突然だが現在我が鎮守府は深刻な食糧難に陥っている!
本来市場から海路を使い届けられる筈の補給物資が深海棲艦の妨害によって完全に断たれたのだ!
その事について艦娘達と協議をしているわけだ。
「っと言うわけだから、現地調達による補給のみで今後は生きていかなければならない、何か質問はあるかね?」
「…………」
誰一人として俺のくそ真面目な話を聞いてはいなかった。
「早く会議終わらないかしら?彗星達のメンテしたい」
「多摩よ?貴様最近腹黒さが隠せていないぞ?」
「にゃあ、武蔵さんは相変わらずだにゃ」
「ご飯はいらないсизигияが帰ってくるならね」
やれやれ、この危機的状況になんとも暢気な娘達だな?此方の毒気が抜かれてしまったよ……
「よし!今日の会議は此れまでだ、この後みんなで焼肉パーティーで嫌な事は忘れてしまおう!」
「「「「ダー!!」」」」
それからは俺たち無敵艦隊は三日三晩呑めや歌えやのどんちゃん騒ぎをしたのである。
そして……
「提督っっ!!」
「能無し!」
「甲斐性なし!」
「Скрап сволочь!!」
俺が玄関先で毎日の日課のマイサンのメンテをしてると、鬼の形相の艦娘達が悪鬼羅刹のごとく押し寄せてきた!!!
「どうした?我が最強の精鋭艦隊の諸君?」
朝っぱらから優雅な物腰の俺を見て更に怒りのボルテージが上昇したようで拳が数発俺の鳩尾に叩き込まれる。
「うっ!息ができんだと!」
一撃で呼吸困難になりかねない鳩尾への攻撃を数発打ち込まれた俺は、意識を失ったが更なる腹部への一撃で無理矢理意識を取り戻した。
「ぐふぉっ!!な!何事だ?流石にやり過ぎだと思うが?」
「ふっ、提督よ?今日の朝食が目刺し一本とは、どういう了見だ?」
「我等の体調を管理するのが貴方の唯一やるべき仕事でしょう?職務怠慢は死刑では無いのですか?」
どうやら俺は大きな思い違いをしていたらしい、俺は提督とは名ばかりの栄養士だったのか!
「すまない!実は我が鎮守府はどういうわけか深刻な食糧難に陥っているんだ……」
「なっ!」
加賀さんがわなわなと肩を震わせている
「どうして泣いているんだい?加賀さん?」
俺は加賀さんの震える両肩をやらしく触る。
「どうして……どうして先にそれを言わなかったのですかー!!」
加賀さんの無慈悲な飛び膝蹴りが俺の顎を強打し、一瞬だけ宙に浮いた様な気がした。
ローアングルだったら加賀さんの純白の下着が丸見えなのに……くそぅ!!
「いや、提督はこの前の会議でちゃんと話してたにゃ!」
流石は多摩だしっかりと俺の話を聞いていてくれたんだね?
「え?そうでしたか?記憶に無いですが?」
この表情は本当に微塵も聞いていなかったようだな?加賀さん……
「ま、まぁいい、ともかくこの前の宴でもはやこの鎮守府には殆ど食べるものが残っていないのだ!」
「……」
娘達が真剣に俺の話を聞いてくれている。
「選択は2つ、海路を断裂している深海棲艦を殲滅する、もしくは周辺の海域及び木の実や自然動物などの現地調達で食い繋ぐ……」
彼女達の取った選択は………………
後半へー続く!!!
片栗虎の描くしんしんの宙返りはぁ!後半への架け橋だぁ!!!!!