ギャグが欲しい場合は1話から読み直してください。
……。
眩しいくらいの日の光が瞼を刺激し、心地良い風と波の音が俺の脳を覚醒させていく……。
「メヲサマシタよ?」
「ハナレテなさい……」
可憐な少女達の囁くような声で俺は完全に目覚めた。
「此処は……何処だ?」
目を開けるとそこは真っ白な砂浜だった。
「……」
辺りを見回すと手付かずの砂浜に手付かずのジャングルが目に入る。
「キヅカレマシたか?」
そして目の前には青白い肌に異形の艤装が装備されてはいるものの、白を基調とした服に赤いスカートそして、手に持たれている傘の様な得物……。
「君は……大和かい?」
先代の提督のアルバムに進水式の写真がデカデカと貼り付けてあった。
「……アナタハチンジュフノニンゲンですか?」
大和らしき艦娘は一瞬険しい表情になりすぐに悲しげに表情を曇らせる。
「あ、ああ、俺は提督をしている……君達はその、」
俺が言葉に迷っていると大和風の艦娘の背後から小さな女の子が飛び掛かってきた!?
「うお?」
俺は突然の事に虚を突かれて押し倒されてしまった。
少女の感触は悪くないが俺の口内にねじ込まれた単装砲のおかげで感動もへったくれも無かった。
「コイツハ!ワタシタチヲタイジシニキタンだ!!コロサナイトコロサレる!!」
物騒なことを言っているが俺の胸板に跨がる少女のお尻の感触が段々と俺の不安を取り除いてくれる。
「ふががふがふがふががが」
「マチナサイアカツキ!!」
口から単装砲が引き抜かれ、俺の胸板に伝わる柔い感触も無くなる。
「暁?ってことは響のお姉さんか?」
「ヒビキ?」
やはりそうか、肌は大和風艦娘同様青白いく手に持つ単装砲もイ級の縮小版みたいな感じだが被っている帽子は響の物とそっくりだ。
「アナタハアノテイトクサンノアトヲツイダカタナノデスネ?」
くそっ!!カタカナばっかで読みずれぇ!!!
「人間の言葉を話せるかい?」
「はい、久しぶりなので慣れるまでジカンガカカルかと思いますが、ガンバりますね」
「おお!できるのか!?」
「イチニンマエノレディに……不可能は無いのよ!!」
「そうかそうか、それにしても君達は一体何者なんだ?先代の艦隊の艦娘らしいが、その言葉にその姿はまるで……」
俺はまた躊躇してしまった。
俺の予想が正しければ彼女達は深海棲艦なのだろう……しかしここで刺激してしまうのは非常に危険な事ではないだろうか?
「提督さんがお考えの通り、私達は深海棲艦なのかも知れません……」
「やはりか……」
俺の反応を確認した大和は、ボーキサイトをひとかじりすると遠くを見つめて語り出す。
「提督さんがご存知かは解りませんが、私とこの暁、正規空母の赤城さんは数年前に深海棲艦によって連れ去られました」
大和は拳を固く握り苦虫を噛み潰したような表情になる、当時の無念の様子が伺える。
「その後はしばらくの間この島にある地下牢に監禁されて、私達の身体に変化があらわれると牢から解放されました」
成る程、現在深海棲艦と艦娘の関連性は認められていないが……どうやらかなり親密な関係があるようだな……。
「ここには他に艦娘は居ないのか?」
深海棲艦も艦娘と言えば艦娘だろう?ならば呼称は艦娘でいいだろう?
「この小さな島には私と暁、赤城さんの3人しかおりません、私達を連れてきた深海棲艦や解放した者は居ないみたいです」
成る程……原理は解らないが深海棲艦が新たな戦力を増強する為の大型建造施設みたいなモノなのだろう、この娘達が正気を保っている所を見るにこの施設は不完全の実験段階の施設と思って間違いはあるまい?
俺はその場で立ち上がると暁と大和の手を取り、率直な感想を言った。
「鎮守府に帰ろう!!」
続く
シナリオを考えて書くと遅筆になる事がわかりました。