「死んでもらうって……穏やかではないな?」
流石にここで彼女達を処分することになっては連れてきた俺としても目覚めが悪い事この上無いぞ?
「と、取り合えず直接あって確かめて欲しい」
俺は無意識に北上さんの手を取ろうと腕を伸ばす。
「北上さんにぃぃぃぃ!!!なにしてけつかるぅぅぅ!!!っっっです!!!」
大井っちの
「ひでぶっっ!!」
「北上さんの白魚のようなお指に触れていいのは私だけなのよ!!」
流石はハイパーサイコレズ大井っち……威力は武蔵に及ばないが正確に頭蓋骨の割れ目にヒットしている。
「うぅ……と、とにかく軍港に行こう……」
少女たち移動中……
軍港
そこには赤城に抱き付いて胸当てに顔を埋めてアヘ顔を晒している加賀さんの姿があった。
「皆さんが来ましたよ加賀?」
「はいっっ!!はい!!赤城ざん!!ずみばぜん」
加賀さんは鼻をすすりながら赤城から離れる。
普段艦載機にしか興味を示さない加賀さんがここまでになるとは……史実の繋がり、絆と言うものの力をまざまざと見せ付けられた。
「あっ?響!」
「響さん、お久しぶりです」
「響ちゃん?多摩ちゃんに武蔵さんも?……帰って……来たんですね?」
我らの姿を確認した赤城は目に涙を浮かべて笑顔になる。
「「「…………」」」
三人は黙って赤城達を見つめている。
「と、とにかく……響?どうしよう?」
どうして良いのか解らないので、響に助け船を求める、駆逐艦だけに……。
「そんじゃあ、さっさと片付けますかぁ?」
自慢の40射線の魚雷管を赤城達に向ける。
「時間が経つと未練が生まれるわ、すぐに終わらせましょう!」
大井っちも両手に酸素魚雷を持って構える。
うーむ、このままこの二人に殺らせれば解決するかも知れんな?
「血気盛んな妹を持って誇らしいにゃ」
「待ちなさい?何をするつもりかしら?」
暴走するハイパーズの前に立ちはだかったのは当然と言えば当然、加賀さんであった。
「悪ふざけでも度が過ぎるわ?」
加賀さんは禁断の艦載機を構えている。
この距離でぶっ放なされたら鎮守府が俺達の墓石になりかねないぞ?
「提督さん、これは一体どう言うことですか?」
うぐっ、大和が不安げな表情で尋ねてきた……。
「すまない……すまない」
「加賀さんさぁ?深海棲艦の味方するって正気なのぉ?」
「っっ!!馬鹿を言わないで!赤城さんは赤城さんよ?それ以外に何も無いわ……」
北上さんと加賀さんの間に火花が散ってる様に見える。
「響!響も私たちを敵だと思ってるの!?」
暁が響に怒鳴る
「そ、それは……解らない……解らないけど……姉さん達は深海棲艦なんだ……」
流石の響も戸惑いを隠せないでいる。
やはり実物を前にすると躊躇してしまうのだろう……。
「艦娘は深海棲艦と戦う運命にあるのね……解りました、錬度に大きな開きがある私達では敵うはずも無いので、潔く運命を受け入れましょう」
赤城はその場で眼を閉じて正座をしている。
「赤城さん……大丈夫よ私が守るから!」
「別にぃ、加賀さんを大破させた後でも良いんだけどぉ?」
「軽巡如きが随分な態度ね?」
不味いな……このままでは味方同士で殺し合いになりかねん!何とかしなくては……。
「……皆聞いてくれ!!」
メガオッパイが叫ぶ声にその場にいる俺を含めた全員が虚を突かれたのか、一斉に武蔵の方を見てしまった。
続けっ!!!
次回!起承転結の転っぽい編最終話!!!ご期待ください!!
嘘です。
過度な期待はしないで下さい。