危険な提督と娘達   作:片栗虎

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長らく続いた悲劇の島シリーズも後半戦となります


悲劇の島 脱出編

翌朝……

 

ふっ、昨晩は己の欲望を抑え込むのに苦労したぜ、隊の皆の隠し撮り写真を眺める(自家発電する)ことで何とか鎮める事ができた。

 

「偵察機発艦します!!」

 

俺が倒れていた砂浜にやって来た俺達は鎮守府に戻るため、この島周辺の情報を集める事にした。

 

赤城の袖の中から数機の深海棲艦用の艦載機的な奴等が飛び出して空高く舞い上がった。

 

「…………」

 

赤城は神妙そうに目を閉じる。

 

周りに大和と暁がいなければコッソリおさわりタイムが開催されている所だ。

 

「鎮守府はこの島から北西に300海里程の所にある様です」

 

「そうか、意外と近い場所で助かったな」

 

イカダで航海した割には相当な距離を流されているがな

 

「ただ問題がありますね、道中敵深海棲艦の一団が徘徊しています……姫級の……一団ですね」

 

蒼白い赤城の顔が更に青ざめて見える。

 

「姫級?聞いたこと無い級の艦だな?」

 

まぁ深海棲艦の種類はイ級しか見たこと無いので、殆ど聞いたこと無い艦と言うことになるがね?

 

「要するに深海棲艦の中でも更なる進化を遂げた強力な敵と言うことです」

 

「成る程、つまり最強の深海棲艦で編成された艦隊がいて危険だと言うことかね?」

 

我ながら最高の理解力を発揮してしまったな、優秀すぎる俺に対する彼女達の尊敬の眼差しが痛いぜ?

 

「えぇまぁ、簡単に言うとそうですね……敵を避けて通るルートだと遠回りで2000海里位になりますが、どうしますか?」

 

「成る程善は急げと言うしな?ここは正面突破で切り抜けるぞ!!」

 

「………………」

 

「…………」

 

「……」

 

大和達の冷たい視線が突き刺さるが俺の航路を変えられる奴などこの世には存在しない!!!

 

「あの、提督さん?」

 

大和が少しばかり頬を赤くしている。

 

「恥ずかしながら私と赤城さんは錬度が上がっていないので……その……」

 

「大丈夫デス!!私が一人前のレディーとして皆さんをエスコートするのデス!!」

 

「作戦はきまったな?では早速出航するぞ!!!」

 

赤城と大和は最後まで反対していたが暁と俺の押しの強さに最後は納得してくれた様だ。

 

「死ぬ前に御飯食べたかったわ……」

 

「大きくなった武蔵と再び会うまでは……」

 

遺書でも書きそうな勢いだが気にせずに行くことにする!!!

 

いくら最新鋭の深海棲艦とは言え、1航戦の赤城と超々弩級戦艦に暁型のネームシップに最強の大型鋼鉄艦(煉獄(イカダ))に乗った俺が居れば鎧袖一触だな!

 

「よし!!先手必勝っっ!!赤城!」

 

「いえ、少し待って下さい……私に考えがあります!ここは私と大和さんに任せて貰います!」

 

赤城と大和はお互いを見つめ合って小さく相槌をうつと、先行して敵の方に向かって行ってしまった。

 

 

次回死闘の幕開けか?

 

 

 

 

 




深海棲艦の姫級とかあったこと無い
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