危険な提督と娘達   作:片栗虎

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世界情勢 舞鶴鎮守府 編

ここは舞鶴鎮守府、かつて最強の提督が指揮をとっていたときわ台鎮守府から移り住んだ無敵艦隊が所属している。

 

「は~い、それじゃ今度の作戦のメンバーを発表するよ~、大井っちよろしく~」

 

気の抜けた号令を終えて布団に入るのは現提督北上である。

 

彼女はとある事情で精神を病んでしまい提督という肩書きはあるものの、実際は大井が提督の仕事を行っている。

 

「旗艦は武蔵さん」

 

「ふっ、任された!」

 

舞鶴の戦力の50%を担う最強の戦艦武蔵、以前の彼女とは違い戦場で圧倒的な戦果を上げている。

 

「加賀さん・赤城さん・電・雷」

 

舞鶴の両翼と称される空母二人の戦力は圧倒的、改造済みで高練度の駆逐艦の二人も、舞鶴鎮守府随一の実力者であり、艦隊に無くては成らない存在である。

 

「それと私、大井ですね」

 

大井は北上から受け継いだ80門の酸素魚雷を引っ提げて舞鶴の雷神と呼ばれる。

 

「今回の作戦は大湊鎮守府の艦隊によって攻撃を受けている、中立海域の艦娘および深海棲艦の救助作戦です」

 

「ほぅ、奴等と一戦まみえると言うわけだな?」

 

超弩級のおっぱいを荒ぶらせた武蔵が鼻息を荒くして指の骨をゴキゴキと鳴らす。

 

「……武蔵さん?今回の作戦の目的はあくまでも中立艦の救助です、無駄な戦闘行為は避けて下さいよ?」

 

「ふっ、解っているさ、だが!奴等が攻撃してきた時はこの武蔵!修羅となって奴等を殲滅する!!!」

 

「……」

 

さらに熱くなる武蔵を、大井は冷めた目をして呆れている。

 

「はぁ……まぁ良いですが……」

 

舞鶴鎮守府の艦娘の数が世界一なのはこうした中立の艦娘を救助して取り入れているからである。

 

しかし、舞鶴鎮守府の艦娘の大半がこうした中立の艦娘である為、戦闘員として志願してくる者は殆どいない、舞鶴鎮守府を潰すには主力艦隊を潰すだけで事足りるだろう。

 

「大井さん!」

 

作戦会議が終わり、明日の作戦の為の準備に取り掛かろうとする大井達の前に現れたのは、佐世保鎮守府の使い神通であった。

 

「……また、貴女ですか?」

 

「……はい、すみませんが北上提督か長門元帥にお伝え願います」

 

「はぁ、まぁ伝えてはあげますけど……106回目ですね?」

 

大井は馬鹿にしたように半笑いの様な表情で答える。

 

「はい……その数字はうちの提……BIGboss……の信念の強さと受け取って頂ければ幸いです」

 

神通はそう言って神通は退室した。

 

「あの人も大変ねぇ」

 

105回にも及ぶ交渉決裂の度に使いに出される神通に対して大井は同情にも似た感情を抱いている。

 

「さぁ皆さん!明日の作戦に向けて準備をお願いします」

 

そう言うと大井は北上の眠る布団の中に無音潜行を開始するのであった。

 

 

 

 

 




でも外でやる事ってあまり無いかも……
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