いちぼって何でしょう?
「はぁっ!!!!」
俺は悪夢に魘されて目を覚ました。
またあの夢か……。
俺は先日のクイズ大会、まさかの惨敗をきっした。
その事がトラウマとなってしまったのか、毎夜毎晩俺の枕元に満潮が現れて皿を数える夢を見てしまう。
因みにその日から大潮は口を聞いてくれない、まぁ、騒音が止んだと思えばなんて事はないが……。
「提督さん、もうすぐです」
全然出てこなかった神通が久しぶりに口を開く。
神通は旅立ち以来、ずっと訓練に明け暮れる日々を過ごしていた。
俺の息子が機能すれば、毎夜毎晩相手をしてやるというのに、寂しい思いさせてしまっている。
「もうすぐ?とは?」
まさか産まれるなんて言わないよな?
未経験でパパになるなんてゴメンだ!!フニャフニャでもいい!!
「神通!俺の子を産んではくれないか!?」
俺は返事も待たず、神通の細腕を掴み押し倒そうとした。
全く興奮しないし、マイサンも水を打ったように静まり返っている。
まさに安閑恬静といった様子のマイサンであるが、もはや気になどしてはいられなかった。
決死の時は今!!
しかし……。
「うぐぐ……」
押しても引いても神通は微動だにしなかった。
一見少女の細腕に見えるが、そこはやはり艦娘……人知を超えた力が働いているのだろう。
「すみません、私……弱い男には興味ありませんから」
そう言い終わるや否や、神通は軽く俺の額にデコピンをした。
艦娘と言ってもやはり少女、可愛らしい反応だな。
それが俺の最後の記憶であった。
その凄まじい破壊力のデコピンを、無防備で受けた俺の頭部は木っ端微塵に四散してしまい、俺の意識はそこで途絶える事なった。
「神通さん、どうかしたのかい?」
「いえ、いつもの事ですから」
「あーあ、そうかい?全く……不死身なだけで並以下の体力しかない、デコイにすらならなそうだね?」
「司令官さん……」
「うわぁ、随分とハデニヤッタネ?これは再生に時間がカカリソウだね?」
「ソレヨリ、そろそろ敵地……フランスニツクミタイダヨ?」
「そうです、もう此処は敵の領海内……皆さん、気を引き締めて行きましょう」
「そうだね?それで、この生ゴミはどうする?」
「この損壊グアイダト、再生に1日ハカカルと思うゾ?」
「……まぁ、コイツがいた所で何も出来ないし、最悪私達の邪魔しそうだから、置いていった方が良いんじゃないかな?大潮はどう思う?」
「……そうですね、私達が無事に帰ってくればまた会えますし……此処に置いていきましょう!!」
意識不明だが待て次回!
ガストとジョナサンのフレンチトーストはどちらが美味いのか?