危険な提督と娘達   作:片栗虎

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二度めの正直です。


新たな戦友 2

ふひひっ!ふふふふふっっ!ふはははっっ!!

 

ついに!ついに!!我が艦隊に新たな戦力が投入されるのだ!!前はどっかの艦載機マニアにまんまと騙されて実現出来なかったが今回はこっそりと建造したのでもう大丈夫だ!!

 

資源はケチってオール30だから過度な期待は出来ない が、それでもまともな娘が来てくれると助かるんだが……

 

「ふっ、提督よ?これを機に世界中の深海棲艦どもを殲滅しようと言うのだな?この武蔵!いつでも力をかそう!!」

 

「ったく!そんな資源があるなら全て私に預けるべきだと言ったはずですが?まだ躾が足りなかった様ですね?」

 

「にゃあ、なんで今更軍備増強しようと思ったの?」

 

響は一人訓練に没頭している。

 

先週あたりから人が変わった様に自己鍛練に励む様になった。

どっかの脳筋みたいにならなけりゃ良いんだが……それだけが心配だ。

 

「うむ、実は海軍本部から伝令があってな、近々対深海棲艦の大規模殲滅作戦が開始されるらしいんだと?そんで世界各地の鎮守府の中で選び抜かれたトップ10の鎮守府で作戦を展開するらしい」

 

「ほほぅ?それは是非とも参加せねばならんな?」

 

いつもどおりの脳筋発言有難う御座います。勘違いして貰いたくないのは俺は武蔵の脳筋っぷりとエロスを感じるメガネは嫌いではないし、むしろ好意的である。

 

通常メガネキャラは知的なイメージが強いが武蔵のはむしろエロ目的なのでは?とさえ思えてくる。

 

「選考基準などはどうなっているんですか?私の艦載機はついこの間最強の爆撃機と化しましたので何時でも行けますが?」リトルボーイ……

 

是非ともそいつは永久に封印してもらいたいものだが……ヒカクサンゲンソク

 

「選考演習会が来週行われる、そこの上位10艦隊が選考される」

 

「そんなわけで新たな仲間がそろそろ建造されるが、どんな娘でも仲良くやってくれよ?」

 

ふふふ、ついに俺が建造する初めての艦娘だ!例え被っても使ってやるぞ?

 

「提督!新しい艦娘が完成しました!」

 

「俺に話して良いのは女か男の娘だけだと言ってんだろうがぁ!!!」

 

俺は本能の赴くまま振り返る遠心力を利用して、モブ野郎の顔面にローリング袈裟斬りチョップを放つが軽々と回避される。

 

ちぃ、相変わらず良い腕してやがるな?

 

「あのー?出て来てもいーの?」

 

何とものんびりとした力の抜ける声が艦隊の覇気をほんわかと包み込んでしまった。

 

「あ、あぁ君が新しい艦娘かね?では自己紹介を頼む」

 

「ほーい、軽巡北上、まぁよろしくー」

 

一見地味な装いだが素材の可愛さと純粋さを併せ持つ中々の上玉である。

 

ただし軽巡故か胸部装甲に不安が残るな……

 

「ほぅ?随分ひ弱そうな新入りだな?私は武蔵だ!何はともあれ此れからよろしくな?」

 

豪快な武蔵が漢らしい握手を求める。

 

「あー、これはご丁寧にどうもねー、見た目通り脳みそまで筋肉で出来てるのかな?」

 

「お?」

 

はい?いきなりの暴言に俺は凍り付き、武蔵は笑顔で固まっている。

 

「貴女……登場数行でいきなりタブーに触れてくれたわね?流石と言っておきます。私は一航戦の加賀だ、よろしくお願いします」

 

「おー、よろしくー……なんだか古臭そうな人だなぁー」

 

「え?」

 

うおっ?マジですか?この子一体……

 

加賀さんはいつもの無表情のまま固まっている。

 

「軽巡の多摩にゃ、よろしくにゃー」

 

なごみ系の多摩なら仲良く出来るだろう……

 

「うん、よろしくー語尾ににゃあは流石に恥ずかしいね」

 

「ふにゃ!!何言ってやが……」

 

「まぁまぁ、北上も悪気があって言ったわけでは無いだろうしここは落ち着け多摩!素になるな!!」

 

ふぅ、ぶちギレそうな多摩を鰹節で何とか宥めた、北上よ多摩をここまで怒らすとは恐ろし子……

 

悪気があって言ってたらそれはそれでレアなパターンだが……

 

「駆逐艦の響だ、宜しく」

 

「よろしくね?駆逐艦うざいな」

 

「あ、あのー、北上さん?」

 

「んー?どうかした?」

 

まるでこの氷点下の空気に気が付いていないかの様な振る舞い……大物なのかにぶちんなのか?

 

「あー、もしかしてまたでちゃったかー?」

 

何やら卑猥な事を口走る北上、もはやこの俺ですら彼女の考えに理解が及ぶことは無かった。

 

「いやぁ、私って思った事をすぐに口に出しちゃうみたいなんだよねー、自分では全く気付かないんだけどー変なこと言っちゃってたらごめんねー」

 

ふむ、それならば仕方ないか、確かに我が艦隊のメンバーの第一印象は彼女の言うとおり否定の余地は無いしな……

 

「なるほどな?では貴様は私の脳みそ鍛え上げられた筋肉で出来てると思ったわけだな?」

 

二人の間の空間がぐにゃぁ~と歪んでいる様に見えたが気のせいか

 

「えーとぉ、まぁそうかなー」

 

武蔵はいきなり男らしい豪快な笑い声を上げた。

 

「そうかそうか、それでは仕方あるまい!お前ももっと鍛えて脳みそも肉体も筋肉をつけるんだぞ?」

 

うーむ、ここまで来るとある種の障害を危惧してしまうぜ……

 

「まぁ、いろいろあるとは思うがみんな仲良くやってくれ……本日は解散!!!」

 

俺は強引に解散宣言をして自室に逃げ出した。

 

今後の我が艦隊の活躍に期待である!!!

 

 

 

漢(完)

 

 

 

 

 

 




北上さんの活躍にご期待下さい
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