危険な提督と娘達   作:片栗虎

10 / 203
演習編最終章!


本当の初陣その3

どうやら相手方は人数を合わせてくれるようだな?ふふふ、敵に塩を贈ったつもりなのかも知れんが、戦場で情けをかけるなどっ!じじい言葉のわりにまだまだ青いな?

 

相手の編成は瑞鳳・利根・ヴェールヌイ・夕張……ふひひ、何とも貧弱ぅっ!!これは要らぬ心配であったか?余裕綽々で見物していた俺の顔が色を失うのに時間はかからなかった。

 

「くっ!!」

 

「武蔵さん、焦らないで狙って下さい」

 

「解っているっっ!」

 

当たれば一撃大破の武蔵の砲撃がかすりもしない、加賀さんの艦載機もすべて打ち落とされる。

 

「にゃあぁぁっ!」

 

多摩は夕張を追いかけるのに夢中だ!

 

「くっ!こうなったらぁっ!!」

 

流石武蔵だ、単身敵の旗艦利根に向かって突撃を開始した様だ。

 

見た目通りの脳筋っぷりだ!

 

「武蔵さん!?」

 

「これは流石に……恥ずかしい」

 

うちの響がヴェールヌイによって大破してしまった。うむ、犯罪的だ!やや前屈みになる。

 

「ちぃ!零距離ならばっ!」

 

夕張、ヴェールヌイの砲撃に晒されながら武蔵は一直線に利根に突っ込んで行く、ちなみに利根の砲撃は全弾外している。

 

「はぁ……無茶ですよ……」

 

艦載機を飛ばすことを止めた加賀さんは、早々に諦めた様だ。

 

その後武蔵が利根に体当たりした所で大破したが、同時に利根も武蔵の弾丸タックルをモロに浴びて、大破してしまった為、規定したルール上は引き分けとなった。

 

その後、俺はトイレで賢者タイムを迎えた。

 

結果的にルールに助けられたが戦場ならば全滅は免れぬ状況、我が艦隊のほろ苦いデビュー戦となった。

 

結果だけ見れば無惨なモノだったが、この演習が我が艦隊の本当の初陣と鑑みれば利根以外の艦が改造済みの精鋭艦隊に善戦したとも言える。

 

練度に於いても圧倒的な差があるのも明らかであった。

 

実は先代の提督は己の肉体のみで深海棲艦と戦っていたため、艦娘達は戦闘行為に及ぶことが無かったのである!!!

 

「うむ!良き演習であったぞ!また宜しく頼む!」

 

利根は爽やかな笑顔で右手を差し出してくる。

 

「あぁ、次はもっと成長してから来たまえよ?」

 

俺は出された右手を固く握る。

 

「?」

 

利根のやつ、首を傾げていってしまったぞ?くくく、家に帰ってハッと俺の言った言葉の意味を理解して顔を真っ赤にして寄せてあげる例のブラを買いに行くも、直前で羞恥心に駆られレジの前をいったり来たりする事になっちまえ!!!

 

我が隊の娘達は意気消沈してしまい、予定していた食事会はまた次回と言うことになった。

 

よし!計画通りだ!

 

俺は昼に寝て夜も寝ずに考え抜いた、とある計画が書かれた手記に目をやる。

 

【落ち込んだ艦娘達を慰めて好感度を一気に上げて、そのままR-18ssになっちまおう計画】

 

と書かれたチラシを握りしめて意気揚々と武蔵の部屋にスキップで向かうのであった。

 

 

 

終われっ!




次回からは個人面談編に突入!1話で終わる可能性もあり!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。