訳のわからない前書きスルーしましょう。
「っと、言うことでこの娘を此方で引き取って頂きたいのです」
俺の向かいには背筋の良い、セーラーにエプロンの美女が、椅子の上に正座して説明している。
要は我が儘ばかり言っている潜水艦を此処で教育してもらいたいらしい、俺はガキが嫌いだ、見かけの問題ではなくガキは本当にガキだからだ。
「あのぅ、私の話……聞こえてますか?」
不安げな表情で俺の表情を探ろうと必死に俺の顔を覗きこむ大鯨ちゃん……。
「う~ん、話はわかったのだが……我が艦隊のコンセプトはですね~」
ガキは煩く、口も悪いし頭も悪いがずる賢さが半端ではない……大人を舐めているが大人の保護が絶大でこちらは無抵抗を強いられる……役得も糞もない!!
せめてお風呂に一緒に入ってくれるなら良いのだが……
「あのゴーヤちゃんでしたか、正直現在の我が艦隊もギリギリの状態でして……」
嘘である。
「それは……存じております。ですがそこを何とかして頂きたくこうしてお願いしております」
なかなかに芯の強い女だ。
彼女なら何時であろうとwelcomeなんだが、しかも何だか解らないが脳髄の奥底で、何やら危険信号が送られて強大な頭痛となって、俺の頭に警笛を鳴らし続けているのだが……。
「う……も、申し訳ないが……今回の話…は……無かった……事に」
「あ、あの?大丈夫ですか?お顔、真っ青ですが?」
うぐっ!尋常じゃない位に頭がいてぇ!!加賀さんの裏拳をも上回るほどの鈍痛っっ!!!
「だ、大丈夫です。貴女の胸で少し休めばすぐ良くなりますので……」
「はぁ、とにかく今日は帰ります。もしお考えが変わりましたらご連絡下さい、それでは失礼します」
「あ……はい、ご協力出来なくて……もうし……」
そこから俺の意識は失われた様だ、最近はよく気を失うな……死期がちかいのだろうか?
「………………」
「…………」
「……」
「お?」
一体どれくらいの時が経ったのだろう?それは解らないが、目の前には最近良く見かける光景が広がっていて、ここが何処なのかは一目で理解できた。
「あ、起きたにゃ?」
「あら、まだ生きていたの?悪運だけは強いみたいですね?もっとも、悪運以外は全てに於いてまるゆ以下みたいだけど」
まるゆ?これはまるゆの熱い風評被害なのか?それとも俺の風評被害なのか?……どちらでも良いが加賀さんが俺の事を初めて褒めてくれたのは事実だ。
俺は今日と言う日を決して忘れないであろう!!
「提督……Обеспокоенный……」
!?
「何かいきなり倒れたみたいで、大鯨に抱き抱えられて
我が艦隊の面々が集まっている、大潮は恐らく風呂にでも入っているのだろう……しかし、さっきまでの頭痛が嘘みたいに回復している……。
ん?大鯨ちゃんが俺を抱き抱えて?
「くそぅッッ!!!」
俺は何も覚えていない、この役立たずの頭を思いきり殴り付けた!!
くっ!やはり痛いぜ……。
「皆、心配かけてすまなかったね?寝汗もかいたし皆で風呂にでもはいろうか?」
既にそこには誰も居なかった。
恥ずかしがり屋ばかりの我が艦隊に苦笑いを禁じ得ないな。
それにしても、あの頭痛は何だったのだろう?
今回の話でセクハラ要素が全く無かったのも頭痛が原因だ!!
本当ならゴーヤの引き取りを条件に大鯨と熱く濃密で淫靡な一夜を過ごすことも出来たと言うのに、そんな余裕が全くなかった……ゴーヤ?……一体なんだと言うのだろう?
物凄く気分が悪くなった……得たいの知れぬ未曾有の存在……くそっ!明日はもっと楽しいことをしないとストレスで死んでしまう……。
俺は急ぎ足で未だに意識がハッキリしないまま、自室っぽい部屋に入り、寝汗を洗い落とすために瞬時に裸になり風呂場に直行した。
「……」
「……」
そこには一糸纏わぬ柔肌を存分に晒した……加賀さんの……姿が…………。
俺は全身が寒くもないのにブルブルと震えている事に気が付いた。
草食動物は狂暴な肉食獣に出くわすと、恐怖のあまり動くことが出来なくなる事があると言う……。
まさに今がその時であった。
次の瞬間俺の目前には加賀さんの
それから10日間、俺は生死の境をさ迷うことになるのであった。
結局、俺に起こった謎の頭痛の理由は、世界最高水準の現代医学をもってしても、解明することは出来なかった。
しかし、恐らく何らかの警告であったと、俺の本能が断言しているのだ。
大鯨ちゃん……また会えたら必ず俺の嫁にしてみせるぞ!!
艦(姦)
果たして提督のとった行動は正しかったのか?それは誰にも解りません。
次回はこっそり他の執筆者様との勝手なコラボが実現します!!!