転生提督物語
提督は死亡した。
その後、長きに続くであろう戦いの物語は一旦置いてお く事にする……。
ここからはとある男の物語である。
「提督?」
「……」
「提督?」
「……」
「死んでいるのでしょうか?……では死体を細かく切り刻んで豚の餌にでもしましょうか?」
任務娘が真顔で呟いたのを聞いて、俺は慌てて飛び起きた。
「あれ?なんだ?たしか俺は加賀さんの手刀で胴と首が遠距離恋愛してしまったはずだが?」
俺は身体中を触って現状を把握しようとする。
「提督……死にたくなければその手をすぐに退けてください……」
任務娘がこめかみに青筋を立てて造り笑顔で恫喝してくる。
くそ、記憶が混乱していて訳が分からん……しかし、俺は生きている……これだけは事実の様だった。
「えーと、君?ここは何処だね?」
「はぁ?ここは柱島警備府ですよ?昨日着任したばかりでもう忘れたのですか?死にますか?次ふざけた事を宣いたら殺して魚の餌にしますんで、口には気を付けてください?」
言いたいことだけ言うと、任務娘は何処かへ行ってしまった。
恐らく艦隊司令部へ戻っていたのだろう。
それにしても、あの娘ってこんなバイオレンスな正確だったかな?まぁ、初めて見る娘だけど……。
「ちょっと!司令官!?さっさと準備して艦隊の指揮を執りなさい!」
おっ?
俺の背後から可愛らしい声で怒鳴りつけたのは、駆逐艦 叢雲だ。
あれ?初めて見る艦娘の筈なのに、何故か知ってるぞ?
……いや、昨日着任したばかりって?俺の事か?
「なぁ、ちっぱぃ少女叢雲ちゃん?俺はごはぁっ!!」
俺の言葉を打ち砕くように、叢雲ちゃんの拳が俺の頬に打ち込まれる!
「酸素魚雷撃ち込むわよ!!誰が……ちっ……ぱぃ……よお!!!」
顔を真っ赤にして激昂するその様は、小型犬が大型犬に威嚇してるみたいで可愛らしかった。
「すまない、心の中に潜むリビドーの塊が時折暴れだしてしまうんだ、こいつを抑え込むには……君のストッキングを朝昼晩のオカズにしなければならないんだ……良いかい?」
ふっ、おかずと言ってもご飯のオカズではないがな?
さぁどうする!?この幾重にも張り巡らされた卑猥なトラップ、どうくぐり抜ける!?
「訳わかんない……アンタ提督向いてないわ、ここから出ていきなさい!」
「な、なんだってぇえぇぇぇ!?」
トントン拍子に事が進み、俺は提督業を解雇になってしまった。
その後彼の姿を見たものは……いない
スカウト「え?提督?あぁ彼か、彼が提督になるには後100000000歩程足りなかったな」
バッドエンド
提督人生の終わり
待て次回!!
転生すれば上手くいくと言うものではない