「成る程、君達はあの川内さんの妹さんな訳だね?」
神通から事情を聞いたところ、那珂ちゃんは舞鶴鎮守府のスパイで佐世保を抜け出そうとしたところで、神通に出会い一緒に来たいと言うので二人で舞鶴に向かおうとしたが、佐世保からの追手に邪魔されて此処に逃げてきたらしい。
「成る程、では我が鎮守府に来ないか?」
「え~?どうしてそうなるの?ワケわかんないよー?」
なんかイラッとくる口調だが、ここは抑える。
「ふっ、舞鶴の事なんか忘れちまえ!」
少しばかり怒気を含めた口調で那珂ちゃんを威嚇してみる。
「え?あ、でもぉ、那珂ちゃんはぁ~」
「大丈夫だ……俺が忘れさせてやるよ?」
今度はやらしく那珂ちゃんの耳元で囁いてやる。
「あ、うん……神通ちゃんはどうするの?」
頬を赤らめた那珂ちゃんは神通に促す。
「そうですね、私は別に舞鶴でも刻輪台でも構いませんよ?私を必要として頂けるなら、しっかり働かせて貰います」
おお!?トントン拍子に事が進んでいって、まるで何か裏があるんじゃないかって疑ってしまうぜ!
「では神通、ようこそ!刻輪台鎮守府へ、歓迎する!毎晩心行くまで夜戦を楽しもうじゃないか!」
「……夜戦が好きなのは姉だけですので、夜はさっさと寝ます」
くっ、遠回しなアプローチは撃沈した。
「えー!ちょっとぉー神通ちゃんが行くなら私も行くーぅー!!」
「なに!?那珂ちゃんはもイキたいのかね?」
「え?そうだよ!私もイックよ~!みんなありがとー」
ふふふ、那珂ちゃんは毎晩俺がいかせてやるとするか……。
「提督さん、妹に変なことしたら……」
神通は右腕に取り付けてある3基6門の対空砲を、俺の背後から
背中に感じる柔らかな温もりと蟀谷の冷たい感触……どちらも俺を続々させてくれる。
「ふっ、俺が変なことをしたいのは君だけだ!帰ってメチャクチャセックスしよう!!」
「……遠慮します……貴方は確かケッコンしてましたよね?」
「……うっ!」
乳首が痛む……。
乳首に突き刺さるバッジが十字架となって、俺の溢れでるリビドーを沈める……。
【浮気したら殺す……】
俺の乳首に張り付けられた十字架……。
大丈夫だ!俺は浮気しないぞ!!
「ふぅ、とにかく二人とも鎮守府に来てくれ、みんなに紹介する」
「……」
神通は俺を虫けらでも見るような目で睨み付けて、黙って俺の後をついてくる。
「出来たばっかりの鎮守府で他にも仲間がいるんだー?中々やるじゃん?キラリーン」
ッッ!!!
何だこれは?心の奥底から涌き出てくるどす黒い感情、この女を解体処分しろと!頭の中で誰かが……。
鎮守府には曙と千歳が夕飯の準備をしていた。
卓に並ぶ魚料理を見るに、釣りの方は成功したようだ。
「釣り、上手く言ったみたいだね?」
俺は大胆にも千歳の背後から抱き付いて、その豊満な胸を揉みしだこうと手を回す。
恋人ならこれくらいは当然だろ?
俺の手が千歳の胸に触れる直前……俺の右手小指に激痛が走る!
「|あにはわっへんのほ!ほのふほふひはほう!! 《何触ってんのよ!この糞虫野郎!!》」
曙が俺の小指を噛み千切らんばかりの勢いで噛み付いて来たのだ!
「嫌、まだ触ってないぞ!!」
「ぺっ!うっさい!喋んな!ゴミ屑!私の千歳お姉様のお胸に触れようなんて、死んでも償えない罪なんだからね!!」
ぐぬぬぬぬ、貴女が噛んだ小指から流血……!!!
「いったい!!!マジで痛いぞ!!!」
ふっふっふっ!さすがのフェミニストの俺であっても、ここまでされて鶏冠に来ない訳がない!
「あーけーぼーのー!!!」
今後の為にもどちらが主人か、きっちりと教えてやる必要があるな?
俺は瞬時に曙の懐に飛び込むと、その平らな胸板に顔面を押し付けてやった。
「ふはははは!何だこの平らな胸は!!男だと勘違いしてしまっ……」
ここで俺の記憶は途絶えたのだった。
最後に見た光景は、曙が大泣きしながら丸太ん棒をぶん回す勇猛果敢な姿であった。
待て次回!!
丸太ん棒でボッコボッコよー!!