ふふふ……ついに、ついに!!この時が来たのじゃ!!
我輩は思わず人目も憚らず小躍りしてしまった。
「あらあら、利根さんは随分とご機嫌が宜しいみたいですね?」
鳳翔さんが笑顔だが凄みのある威圧感を放ちながらやって来た。
「う、うむ!……そりゃあまぁ、我等の同士が各々の道を進んでから5年が経って2回目提督会議じゃからのる?」
「フフフ、そうですね?でも……」
鳳翔さんが精神注入棒を、まるで箒でも持つかの様に持っている。
「本番でもその調子では他の提督さんに嘗められてしまいますよ?」
「……解っておるわ……頼む……」
我輩は机に両手をついて尻を突き出した。
「わかりました」
「…………っっ!!!」
「……っっ!!」
そう、初めて提督会議が開かれたのは舞鶴鎮守府と大湊警備府が分裂した時であった。
あの時は話し合いと到底言えぬ酷いものであった……。
罵り合う二人を我輩はただ見ている事しか出来んかった……。
「うぅ、じゃが……今回はそうはいかぬぞ!」
我輩は痛む尻をさすりながら椅子に腰かける。
「頑張って下さいね……利根さん?」
「うむ!必ずや鎮守府同盟を締結させて見せるぞ!!」
「失礼します」
秘書艦の神通がやって来た。
「うむ、知らせは聞いておる、大湊警備府が参加を表明したとたん、舞鶴の方も参加すると言って来たぞ」
「はい、ただ……BIGbossが大湊宛に作成した手紙に同封されていた写真ですが……」
神通は何やら言いにくそうにモジモジしている。
「びっくぼす……じゃったか?それは我々だけの時は言わなくて良いぞ?」
神通の提案で他の提督との差別化を図るため呼称をBIGbossにしたのは良いが、何とも気恥ずかしい……。
「いえ、そうはいきません……」
「ん……まぁ良いが、それで写真がどうかしたのか?」
「はい、あの写真は数年前に撮られた物でしかも何処で撮れたものか正確には解っていない写真ですよね?」
ほう?流石は神通、そこまで調べがついているとはの?
「いかにも……じゃが心配は無用じゃ!あの写真はきっかけに過ぎん、大湊の提督が探しておる物はやはりこの写真の物で間違いなかったと言うことじゃ、であれば我輩や舞鶴鎮守府とも協力して大規模捜索作戦をする流れに持っていくまでじゃ!!」
我輩の完璧すぎる計画に神通は……。
「ん?まだ不安があるのか?」
「え、えぇ……少しだけ……」
ふむ、秘書艦として慎重なのは良いことじゃが、度が過ぎれば疑心暗鬼にとらわれかねんな……。
「だぁ~いじょうぶじゃ!全て我輩に任せておれ!万事解決して見せるわい!」
我輩の自信に満ち溢れた表情を見て更に表情を曇らせる神通……我輩ってそんなに信用無いのかの?
自分で自分に質問をするが答えは見つからない……。
じゃが……此処まできたらやるしかあるまい?
そして……いよいよ第2回鎮守府会議が始まろうとしていた。
待て次回!!
もう少し出てこないぜ!