危険な提督と娘達   作:片栗虎

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ようやく資源45000オーバー、バケツ500オーバー達成したぜ!!

秋イベントは秋刀魚祭り!?目黒でやってろや!!

貯めた資源は冬イベントに持ち越すしかないか……。


刻輪台鎮守府 強襲編 フェイファー・ツェリザカとはなんぞや?

「しっかりせい!神通!!」

 

利根はズタボロのぼろ雑巾の様に横たわる神通を、抱き抱える。

 

「……ビッ……ビッグボス……」

 

「喋るでない、よくぞ生きていてくれておったぞ!!もう心配無い、妙高は今川内が倒しておるはず……」

 

そう言って立ち上がろうとしたその時!!

 

「ふ、不意打ちとはな……この利根の事が余程恐ろしいと見える……」

 

背後から放たれた妙高の踵落としは、利根の右腕1つでいとも容易く受け止められた。

 

「別に恐れてなんていませんよ?貴女ほどの艦娘、この程度の攻撃で倒せるなんて思ってはいませんから」

 

妙高はにやけた表情のまま言うと、距離をとろうとバックステップを試みた。

 

「……!?」

 

しかし、妙高の右足首は利根の右手にしっかりと握られ離れる事はなかった。

 

「うっ……!!流石に馬力がありますね?力強い握りです……」

 

利根は一旦神通を地面に寝かせて、妙高の足首を掴んだまま立ち上がる。

 

「ほぅ?おぬし……見かけによらず、中々可愛らしい下着を履いておるな?」

妙高は、転ぶまいと必死に片足でバランスをとっているが、利根は構わずスカートの中を覗き込んでいる。

 

「くっ……!!ストッキング越しで……解るのですか!!!」

 

妙高はその場で跳ね上がり、左足で利根の顔面目掛けて蹴りを放った。

 

「いや、冗談じゃ……だがの、間抜けは見つかったようじゃな?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

 

利根は左手で妙高の飛び蹴りを受け止める。

 

「くっ……」

 

「ふむ、普段のおぬしの攻撃であれば、恐らくはじめの不意打ちで勝負は決していただろうな?」

 

両足を掴まれて尻餅をついた妙高の表情はやはり、先程と変わらずにやけている。

 

利根の言ったことはまさに真実であった。

 

万全の妙高であれば、いくら佐世保鎮守府のビッグボスであっても、とるに足らない相手であった。

 

「まぁ確かに最強の艦隊と名高い、舞鶴艦隊を相手にしたあとじゃしのう……悪いがおぬしと遊んでおる暇はないのでな!」

 

利根は妙高の両足を掴んだまま、その場で数回回転し、ハンマー投げの要領で妙高を投げ捨てた!!

 

「うぐっ!!」

 

妙高は鎮守府の外壁に受け身もとれずに、背中を強打した!

 

「すぐに楽にしてやるからの?」

 

フェイファー・ツェリザカ(20cm主砲)を妙高に向けて躊躇せずに発射した!!

 

利根は否が応にも本能で理解させられていた。

 

今立ち会っているこの妙高と言う敵、今この機を逃してしまったら、必ず此方が殺されると言うことを……。

 

射撃の腕には自信のある利根の狙いは正確だった。

 

利根の放った弾丸は、真っ直ぐに妙高の額へと吸い込まれる!!

 

「勝った!!」

 

弾丸の命中と共に、耳をつんざくような金属音が強烈に鳴り響く!!

 

それは一瞬の出来事であった。

 

勝利を確信した利根は、手に持っているフェイファー・ツェリザカ(20cm主砲)の銃口をわずかに妙高から逸らしたのだ。

 

その一瞬の隙をついた妙高は、体内に隠し持っていた濃硫酸が入っている薬瓶を、口から吐き出して利根の両腕にぶつけたのだ!!

 

「うわぁぁぁあぁぁ!!」

 

利根の腕に命中した薬瓶は簡単に割れて、利根は濃硫酸を両手に浴びてしまった!!

 

「慢心……ですね?」

 

「うぅ……」

 

利根の両手は焼け爛れ、手に持っていた武器(フェイファー・ツェリザカ)を落としてしまう。

 

呻きながら涙目で自らの両手を見ている利根の様を、笑顔で見つめる妙高、先程とは立場が逆転した。

 

「意外と……楽しめましたよ?」

 

妙高は、靴の踵から仕込み刃を出した踵を利根の頭頂部に打ち降ろした……。

 

「待ってくれ!!」

 

背後から聞こえてきた叫びにも似た声に、妙高の動きが止まる。

 

「あらあら、意外な人がこれまた意外な事を言いますね?」

 

妙高は踵落としを中断して声のする方へ向き直した。

 

「ヴェールヌイさん?」

 

そこには主砲(12.7cm連装砲)を構えるヴェールヌイ(佐世保鎮守府秘書艦)がいた。

 

「すまない妙高、この人は……」

 

「佐世保鎮守府の提督にして、ヴェールヌイさん……貴女の旦那様……」

 

ヴェールヌイは少し頬を赤くしながら頷いた。

 

「そうさ、だからこの人は見逃してくれないか?」

 

「ヴ……ヴェル!?どういう事じゃ?」

 

利根はいまいち事態を飲み込むことが出来ずにいる。

 

「ごめんよ利根さん……もう、もう大丈夫だから……」

 

ヴェールヌイは、涙を堪えて利根に抱きつこうと近付いた。

 

 

「……」

 

しかし、利根は鋭い眼光で睨み付ける。

 

「利根……さん?」

 

「馬鹿を言うなよ?ヴェル?」

 

利根の言葉には怒気が多分に含まれている。

 

「那珂や神通、千歳に川内……どうして我輩の仲間がここまで傷つけられねばならぬのだ!!」

 

利根は近付くヴェールヌイに体当たりをする。

 

「利根さん!?」

 

虚を突かれたヴェールヌイは、重巡の本気のタックルにより数メートル吹っ飛んで転がった。

 

「その上、生涯の伴侶であるおぬしまで傷つけられてたまるか!!」

 

「えっ?」

 

次の瞬間ヴェールヌイの視界には、妙高の踵が右肩に突き刺さり流血する利根の姿があった。

 

「ヴェールヌイさん?私の命もあと少しで尽きると思います……それならば、一人でも多く殺したいじゃないですか?」

 

そう言うと妙高は踵を引き抜き、更に利根の顔面に蹴りを見舞う!!

 

「ぐぁあ……く、狂っておるな……ぐぅほぉっ!」

 

利根は妙高の蹴りを顎先に浴びて意識を刈り取られてしまった。

 

「利根さん!!!」

 

「ヴェールヌイさん?貴女の死に様を見せて下さい」

 

フラフラとおぼつかない足取りで、1歩ずつヴェールヌイに近寄る妙高。

 

「……解ったよ、本来の目的(刻輪台鎮守府の提督)は確保したも同然、貴女を倒してから利根さんの治療とあの男(刻輪台鎮守府の提督)の回収をすれば良いだけの話……今まで協力してもらって悪いけど、貴女は此処で死んでもらうよ?ウラー!!」

 

ついに覚悟を決めたヴェールヌイと自らの死を目の当たりにしても尚、殺戮をやめようとしない狂人(バルバロイ)!!

 

次回!!究極の二人が激しくぶつかる!!

 

待て次回!!!




主人公提督の存在感が消え去りました。

艦これのせいで、艦これSSが遅れるとはなんたる悲劇だな。
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