大潮が用意してくれた大型の鋼鉄艦に数日分の水と食糧を積み込む、此処から大湊警備府までは少なく見積もっても2週間はかかる。
まぁ、俺と大潮の10年目の結婚記念の旅行だと思えば悪い気はしない。
「ZZZ……」
今は真夜中の2時……。
ふっ、レ級と大潮は現在夢の中……悪いがレ級は此処に置いていく、こいつが居ると狭い艦内では大人の階段を駆け上がる難度が格段に上がってしまうからな……。
それに加減が出来ないこいつを連れていくと言うことは、俺にとっては死に直結する。
文字通り死活問題である。
「……」
俺は真っ暗の寝室で大潮を抱き抱えて、鋼鉄艦に乗り込んだ。
アバヨ!レ級……事が済んだら必ず戻ってくるからな……それまでこの島を頼むぞ?
俺は急いで船を発進させて全速力で北に向かった……。
「…………」
それから1時間が経過した。
俺のいた島はもう米粒程の大きさに見える。
「……さてと……」
俺は大きく深呼吸をして気を落ち着かせる。
そう、此処は俺と大潮が甘い生活を送る為の、鋼鉄艦と言う愛の巣……。
夜這いだろうが何だろうが夫婦の間では許容の範囲である!!
俺は気持ち良さそうに寝息を立てる大潮の布団の中へと進入した。
真っ暗で何も見えないが、俺はその柔らかい感触だけを頼りに更に進行する。
「ん……」
おっと、見かけ通りのなだらかな丘が俺の手のひらにすっぽり収まってしまった。
「あ……んぅ……」
ほほう?未発達の様に見えて感度は中々の様で、俺が手を動かす度に大潮は小さく声を漏らす……。
「……」
いかん……緊張してきた……思えばこれまでの人生で女性の胸をこんなにじっくりと堪能したことはなかった……そして寝込みというシチュエーションが俺の鼓動を加速させている……。
くっ、押さえろ!焦ることは無い!
俺はしばらくその小さな膨らみを堪能してから、更に進行した。
狙うは勿論濃厚でディープなキッスである。
やはり暗すぎてよく見えないが、大潮は寝息に混じって息づかいが荒くなっていた。
エロい夢でも見ているのかな?
俺はそんな可愛らしい嫁の唇目掛けて顔を接近させる。
「うっ!!」
荒い息づかいのせいか、妙にエロく感じる大潮の吐息……。
これはもう、ディープキスだけでは収まりがつかないだろう……。
キスは何度かしたことがあったが、フレンチもフレンチ、欧米人だったら生まれたての赤ちゃんでもしてそうなお子様キッスばかりだった。
しかし
今夜は違うのだ!
心なしか大潮の胸部装甲を揉みしだく腕にも力が入る……。
「ぁあ……う」
可愛らしい声上げやがって……その口……俺が塞いでやるぜ!!
俺は覚悟を決めて大潮の唇に突撃した!!!
柔らかい感触が俺の唇に伝わる……だがしかし!今回はこれで終わるわけにはいかないのである!!
俺はいつか見たエロ本を思い出して舌をだして大潮の口の中には一気に滑り込ませる。
「っっ!!!!」
大潮の唾液の温度と舌が歯に当たる感触に俺の興奮は最高潮だっ!!!
「大潮っっ!!!」
俺は僅かに開いた歯と歯の間に強引に舌をねじ込んだ。
大潮の口内、そしてぬるっとする舌の感触に俺の25mm機銃が爆発寸前であるっっ!!!
がりっ…………
俺と大潮の唾液の音だけが鳴り響くこの空間に、突然異音が鳴った。
そして、俺の舌に伝わる焼けるような痛み……。
暖かい液体が舌から止めどなく流れる……。
「あぁっっ!?」
俺は大潮から離れて口に手を当てる。
真っ暗で見えないが俺の口から信じられない量の血が流れ出ていた。
「大潮っっ!一体何を……」
俺はよたよたと壁際まで歩き、電気のスイッチをいれる。
辺りが光に包まれて視界がボヤける。
ボヤけた視界で大潮を見ると、妙に黒い……大潮の服装も確かに黒を基調としてはいたが……頭の辺りまで真っ黒だ……。
次第に視界が鮮明になっていく。
そこには俺の予想に反して、青白い顔を真っ赤にして半泣き状態で、主砲である尻尾を俺の額に押し付けている……レ級の姿であった。
「……あの、レ級……さん?」
「ひっく……お前……お前……ひっく」
ヤバイぜこの状況!!まさに強姦っっ!!!
このまま殺されても文句の一つも言えぬ状況っ!!!
「最後に言い残す事はアル?」
そう言いつつ主砲の圧力が徐々に強まっていく、どうやら俺の頭をこのまま潰すつもりの様だ。
このままでは俺の人生が深海棲艦を強姦して終わってしまう!!
どうする!俺!?
まだまだR18にはほど遠いです。