危険な提督と娘達   作:片栗虎

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まだまだ自修だ。


自修 3

はぁ、なんだかこのシリーズはあまり面白くないぞ?精神修行したからなのか、加賀さんの忍耐力が多少上がってくれていたお陰で助かったぜ。

 

さて、順番的には多摩なんだがさっき会ったしな……

 

ここは我が艦隊のニューフェイスにご登場願おうか!?

 

先程から北上さんと響の声が修練場から聞こえてくる。

 

……修練場……

 

本来鎮守府の職員が肉体的精神的に鍛練をする場所だが、現在は艦娘達がたまに使用している。

 

「はぁっ!」

 

「えいっ!」

 

二人は打撃戦を繰り広げている。

 

戦況は一方的で北上さんは防戦一辺倒となっている。

 

「はぁっ!!!」

 

「うわぁー!ちょっちたんまたんまぁ~!」

 

響の拳が北上さんの鼻先で寸止めされる。

練度に差がありすぎるのか、はたまた北上さんの運動神経が鈍いからなのかは解らないが、軽巡の北上さんが駆逐艦の響に圧倒される姿は斬新な気がした。

 

「いやー、やられたねー?」

 

「まだまだ!」

 

「ちょっと休ませてよー、駆逐艦うざいなぁ」

 

北上さんは汗だくでひーひー言って座ってしまった。

 

響は物足りなそうに北上さんを見下ろしている。

 

「司令官!一勝負頼む、私は攻撃しないから存分に攻撃してきてくれ」

 

闘争心が溢れでて何処かの脳みそ筋肉の武蔵さんの様な言動の響、彼女の将来を憂いながら俺は一つの考えに至る。

 

なんと?これは……ひょっとしたらひょっとするのでは?このシリーズで初めてラッキースケベに遭遇してみせる!!!

 

俺は気合いを入れて上着をすべて脱ぎ捨てた。

 

「ふふふ、響よ?これは真剣勝負だ!この試合中に何が起きようともそれは全て不幸な事故で処理される!俺が怖くなければかかってくるがいい!」

 

「いつでもどうぞ?」

 

「ふふふ、最強の提督を甘く見すぎているな?うおぉぉぉぉぉ!!!」

 

俺は愛用のデザートイーグルを懐から抜き構える。

 

「卑怯とは、言うまいね?」

 

俺は躊躇なく引き金を引いた。

 

ズドンっと言う重厚な銃声と共に火薬の臭いが鼻をつく……

 

「バカなっ!!」

 

響のいた場所には銃痕が残るだけだった。

 

「人間の反応速度では私は捉えられないよ?」

 

「くっ!!くっそぉぉぉ!!」

 

俺はデザートイーグルを投げ捨て響の声がする方に向き直し鉄拳を放つ!!

 

「え?」

 

しかしそこには響は居なかった。

 

「くそっ!」

 

「修練にならないな、しょうがない……私はこの場から一歩も動かない……かかってこい」

 

ふふふはははは!!!響よ慢心することなかれっ!!!

機動力が命の駆逐艦の機動力を自ら奪うなどっ!笑止千万っっ!!!

俺は響の華奢な腰回りに向かってタックルを見舞った。

 

「これは避けようが無いだろうっっ!!合法的にはお尻をいただきまぁーす!!!」

 

俺はうちに秘めたる欲望を剥き出しにして響に飛びかかった。

 

しかし慢心していたのは自分自身であることを次の瞬間に知ることになる。

 

「рыбешка!」

 

「うお!?」

 

響の尻に腕が回ろうとした瞬間俺の体は一瞬宙に浮き後頭部から地面に叩きつけられていた。

 

「反撃……しないって……言った」

 

こんな小さな少女に恥ずかしげもなくこんなことを言う俺の姿は、世界でも5本の指に入る程の情けない姿だったと言う。

 

「ごめんなさい、打撃で来ると思っていたから無意識に渋川流を使ってしまった。ハラショー……」

 

ぐふっ、俺は薄れ行く意識の中で最後に残った響の凛々しく膨らむ奥ゆかしい微乳の感触だけは、決して忘れないと心に誓うのであった。

 

 

世界演習まであと一日っっ!!

 

 

 

 




次で最後の自修となります
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