危険な提督と娘達   作:片栗虎

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ボーキ以外100000越えが完了しやした!

次回イベ迄にボーキを100000、その他を140000位にはしようと思います。

新実装艦によってはイベントスルーも選択肢にあります。


世界統一!?地下最大トーナメント!!(決勝)

「この風……この雰囲気こそ、戦場……ね?」

 

ヨボヨボと車椅子から降りて立ち上がる妙高……。

 

くっ、立っているだけでも死にそうじゃないか?なぜ武蔵は妙高を出したんだ?いくら人材が不足していようと他にも戦える者はいるだろう?

 

「ねぇ?明石さん?どうして彼女は命懸けでこの戦場にあらわれたのしら?」

 

俺の気持ちを代弁するかのように、解説担当らしい天龍型の軽巡が尋ねる。

 

「えーとぉ、手元の資料によりますと……はぁ?」

 

明石と呼ばれた工作艦が困惑の表情を浮かべる。

 

「えぇーとぉ……よく分からないのですが、代表の武蔵さんからの情報ですと……奴はワンラウンドなら今でも現役だ……そうです」

 

ふっ、多少は提督として知能を身に付けたと思っていたが……やはり奴は脳筋メガネおっぱいだったという事か……。

 

「フッ……マサカコノワタシガコンナシニゾコナイヲアイテニシナケレバナラナイトハナ?」

 

おっ?こいつはまさか油断して負けるフラグか?

 

「ダガ、イクラアイテガ半生半死デアッテモワタシハキヲヌイタリハシナイ!!カカッテコイヤァーー!!」

 

くっ……万事休すか……。

 

これが海上で艤装がある戦いであれば、特攻戦法でワンチャンはあっただろうが……素手の戦いにおいて病人が健常者に勝てるどおりが無い……。

 

「……そうですね?気を抜いたりされると、私が困ります……この戦い、殺人は反則らしいですから……」

 

「ハ?」

 

恐らく1秒にも満たない時間、北方水姫は妙高の言葉を理解するのに僅かにかかった時間……時間と言うより瞬間……刹那といっても良い、それ程の時間である。

 

全身のギブスや包帯を引きちぎりながら、妙高は北方水姫の背後に回っていたのだ。

 

「ちぃっ!!」

 

北方水姫は振り返りざまに蹴りを放つ!!

 

「不用意に手足を相手に晒すのは……」

 

妙高は駆逐艦クラスなら一撃で轟沈しかねない程の強烈な蹴りを軽々と受け止めた!どうやら蹴りが最大限に力を発揮する手前で受け止め、威力を半減させた様である。

 

「あまり賢いとは言えませんよ?」

 

すまし顔で言いながら、妙高は北方水姫の左足の爪を全てむしり取った!!

 

「ぐァァ!?オ!オノレ!!」

 

北方水姫は足の痛みを気にせず、強引に足を振り回し妙高を吹き飛ばす。

 

「流石に痛みに強いですか……」

 

フワリと着地した妙高は全身から出血している。

 

もちろんだが、この戦闘による怪我ではない。

 

「フン!コレクライデヤラレルワケガナイダロウが!!」

 

左足の爪からの出血は既に止まっている……流石は深海棲艦!

 

手元の時計では試合開始一分が経過している。

 

「……これは手足の1本では決まりそうもありませんか……」

 

妙高はやれやれと言った表情でため息を吐いた。

 

「キサマノヨウナシニゾコナイ!ツギノイチゲキデシトメテやる!!」

 

「そうですか、コチラとしても長くは戦えないので丁度いいです」

 

妙高は何の構えも取らずに、フラフラと北方水姫に向かって歩き出した。

 

コイツは……先に当てた方が勝ち……、何となくそんな気がした。

 

妙高さん!頼む!リアルイベントの仇を!!仇を打ってくれ!!!!

 

俺は血の涙が流れそうになる位、血走った眼光で試合を見詰める。

 

お互い、必殺の距離まで近付く……会場はしんと静まり返っている。

 

「ふふ、よくぞここまで耐えました……」

 

妙高が何か呟こうとした瞬間!北方水姫の必殺の右拳が妙高の顔面を捉える!!

 

その拳は人が産まれてすぐに形作ると言う、菩薩の拳の形をしていた!

 

妙高は拳が触れる直前……いや、拳がクリーンヒットした瞬間、首を拳の動きに合わせてくるりと回す。

 

そしてその勢いを殺すかのように体全体を回転させる!

 

シャオリー……何故か俺の頭によくわからない単語が浮かぶ……。

 

「戦場での経験値の差、コンマ1秒私が上でしたね?」

 

妙高はそのまま回転力を利用して北方水姫の両目に指をねじ込んだ!!!

 

「グアァアァアァァァ!!!!!」

 

北方水姫は両目を押さえてその場にうずくまった。

 

「ふぅ……やっぱり実践と言うのは……良いものですね……」

 

妙高は子供みたいにその場にペタンと座り込んだ。

 

「勝負ありぃぃ!!!勝負ありぃぃ!!!」

 

地下最大トーナメントが終了した瞬間であった。




何だか数ヶ月位戦ってた気がするぜー(桑原感)
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