危険な提督と娘達   作:片栗虎

177 / 203
アズレンって18人位しか艦娘使わないのでは?と疑問に思った。


世界の危機

神通達が出発した頃、世界中の鎮守府が正体不明の敵艦隊の攻撃を受けていた。

 

「閣下!カイザーフリードリヒ三世クラス5隻の轟沈を確認!!」

 

ドイツ海軍秘書艦H44が焦った様子で、厳つい軍服のちょび髭おっさんに報告する。

 

「そうか、これでヴィッテルスバッハクラスに続いて10隻か……我がドイツの艦隊がこうも容易くやられるとは……仕方ない、H44!全Hクラス戦艦及びビスマルククラス2隻をもって敵を討ち滅ぼすのだ!」

 

気合い全開で叫ぶ閣下に対して、二つ返事で了解したH44はナチス式敬礼をして部屋を後にする。

 

「H39……グローセがいないHクラスで何処までやれるか……いや、やって貰わなければ困るのだ!頼むぞ我が頼れる最高の艦娘よ……」

 

 

刻輪台鎮守府

 

「武蔵提督、ドイツが謎の敵によって完全制圧されました……」

 

不安そうに報告する大鯨、それとは対照的に激昂する武蔵は机を殴り粉砕させる。

 

「くそっ!!イギリス、イタリア、バングラデシュ、コスタリカ、カリオストロ公国に続きドイツまでも……」

 

カリオストロ公国はオートジャイロが撃ち落とされた時点で降伏したらしい。

 

「提督、このままでは世界が全て敵の手に落ちてしまいます!ご決断の時かと……」

 

「わかっている!!解っているが……しかし……」

 

ドイツが敗北した今、ドイツ以上の戦力はアメリカ、北朝鮮そして日本のみである。

 

「北朝鮮はドイツとほぼ互角の戦力……核を保有している分北朝鮮が上だが、相手が深海棲艦であったら核は通用しない……同じ理由でアメリカも艦娘としての戦力ではドイツと互角くらいだった……」

 

「情けないですね?刻輪台鎮守府、そして世界を代表する提督であるなら即決する時では無いですか?」

 

突如提督執務室の扉がぶち破られた。

 

「貴様は……妙高!?うごけるのか?」

 

驚愕する武蔵を横目に妙高は、軽快なステップを踏み瞬時に大鯨の背後をとる。

 

(早い……)

 

武蔵は声には出さなかったが、驚きの表情を浮かべている。

 

「現代医術の粋を集め、深海棲艦の治癒能力を応用して私は甦りました……前以上に体が軽いですね」

 

「成程……確か佐世保鎮守府の明石が新技術を引っさげて帰還したと聞いていたが、噂以上の飛んでも技術だな?」

 

その明石と時を同じく龍田が刻輪台鎮守府に帰還したが、翌日「天龍ちゃんの所へ行ってきます」という遺書を遺し、部屋で喉を突き刺し死んでいるのが発見された。

 

「それよりも、提督さん?もはや我々に残された選択は2つ、このまま謎の敵と戦わずに世界から艦娘が消えて行くのを待つのか、謎の敵に対して最後の反抗戦を展開するのか?時間は無いのでこの場で決めて下さい!」

 

妙高は普段と変わらぬ淡々とした口調だったが、その表情は真剣そのものであった。

 

「……そう、だな?この問題は先延ばしにすべきでは無かった……すまない」

 

「いえ、謝罪には及びません、提督!決断の時です!!」

 

 

 

 

その日、武蔵の声掛けによりアメリカ、北朝鮮、日本を中心とした世界連合艦隊が編成された。

 

この艦隊の目標は……。

 

「目標はフランス!あの男も向かっているはずだ……」

 

待て次回!!




ドイツのH級戦艦の名前ってフリードリヒデアグローセしかわかりませんでした。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。