぇ、そうですが……そういえば、貴方は?」
女が我を見て聞いてくる。
「我はエクス。昨日から冒険者になった新米だ」
「……!貴方がエクスさんですか。既に私達の方にも貴方の話は来ております。あ、申し遅れました。自分は王国検察官のセナと申します」
話が行くのが早いな。しかしそれだけ仕事が出来てるという事だろう。
「うむ、よろしく頼む。で、そのリザードランナーとやらはどんなモンスターなんだ?」
我の言葉を聞き、セナはハッとして話し出す。
「そうでした!!実は、リザードランナーと呼ばれるモンスターが大量発生しておりまして、現在冒険者達が討伐にあたっています。このリザードランナーは普通はそこまで危険なモンスターではないのですが、どうも繁殖期に入って女王が生まれた様でして……!」
セナの話を聞くに、リザードランナーとやらは毎年この時期に繁殖期に入るらしい。普通なら特に危険性は無いが、姫様ランナーと呼ばれるメスが誕生すると途端に面倒になるという。
なんでも、別のモンスターを走って追い抜くのだそうだ。相手を蹴り、逃げる。逃げ切れば勝ちで、その数が多いリザードランナーが王様ランナーになれるらしい。その為にはどんな相手でも蹴るという。
……それが馬でも、ドラゴンでも。もしかしたら怪獣も蹴るのではなかろうか。
しかも、走るのに特化している生き物なだけあって蹴りの威力が凄まじいらしい。当たり所が悪ければ骨折程度では済まされないらしい。
そんなモンスターが暴れる原因となる姫様ランナーが現れたと報告を受けたギルドがリザードランナーの群れの討伐クエストを発注したらしいのだが。
「そこで、サトウさんのもとにやって来ました!!」
セナが嬉しそうな表情でカズマを見る。
……なんでも、以前に随分格好つけた事を言ってたらしい。
そして、気付けばレベル談義である。……そういえば我のレベルって今幾つだ?
気になって確認してみると、レベルは5だった。低い。ゆんゆんも20はあったぞ……
「お、おいお前ら!!装備を整えたら討伐しに行くぞ!!」
少し落ち込んでたら、何やら話が進んでいた様だ。カズマがヤケクソ気味に宣言していた。
〜〜〜〜〜
「場所はギルドにて説明してもらえますので、宜しくお願い致しますサトウさん。では、私はこれで……」
(途中アクアと呼ばれていた女以外の)皆が準備をしている中、セナが軽く会釈してを去ろうとしたその時。
「ここにいるのは分かってるんだよマイエンジェルゥ〜!!」
何やら頭の可笑しい奴の叫びが聞こえ、屋敷の扉が叩かれる。その声を聞いた瞬間、セナが顔色を変えて何処か隠れられそうな場所を探す。
「さっ、サトウさん!奴が入って来ても私はいないって言ってください!お願いします!」
それだけ言うと、セナはアクアが陣取っていたソファーの影に隠れてしまう。
「ちょ、ちょっと!?」
「お願いです!本当に!!」
セナの反応にアクアも半分納得いかない様な表情をしながら頷いた。
……で、まだ扉は叩かれている。
「マイエンジェルゥ〜!!」
「……あの」
「ゆんゆん、言うな。言わないでくれ。本ッッ当に頼む」
ゆんゆんも気付いているが……この声には聞き覚えがある。というか聞き覚えしか無い。なにせ————
「出てくれないなら強行突破だぁ!!」
————昨日、部屋に不法侵入してお茶会した男の声なのだから。
扉を蹴破り、声の主————ガイガンが姿を見せる。
「俺っちの愛しのセナさぁ〜ん、今日こそデート……を……」
しかし、扉を蹴破って姿が見えたのはあちらも同じ。ガイガンは我の姿を見て固まった。
「えー……と……」
「…………」
「止めろ!魔法撃とうとするな!!」
無言で手を構えた我を止めようとしながら、少しずつ退がるガイガン。良い判断だ。
「とっとと去れ。見損なったぞ貴様。あれ程の強さを持つ男がこのザマとは……」
「エクスも結構人の事言えないと思うんだけど」
「……デストロイド」
「お邪魔しましたッッ!!!」
青ざめながらガイガンは外へと出て行く。……はぁ、仮にもモスラと渡り合う程の強さを持つというのになんたるザマだ……
「えーと……皆さん、ありがとうございました」
「いや、構わない。あと、皆に言っておくぞ。今回の件でセナに聞きたい事があっても我がいない所で聞いてくれ。胃と頭が痛くなりそうだからな……」
本当に痛くなりそうだ。何なんだアイツ。
「では、私はこれで……と、エクスさん」
今度こそ帰ろうとしていたセナが話しかけて来る。
「何だ?」
「まだ冒険者になったばかりだそうですが、貴方の強さを見込んで頼みます」
「ほう?」
「今回のリザードランナーの群れに現れた……謎のモンスターの討伐を依頼したいのです」
真剣な表情のセナから、面白い依頼が飛び込んで来た。
謎のモンスターの討伐。
どれ位強いのかは分からないが、レベルを上げるのにも丁度良いだろう。
故に、我は————
「いいだろう。そのクエスト、受けようじゃないか」
笑みを浮かべながら、言い放った。
アニメのゆんゆんの絵はちょっと微妙なんだよな……
というか、このすばアニメの作画そのものが微妙というか……喫茶店シーンは最高でしたけどね!!
あととうとう今月ですよ!!シン・ゴジラの公開が!!
出来れば公開当日に行きたいけど行けるかな……