危険な提督と娘達   作:片栗虎

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イベントは散々なものでした。

最後の最後、北方水姫を倒すことが出来ずにゲージ破壊成らず……。

敗因は……資源を減らしたくない為にイベント終了三日前で諦めてしまったことです。

諦めなければクリアは出来ていたと思います。

資源を各60000以上消費した時に(大型建造含む)勿体ないお化けがあらわれてしまった。


提督は目を覚ました

天井が……天井が迫ってっっ!?

 

「うひぃいぃぃ!!!」

 

「テっ!提督!?」

 

目を覚ますと、真っ白な天井と真っ白なタ級の顔……。

 

「ここは……?」

 

「提督!ココは医務室デス、提督はル級の攻撃により1ヶ月も眠ってイタノデス」

 

そうか……タ級の奴、ずっと俺の看病をしてくれていたのか……ん?

 

「おい!タ級よ!今なんと言った?」

 

俺は慌てて飛び起きて、タ級の両肩を掴んだ!

 

「提督!?こ、こんな所でいけませんっ!!」

 

慌てて距離をとるタ級、ふふ、相変わらずうぶな女だ……いや、そうではなくて

 

「タ級よ、今1ヶ月と言ったのか?」

 

「へ?……ソウデスガ?何か問題でも?」

 

何故か不機嫌になるタ級の態度は敢えてスルーだ!

 

「大会は……地下最大トーナメントはどうなった!?」

 

「……申し訳ありません提督……我々の力不足でした!」

 

タ級はその場に跪き額を床に擦り付ける。

 

「……どうしたと言うんだ?」

 

俺は努めて冷静にタ級に語り掛けた。

 

「我々は3回戦で辛くも北朝鮮に勝利したのですが……アイツら敗北が決定した後にもが関わらず、テポドンを撃ち込んで来たのです……疲弊していた我々にソレを回避するの事も出来ずに……」

 

そうか……それで恐らく我々は敗北したという訳か……まぁいいか計画は概ね順調なのだから、何も心配は要らない、そもそも3回戦まで勝ち抜いた事こそ計算外であった。

 

「ふっ、タ級よ気にすることは無い、さぁ、帰って反省会だな?」

 

俺は優しくタ級の頭を撫でてやる。

 

「はぁ?提督、一体何を言っているのですか?」

 

何故かタ級は呆れた様な表情になる。

 

「反省会は決勝で戦ってる北方水姫の勝敗の後にして下さい!!」

 

「な……ん……だと?」

 

決勝?北方水姫?ガングート?コイツは一体何を言っているんだ?俺が気を失っている間に一体何が起こったと言うのだ?

 

「まさか……我々が決勝に進出したと?……だがさっきは……」

 

「さっき?3回戦の事ですか?それは本当に申し訳ありませんでした!!」

 

再び土下座をするタ級……。

 

「あの時の我々はテポドンを回避する事が出来なかったので……意識の無い提督を盾にしてしまいました!!」

 

「………………」

 

俺は無言で土下座しているタ級をスルーして医務室を後にした。

 

馬鹿な!このままでは俺の計画が……間違って優勝などしてみろ……毎日毎日激務に次ぐ激務。

 

世界平和は優勝者に全部押し付けて楽に暮らす俺の完璧な作戦が……全てを台無しではないか!!!

 

しかし、恐らく相手は日本の鎮守府連合だろう、北方水姫が何者なのか、耐久が770でもない限り奴らには勝てないだろう……。

 

俺は観覧席への扉を開けた。

 

眩い光と喧しい歓声が俺の苛立ちをMAXにまで引き上げる。

 

「さぁ!遂に始まりました!地下最大トーナメント!!決勝戦大将戦!!深海鎮守府北方水姫VS日本鎮守府連合……妙高……へ?妙高です!あの!!バルバロイの妙高の登場だ!!」

 

いつの間にか実況は見知らぬピンク頭の工作艦に変わっており、隣にはヤンデレっぽい軽巡が座っている。

 

「妙高?」

 

妙高と言うと戦線復帰は不可能と言われて隠居したと聞いているが……?

 

「えー、これまでの戦いを振り返ってみましょう!」

 

工作艦の話によると……。

 

先鋒戦

 

チ級・ル級VSヴェールヌイ・利根川(佐世保)

 

日本鎮守府連合勝利

 

次鋒戦

 

タ級・ヌ級・ホ級VS那智・足柄・羽黒(大湊)

 

日本鎮守府連合勝利

 

中堅戦

 

加賀・大和VS武蔵・大鯨(舞鶴)

 

深海鎮守府勝利

 

副将戦

 

カ級VS金田中佐500000t戦艦(大湊)

 

「日本鎮守府連合としては大潮ヴェールヌイが準決勝でドイツ海軍のフリードリヒ・デア・グローセ相手に引き分けに持ち込んだものの、かなりのダメージを受けた為に決勝不参加になったのは痛いですね?」

 

「うふふ、そうね〜」

 

「そして人材不足の日本鎮守府連合が最後に出したのが……車椅子生活を余儀なくされている妙高……対するは深海鎮守府の秘密兵器、北方水姫……」

 

実況が呆れ顔になってしまうのは無理もない事である。

 

このままでは非常に不味い!!

 

「南無三!!!!」

 

俺は居てもたってもいられず試合場に向かって走り出していた。

 

「はじめぇいぃ!!」

 

そして無情にも開始の銅鑼が打ち鳴らされる。

 

「うぐぅ……」

 

俺はただこの試合の結末を……見ている事しか出来なかった。

 

 

 




次回イベントまでに各資源100000以上を目指します。

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