マイクラの深海棲艦MODが楽しすぎるのが原因である。
深海提督となって私の前に現れた司令官さん、肌は青白く海の底の様な漆黒の瞳……私の知る司令官さんとは全く違っていた……。
「副将戦、始めぃ~~ッッ!」
そして私の前には深海棲艦のレ級ちゃんが立っている。
「大潮、お前と戦える日が来るトハ思わなかったよ、タイマンだったら刻輪台でも最強を誇るクチクカン……ズット戦って見たかったんダ」
レ級ちゃんは心底嬉しそうな顔で自慢の尻尾を振っている。
司令官さんが深海棲艦になってしまったと思った時は、ちょっぴり残念だったけど、仕方ない事だと割り切る事にした……。
「おーい!全裸になっても構わん!被弾覚悟で突っ込め!」
何かを期待して股間を膨らませて叫ぶ、あの司令官さん……アレは確かに私と何年も一緒に過ごした私の旦那様だ……。
そうだ、もう分かっていることだったのだ。
こっちの司令官さんが紛れも無い本物……そしてあそこで利根さんと真剣にお話しているのは……佐世保の明石さんの言う所の……。
「考え事カイ?ドウデモイイケド、集中しないと……轟沈させちゃうよ?」
ハッと気付くと、眼前には尻尾から発射された副砲の砲弾が迫っていた!
「うっ!」
すんでのところで身をよじり避ける。
いや、レ級ちゃんがわざと外したみたい……。
「レ級ちゃんこそ、あまり大潮を舐めない方がいいですよ?」
「大潮を舐めていいのは俺だけだ!!レ級テメーも後で舐めてやろうかぁー?」
下品な野次が飛ぶ……言っている事の意味はよくわかりませんが、多分卑猥な事を言っていると思われます。
「お前、本当にアレがイイのか?あの深海提督は見かけはトモカク、アレよりはマシっぽいけど?」
対峙している相手に気を遣われてしまう……。
「いえ、それでこそ司令官さんです!」
「ハハハ……ソウダナ、まァ、深海棲艦ヨリはマシなのかもね?」
レ級ちゃんが何を言いたいのか、何となく理解出来た。
「レ級ちゃん!大丈夫です!!大潮にお任せ下さい!!」
明石さんの言うことが真実だとするなら……深海司令官さんの記憶も真実の記憶のはず……。
「任せる?一体ナニを任せればいい?私達は艦娘と相対する敵でしかない、ココカラ再び深海棲艦と艦娘の戦いが始まるンダヨ?」
「艦娘だとか、深海棲艦だとか!そんな事はもうどうでも良いんです!レ級ちゃん……貴女は赤城さん大和さん、暁ちゃんを深海棲艦にしようとしました……しかしその心までは変えることが出来なかった!」
「う、マァソウダケド……」
「どうしてなのか分かりますか?」
「エ?ワカンナイ」
素直にそう答えるレ級ちゃんからは、既に戦意は感じられなかった。
レ級ちゃん自体、その事に関しては疑問視していたのかもしれない。
「簡単な事だったんです!」
そう、それはとても単純でとっても素敵な事実。
「艦娘も深海棲艦も心は同じなんです!その心を変えることが出来るとすれば、本人の意志だけです!身体を深海棲艦に変えることが出来る環境であっても、心を変化させるのは自身の意志……艦娘のままでありたいという強い意志があればその心はいつだって艦娘なんです!!」
レ級ちゃんはボーッと天井を眺めて動かなくなった。
「レ級ちゃんだってあの大戦の後、私と司令官さんと長い間一緒に過ごしました、それはレ級ちゃんの心が自分自身の意思で変わったと言うことでは無いんですか?」
深海棲艦の心は深海棲艦の核によってコントロールされていた、生まれた時から核に支配されていた深海棲艦がその核を失った結果、一時的に世界は平和になった。
この事から、深海棲艦であっても、個々の意志があり自分の考えで行動できる事が証明されました。
「……それで……?キミらはあの提督をどうするつもりなノ?」
完全に戦う意思を失ったレ級ちゃんが、そう問い掛けて会場から降りて行ってしまった。
「それは……」
「そこから先は吾輩が説明しよう!!」
副将戦!勝者大潮!!
待て次回!
深海棲艦MODでレ級ちゃんにどつかれるのが楽しすぎぃいぃぃ!!
レ級「どかーん!」