取り合えず響と武蔵はハーレムに加えることを許可しよう……。
「飲んでるか二人とも?」
俺は強引に北上さんと大井っちの間に割り込んでみた。
「ん~?提督ぅ~、そこ、危ないよ~?」
「は?」
北上さんの言ったことを理解できた時には俺の身体は一瞬浮き上がり、直ぐ様後頭部に衝撃が走った。
「私と北上さんだけの空間に入り込まないで貰えます!?」
俺の背中の直ぐ後ろから大井っちの怒声が聞こえてきた。
どうやら俺はぶっこ抜きのジャーマンスープレックスを食らった様だ。
「大井っちぃ~見事なブリッジだねぇ?ゲーリーオブライト顔負けだねぇ?」
「な!なんだとぉ!?あの短いスカートで見事なブリッジだとぉ!!!」
畜生っっ!!何故俺は今!この瞬間!エビ反りの状態で自分の股間を見上げているんだ!!!理不尽!あまりにも理不尽っ!!!
「き、北上さんっ!あの、パンツとか……見えちゃってます?」
大井っちが恥じらいながら訪ねているが恐らく見せ付けたくてジャーマンを選択したのだろう、やはり計算高い女である。
「えー?いや、何も見えないよ~?」
なん……だと?
「ほ、本当ですか?ちょっと覗いて見て貰えますか?」
大井っちは先程の恥じらいなど無かったかのように大胆な発言をしているが、恐らくこの女……履いてないのだろう、紳士の事は紳士が知る……こいつは北上さんに自身のハッピーマテリアルを見せつけるためだけに俺を投げ飛ばしたのだ!!
「やるな?大井っち?」
「ふふ、貴方が来てくれたお陰です」
「いや、普通に覗かないから……、て言うかいつまで提督に抱きつてるの?」
北上さんはめんどくさそうに言い放つ、心なしかイラついてる様に聞こえる。
「まぁ、大井っちが提督に抱き付いていたいって言うなら、別に良いけどさぁ……」
「きっ!北上さん!!違うんです!本当は北上さんに私のすべてを見て欲しくて……」
正直者の大井っちは直ぐに俺を突き飛ばして北上さんの横に座り直した。
「う~ん、それは嬉しいけどさ、時と場所はわきまえてほしいかな」
「はいっ!すいませんでした!北上さん!!!」
その後、北上さんは大井っちの頭を撫でて仲良くお酒と食事を楽しんでいた。
「ふっ、あの二人は百合要員として我がハーレムに加えるとしよう」
俺が吹き飛ばされた先には加賀さんと赤城が静かにどんぶり飯を食べている。
「……やぁ、二人とも隣いいかい?」
「構いませんが赤城さんの食事の邪魔はしないで」
「はむはむはむ、ほむほむほむ」
赤城は俺の存在に全く気付いていないらしく、無心で白飯を食べ続けている。
「加賀さんは男の身体に興味はあるかい?」
「ありません、消えてください」
いきなり追い返されそうになる、しかしここでめげる俺ではない!
「まぁまぁ、もし加賀さんが男だったら赤城をもっと喜ばせる事が出来ると思わないか?」
「……私と赤城さんはそんな低俗な関係ではないの、もっと高尚な間柄よ?貴方の下品な発想と一緒にしないで!」
そういうと加賀さんは俺の鳩尾に強烈な肘鉄を叩き込んで……なん……だと?
「ぐふっ……」
俺はソーラープレキサスブローによって呼吸困難に陥り気を失った。
続く……
暴力反対!!