全く!本当に今日は厄日だわ!久しぶりに外に出たら訳のわからない男が私の提督!?
ふざけんじゃないわよ!!!
私は可憐で美しいお姉様の元に仕えさせてやるって言うから、仕方なくあの男についていったのに……なんで私の提督が事もあろうに汚らわしい男!なのよ!!!
私は怒りを露にしながら、丸太ん棒を担いで獲物を追いかけている!
あらゆる生命の中でも最下層に位置する、最低の人種でありながら、私を仕えさせようと企んだ汚物を狩るために……。
「待ちなさい!この糞虫野郎!!」
あと少しでこのゴミ屑を殴り殺せる!!
「すみません!ちょっと止まって貰っても宜しいですか?」
小鳥の囀ずりの様な、美しくも芯の通った確かな意思を感じさせる声が私とゴミ屑の動きを止めてしまった。
「あの、急に呼び止めてしまって申し訳ありませんでした。私は以前この刻輪台鎮守府に所属しておりました、軽空母の千歳と言います」
「ち……とせ……お姉様……」
一目惚れであった。
気品を感じさせる佇まい、淑女で有ることは確実であるが、親しみの持てる屈託のない純粋な笑顔、そして何よりもそのダイナマイトボディ!!!
気が付くと私は、千歳お姉様を凝視していた。
あのゴミも千歳お姉様の魅力にあてられたのか、不細工で惚けた面を露にしている。
「あの……貴方は刻輪台鎮守府の提督さんですよね?」
「いかにも、私がこの鎮守府の主であり、人類の救世主!艦娘達の憧れであり絶対無敵提督と呼び名の高い提督である!!」
……何?こいつ……男ってだけで家畜以下のド底辺だって言うのに、性格まで犬畜生にも劣る劣等民族じゃない!?こいつは此処で殺した方が人類の為ね?
「やっぱり!私は軽空母に改装されてからは遠征ばかりで鎮守府にあまり居なかったので、提督さんが貴方に代わった時も、話でだけしか聞いてなかったから……」
……ぐぬぬ、感激する千歳お姉様もマジシコもんだわ。
あぁ!!糞がぁ!!
あのゴミ屑……千歳お姉様の手なんか握りやがって!!
「あの、提督さん……話で聞くよりもずっと凛々しくて……あの、その……出会ったばかりではしたないかも知れませんが、私!提督をす、好きになってしまいました!」
「うぼはぁ!!!」
私は思わず血を吐いた!!
馬鹿な!!これはまさか天変地異の前触れではないのか?
「……俺に惚れると、火傷するぜ?」
よし、千歳お姉様が火傷を負う前にこの屑野郎を処分してしまおう!!
私は心の中で硬く決意を表明した。
「曙さんも一緒にくるかい?」
こいつ、いきなり調子付きやがったわ!
「あら?貴女は?」
「あ、あの!私は綾波型駆逐艦の曙です!あの……貴女の事を!お姉様と呼ばせて下さい!千歳お姉様ぁ!!」
こうなったら、千歳お姉様にバレないようにこいつを亡き者にして、そのままなし崩し的に千歳お姉様と合体……えへへ、えへへへへへ
こうして私のゴミ屑焼却処分作戦が始まったのだ!
開発資材100の武蔵レシピで金剛型の二番艦が出たので、彼女を武蔵と名付けて擦りきれるまで酷使してやる所存でございます。既に育成中の比叡レベル40は留守番組に左遷します!!