危険な提督と娘達   作:片栗虎

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殆どの人が忘れていた作戦が7日後に始まる様です。


大規模殲滅作戦 7日前

ふぅ、あの無敵艦隊分裂の危機から1ヶ月程が経った。

 

「平和だなぁ~」

 

俺は日々の平和を満喫しながら日課である艦娘達の盗撮動画の編集作業に熱を出している、本日の動画は加賀さんのラーメン四朗一気食い動画である。

 

「ふっ、相変わらず見事な天地返しだな?」

 

「おぉ~い?提督ぅ?本部から入電だよー?」

 

普段は全く働かない北上さんが1枚の紙切れを持ってやって来た。

 

「なんかさーうちって緊張感ないよねぇ?」

 

艦隊の中でも一番緊張感と言う言葉からかけ離れている北上さんが言うのだから、恐らく相当緊張感がないのだろう……。

 

「北上さんよ?緊張感なんてしない方が……むむっ!!」

 

北上さんから受け取った紙切れを見た瞬間、俺の表情には物凄い緊張が駆け抜けた。

 

「んわぁ!提督?どうしたのさ?なんか、渋いよー」

 

「北上さん!!艦隊の皆を執務室に集めてくれ!!」

 

「……わ、わかったよ~……」

 

北上さんは疑問を口にせずに早急に皆に連絡をしてくれた。やる時はやる女……嫌いじゃないぜ?

 

そして2時間後……

 

 

「いや!流石に遅すぎるでしょ?」

 

「いやー、ごめんごめん、皆を呼びに行く途中で大井っちに誘われちゃってさ~ついつい長居しちゃったよ~」

 

「北上さんが謝ることはないですよ!そんなに急ぎなら自分で連絡すれば良かったんです」

 

……くっ、流石は大井っちだ、筋は通っているな?悔しいがここは俺に落ち度があったようだ。

 

「いや、あんまり急ぎじゃないから明日でも良かったけどね?」

 

俺は今出来る精一杯の強がりを言ってやったが、大井っちは北上さんと話すのに忙しくて聞いちゃいなかった。

 

「それで?一体何の用があって私達を呼んだの?私はこれから赤城さんと昼食を食べる約束があるの、すぐに終らせて貰えるかしら?」

 

うーむ、なんか姉妹艦の皆さんが来てから今まで以上に煙たがれる様になった気がするな……。

 

「まぁ、落ち着いて聞いて欲しい……実は前に言っていた大規模殲滅作戦……通称M作戦の開始日が7日後まで迫っていたのだ!!」

 

「……」

 

俺の言葉にショックを受けたのか、その場にいる全員が静まり返る。

 

「そこで作戦本番まだの我々のスケジュールを今決めようと思うのだが……」

 

俺は改めて皆の表情を伺う……

 

「おや?加賀さんはどうした?」

 

そこには加賀さんの姿が無かった。

 

「提督よ?加賀なら赤城と昼を食べに行くと言って出ていったぞ?」

 

「そ、そうか?では多摩は何処に?」

 

「多摩姉さんはそもそも来てないわよ?」

 

大井っちが呆れたように教えてくれた。

 

「……響は?」

 

「あぁ、駆逐艦なら二人で修練場で特訓してたから放っといた」

 

「そう……じゃ、じゃあ作戦本番まで各自、自主トレでいいや……」

 

くっ、なんだか頬を熱いものが駄々漏れている気がするが……気にしないもんね!!!

 

「提督よ?もうすぐ決戦だ、この作戦が終われば戦いの無い永遠のナギ節が訪れるだろうよ?それまでの辛抱だ、ではな?」

 

メガオッパイのくせに俺を慰めて出ていってしまったぞ?

 

 

終われっっ!!

 

 




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