あれから10年……
人類の命運を掛けたM島での決戦から10年が経とうとしていた……。
ここは、世界地図にもGoogleマップにも載っていない小さな島……。
この島には一人のイケメンと二人の少女が仲睦まじく暮らしている。
そのイケメンと言うのがこの俺!全裸で砂浜を駆け回る姿がとても絵になる男、世界を救った元全人類の砦とまで呼ばれた提督である!!!
「おい変態!裸で彷徨くと殺すっていつも言っているダロ?」
いきなり俺の尻を自慢の尻尾で、思い切りしばいているじゃじゃ馬は戦艦レ級、一度は俺と心中しかけた仲である。
最近は読みづらさを考慮してカタカナ以外でも話せる様になった。
因みに今俺の尻は尋常ならざる痛みと共に通常時の倍くらいまで腫れている。
所詮は深海棲艦、手加減を知らないお子様だ。
そう言っているうちに尻全体が紫色になっていく、流石にこれは……ヤバイぞ!!
「お、おい、もう良いだろう?そろそろ殴るのをやめてくれないか?」
俺の話など聞く耳を持たないかの様に更に激しく攻め立てるレ級……。
「お前が死ぬまで!殴るのを止めないヨ!!」
既に尻は痛みを感じなくなってしまった……。
「レ級よ、何故なんだ……」
「イヤ、さっき殺すって言ったから」
純粋無垢な殺し屋、それが彼女の長所であり短所でもあるのだ。
ここは一発、島の主である俺の威厳を見せねばならない様だな?
ふふふ、レ級の奴、泣いちゃうかな?くくくっ……。
「レ級よ?さっきから俺の尻を叩いて大変そうにしているが、俺にはノーダメージだぞ?まったく痛みを感じなくなっているのだからな?数々の戦場で鍛え上げられた俺の尻には、その程度の打撃では蚊に刺された程度のダメージも食らわん!!」
「…………」
俺の意識はそこで途切れた……。
「司令官さん!!起きてください!!!司令官さーん!!!」
「こいつ、ケツ打たれて失禁どころか脱糞しちゃてさー、情けないヤツだよねー?」
くっ……意識が快復したタイミングでまた気絶したくなるような事を言われてしまった!
「それはレ級さんがやりすぎるからですよ!!いつも言っているじゃないですか!人間と艦娘では体の作りが違うんです!!!」
「……そうダッタ……どうしよう……こいつ、死んじゃったカナ?」
どうやらレ級は冗談のつもりだったらしい、まぁこれで殺されかける事1050回目だしな、そろそろ慣れて来ても良いのに、何故か毎回死線をさ迷う事になる……。
「いや、全裸になった私が悪いんだすまなかった」
「司令官さん!!毎度毎度心配させないで下さいよ!」
俺を心配して涙するこの少女は大潮(改ニ)、俺と永遠の愛を誓い合った俺の嫁である。
「ふっ、すまない無人島の解放感に浸りたくてな?」
「……10年暮らしてもまだ足りないのですか?」
流石の大潮も呆れ顔だ。
「しかし……」
俺は大潮の身体を舐めるように眺める。
大潮とも10年共に過ごしたが……まさか艦娘の身体が成長しないとは……思慮が足らなかったぜ……。
「司令官さん?どうかしましたか?」
大潮は少し照れているのか赤く染まった頬を指で掻く。
ふふっ
俺はその可愛らしい仕草に自然と笑顔になる。
だがしかし!俺は可愛らしい少女を愛でる趣味はあっても、いたいけな少女のロリロリボディには興味の欠片も有りはしない……。
根っからの大艦巨砲主義者なのだ!!
故に大潮との結婚生活はおままごとの域を出てはいない。
大潮は俺と大人の階段を上りたい様でフレンチキスは幾度となくしてきたが、大潮自身もそれ以上の知識が無い様で、結婚から10年俺と大潮は童貞と処女を守り続けているのだ!
しかし
大潮だって見た目の幼さとは裏腹にもういい大人の女である。
「なぁ?大潮?」
「……何ですか?」
「「…………」」
俺達は黙ったまま見つめ合う。
そろそろ、大潮にも大人の愛って奴を教えてやるべきなのかも知れない……。
ロリコンではないが、お互いに愛し合っていればそこは問題ではないのだ!!
「オイ!お腹すいたヨ、お昼にしよう?」
空気を読まない深海棲艦が割ってはいる。
「そ、そうですね!!そろそろお昼にしましょう!!」
大潮は顔を真っ赤にして台所に駆け込んでしまった。
俺は痛む尻をさすって大潮の手伝いをするため、台所に向かった。
アダルトな展開が期待される!まて次回!!!