危険な提督と娘達   作:片栗虎

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ようやく提督タイムがはっじまるよー!!


新たなる冒険のはじまりはじまり……

「ってな具合だよ」

 

成る程な、レ級から世界情勢について聞いていた俺は複雑な気持ちだ。

 

利根さんに北上さんに響……いまはヴェールヌイだったか、コイツらをまとめあげる事が出来るのは世界中でも俺くらいなものか……。

 

恐らくヴェールヌイの探しておる者とは俺の事だろう……すまないヴェールヌイ、俺はもうお前の愛した提督では無いのだ!大潮の大切な初めてを手に入れたいと常日頃から考えている、所謂紳士なのだ!!

 

「おーい、大潮!」

 

俺の一声に反応して台所から返事が帰って来た。

 

「どうしました!?司令官さん!」

 

「セックスって日本語で性別のことなんだぜ?」

 

ふっ、遠回しに今夜どうだい?のシークレットサインを送ってやる。

 

「へ~そうなんですか!司令官さんは英語も話せるのですか!?」

 

「いや、セックスしか解らないけど……」

 

ちっ、上手く躱したか……シークレット過ぎて大潮本人も知らないのがたまに傷だな。

 

俺の童貞卒業の日は遠いな……。

 

「レ級さん……それで佐世保鎮守府の人達は無事だったのですか?」

 

「うーん多分死人は出てないと思うけど……第1艦隊の旗艦川内とか言う奴は両目とも失明シタラシイよ?」

 

「……」

 

大潮は寂しげに俺の膝の上に座る。

 

正座しないと床に座れない悪癖を持つ俺の膝の上は、大潮の特等席だ。

 

落ち込むときは決まって此処に座るのだが、正直やめてもらいたい……武器は積んでいないが艦娘の艤装は砲弾や銃弾から身を守るために頑強な素材で作られており、その重量も半端ではない、大潮本人の体重が恐らく30kg台前半だと思うが、艤装を身に付けている現在は優に200kgを超えている、かもしれない……頑張れよ俺の下半身!!!

 

「情けない男ダナ?」

 

そう言うとレ級は収縮させて小さくなった尻尾で大潮の奥襟を掴んで数ミリ浮かせる。

 

此がなければ今頃俺の下半身は使い物にならなくなっていただろう。

 

「響ちゃん……どうしちゃったのかな……」

 

「うーん、恐らく俺に会えない寂しさを紛らわす為に暴れているのだろう……悲しい事だけどな、恐らく世界でもヴェールヌイの暴走を止めることが出来るのは俺だけだ!!」

 

俺は何の根拠もない事を高らかと宣言してやる。

ふっ、根拠など無くても解るんだよ!?俺達元ときわ台鎮守府のメンバーならば誰もが同じ思いなんだ!!今頃あの勝ち気な加賀さんだって誰も見ていない所で、枕とショーツを毎夜毎晩濡らしているに違いないのだ!

 

「司令官さん……あの……」

 

ん?何やら大潮が照れている様に頬を紅く染めているが……まさか!

 

「どうした?お前の可愛らしい口から言って貰わないとわからないぞ?」

 

「あ、あの、私のお願い……聞いてもらえますか?」

 

ふっふっふー!!ついに来たか……此処まで10年……割りと短い道のりだったな?

 

「お願い?ふふふ、大潮?君は一体ナニを何処に挿れて欲しいと言うんだね?」

 

可愛らしい娘には意地悪がしたくなるものだ、さぁ!君の口から卑猥な言葉を聞かせておくれ?どんなに下卑た台詞も、此処ではモーツァルトの協奏曲の様に雄弁であるぞ?

 

「司令官さん、解ってるんじゃないんですか?」

 

ふふふ、流石に言葉に出すのは恥ずかしいか?これからたくさん出されると言うのに可愛い奴だ。

 

「ふふっ、冗談さ、解っているよ大潮?君の願いこの私が叶えてやるさ!」

 

そう言って大潮の下顎を片手で触る。

 

「本当ですか!!流石は司令官さんです!!それでは今から出発の準備を致しましょう!!!」

 

……?

 

「え?出発の準備?大人の階段を上がる準備と言うわけかい?」

 

「やだなー!響ちゃんの暴走を止めに行くんじゃないですか~?」

 

……図ったな!?シャー!!!

 

「くくく、馬鹿なモウソウしてるからこういう目に会うんだよ?いい加減学習しなよ?」

 

くっ……、流石は大潮……この俺をまんまと嵌めやがった、ハメようとして嵌められるとはっっ!!!

 

「ふっ、その通りだな?では早速準備をするぞ!?」

 

俺の心の中で時雨が言った。

 

雨はいつか止むけどお前の心の雨は一生止まないね?

 

俺の大冒険の幕開けであった!




この風、こん雰囲気こそ船上よ!!
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