危険な提督と娘達   作:片栗虎

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筆の進みがかくだんに遅くなっております。


悲劇の島 出会い編

「え?提督さん、今なんて言いましたか?」

 

わざとらしく聞き返す大和、それほどまでに我が耳を疑う様な発言だったのだろう……。

 

「皆で鎮守府に戻ろう!!響や武蔵、加賀さんもいる!俺達の鎮守府に帰るんだ!!」

 

俺の発言に対して二人はより一層暗い表情になる。

 

「武蔵もいるのですか……確かにまた鎮守府に帰れたら素晴らしいと……思います……」

 

「アナタ!!バカなこと言わナイデヨ!!私達は……もうこんなカラダ……ナンダヨ……うぅっ、響ぃ……」

 

暁は大粒の涙をポロポロと流して泣き崩れた。

 

「二人は帰りたいのだろう?」

 

「……それは、出来ることなら……」

 

大和の瞳にも涙が溢れていく。

 

「だったら!!帰ろう!!君達の身体が深海棲艦のモノであっても我が艦隊は……君達の妹達は君達の事を否定したりはしないだろう、現実を受け入れて共に歩んでいく道を選ぶ!!コレは決定付けられた事項なのだ!!」

 

「……」

 

「……大和さん、ワタシハ響にアイタイよ……響はきっと一人前のレディーニナッテイルワ……」

 

暁が大和にしがみついて呟いた。

 

「……わかりました。赤城さんにも相談してみまショウ」

 

赤城……あの加賀さんが敬愛する1航戦の正規空母……鬼が出るか蛇がでるか……。

 

島事態はかなり小さい様で海岸沿いに歩くと30分位で一周出来てしまうらしい、俺達は木々が生い茂るジャングルへと歩を進める。

 

「ねぇ?あの……響は……響はゲンキデやっているの?」

 

暁は俺の袖を軽く引っ張り少し照れながら尋ねてくる。

 

「あぁ、響は我が艦隊の中でも一番しっかりしているぞ?錬度も一番高いしな?」

 

「そう……あの子は普段は冷静だけど、お友達や姉妹の事になると我を忘れる癖があるから私が居ないと心配だったけど、うまくやっているみたいでよかった」

 

「成る程、確かに長門元帥とガチでやり合った事もあったなぁ」

 

「ぴぇっ!?そ、それはちょっと驚くワネ……」

 

などと道中武蔵や響の話題で盛り上がった。

 

ふぅ、どうやら彼女達は心の底から艦娘なのだろう、これならもう少し我慢すれば姉妹丼なんかをいただける可能性は八割強と言ったところか、深海棲艦の悪の心に支配されていたら俺の【マイサン】は海洋に漂う事になっていただろう……もう少し、もう少しの辛抱だ!沈まれ!【マイサン】!!

 

「着きました、ここが私達の棲みかです」

 

棲みか……深海に棲まない深海棲艦か……。

 

「赤城さん!起きてますか?」

 

「zzz……」

 

女の寝息が中から響いてくる。

 

 

 

良いところだが続くぅ!!!




ワタシはチ級とタ級がお気に入りです。
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