危険な提督と娘達   作:片栗虎

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熱血元気娘大潮ちゃんの物語ただし提督視点!


大潮ちゃんの小さな物語

いきなりだか我が艦隊には大潮と言う駆逐艦(幼女)がおり、曰く我が艦隊のムードメーカー、曰く盛り上げ隊長と言われ我が艦隊には無くてはならない存在である。

 

今回はその大潮についてご紹介し……。

 

「提督!大潮ちゃんが提督を探してたにゃ、何だかいつもと違って真面目そうな顔だったにゃ……提督?何かやらかしたのかにゃ?」

 

「へ?い、いや……別段……」

 

多摩の奴、大潮のことはちゃん付けで呼ぶのか?加賀さんはさん付けで呼んでたな、武蔵は呼び捨てか……見事に別れてるな?

 

「いや、そうかわかった。それで大潮(小◯生)は何処に居るんだい?」

 

「……」

「……」

 

謎の空気が流れる。

 

時が流れるをボーッと眺めるのもまた風情があって良いな、俺と多摩はポカポカの縁側でお昼寝を決め込んだ。

 

「って!多摩さん!?大潮は何処に居るんだい?」

 

「んぁ?えぇっとぉ、ごめんにゃさい忘れてしまったにゃ……」

 

なるほど、2時間くらいまったりと経過する前に教えて欲しい情報ではあったが、まぁ可愛いから許す!

 

とりあえず大潮の部屋に行こう、もしかしたらシャワーとか浴びてたりなんかして、うっかりお風呂に侵入してしまうという所謂、ラッキースケベに遭遇する可能性を僅かながらも孕んでいると言うことは、誰にでも容易に予想できる事である。

 

「待っていろよぉー!!俺の為だけに約束された勝利のラッキースケベェ(エクスカウパー)!!!」

 

「きゃっ!」

 

「うおっ!?」

 

曲がり角を無我夢中で走り抜けたところで、何者かにぶつかり転倒してしまう、こんちくしょう!ラッキースケベが遠退いてしまうぞ!

 

俺は急いで立ち上がろうとすると、両の掌にやわい感触が伝わる。

 

何とも言えないデジャブ感が俺の脳を凍り付かせる。

 

「う……頭の中で誰かが?……」

 

「提督!廊下は走らないで貰えるかしら?全く……一般常識すらも欠如しているのね?生きてて悲しくならない?」

 

この何処か刺のある物言いは……加賀さん!そしてこの何とも言えない張りのある感触は………………。

 

「うむ!武蔵ほどではないが、豊満である胸ばかりに目が行っていたが、お尻の方も中々の物を持っているみたいだね?肌触り、弾力、サイズ共に申し分ないぞ?男に触られる為の条件をことごとくクリアしている」

 

「は?…………」

「…………」

「……」

 

空気に重さがあるとするならば、現在10トンを越える程の重量になっているだろう、それ程までにこの場一帯を包み込む、重く淀んだ空気が……。

 

俺が死を覚悟するよりも早く、俺の頭は深々と壁にめり込ませていた。

 

「全く!貴方ときたら!!ガミガミガミガミガミガミガミガミ…………」

 

何やら説教の様なモノが聞こえるが俺の意識はそこで途切れた。

 

 

 

 

 

「しりちちふとももっっ!!!……はっ!?」

 

気が付くと見慣れた医務室のベッドの上だった。

 

「あ、気が付きましたか?今回は……3時間ですか、一応は手加減しましたので……」

 

加賀さんが運んで寝かせてくれたらしい……やはり俺に気があると見える。

 

「何をニヤついてるのか解りませんが、提督を看病したのはさっきまで此処にいた大潮さんですから、ちゃんとお礼を言っておいてくださいね?」

 

捨て台詞もそこそこに席を立とうとする加賀さんを呼び止めた。

 

「その大潮を探しているんだが、何処にいるか知らないか?」

 

どうやら俺の問いに悪意が無いのを理解したのか教えてくれた。

 

「彼女、なんか深刻な顔してましたよ?早く行ってあげて下さい、大潮さんて普段は気丈に振る舞っていますが、時より危うい感じがします……」

 

俺は加賀さんの言葉を聞き終える前に部屋を飛び出していた。

 

ラッキースケベ(加賀さんのお尻)は堪能した。

 

次は真面目な展開に期待だ!この物語は今回から提督と大潮のLOVEチュッチュッ!キスミーハートフルストーリーになるのだぁー!!

 

「待っていろ!R-18(夢と現実の栄光の架け橋)ぃぃぃぃ!!!」

 

「あ!おい!提督!ちょっと待て!!」

 

いつもは最初に登場するから今回はもう出ないと思っていた、ゲキえろ眼鏡の武蔵に呼び止められるが、その程度では俺と大潮のLOVEチュッチュhandfulストーリーは止められないぜ!!!

 

俺は更にスピードを上げて、武蔵の横を通りすぎ様としたが……。

 

「少し止まれって言っているだろ!!」

 

首根っこを掴まれて、身体が宙に浮いた。

 

「……今急いでるんだけど?何か用かね?」

 

俺は不満たらたらに言い放つ。

 

「貴様が急いでるのは珍しいが、もしかしてもう知ってるのか?」

 

知っている?俺と大潮の以下略の事か?

 

「へ?何で武蔵が知っているんだ?俺と大潮の以下略を?」

 

「はぁ?何訳のわからない事を……貴様が任命式で声をかけてた(ナンパしていた)潜水母艦の大鯨だったかな?あいつが提督に話があるって鎮守府に来ているんだが?その事では無いのか?」

 

なんと!大鯨ちゃんが俺に話だって?まさか!!いやそんな事って、いやメシアと呼ばれる俺ならばあり得ない事ではないか?ふふふ、この日の為に結婚指輪を購入ておいた几帳面な自分を心の中で心底GJした。

 

「うっひょー!!!待っておれ!我が愛しの大鯨ぇー!!!」

 

 

 

 

 

その日、鎮守府から少し離れた深夜の公園に少女の泣き声が響いたと言う…………。

 

完?




このお話はまだまだ続く事だろう、小さな体の小さな思いとは果たして……!!
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