ソーラープレキサスブロー……はじめのホッポと言う漫画の敵があみだした必殺のボディブローである、通常ダメージがジワジワと効いてくるボディブロー、それを相手の鳩尾に叩き込む事により瞬時に相手を呼吸困難へと誘うfinishブローである。
まさか加賀さんがあの奥義をものにしていたとはな?もはや作戦本番も恐れるモノは何も無くなったわけだ!
「……ここは?」
俺の失われた意識が、後頭部に当たる柔らかな感触によって少しずつ覚醒させられていく……。
「あ、目が覚めたにゃ?」
俺は目の前でぽわぽわとした顔で微笑む、一見純粋そうに見えるが決してそんな事は無い黒と白の表裏一体型軽巡洋艦の顔を下から眺めていた。
それにしてもこの体勢は……まさか!?
「提督は嬉しくないにゃ?こんな可愛い艦娘のひざを枕代わりにしてるのににゃ?」
「……いや、嬉しい!」
俺は思わず多摩の太股に顔をうずめていた。
これまでの提督人生の中でここまで艦娘に触れることが有っただろうか?……いや!無かった!!
「うおぉぉぉ!!!」
「提督……今日だけは甘えてくれて構わないよ……」
多摩が俺の耳元で囁く……。
「え?それってどういう……」
「いいから……」
そう言って俺の頭を優しく撫でる多摩、会場の空気がにわかにざわついているのがわかる。
俺はと言うと普段から憧れていながら、全くと言って良いほど訪れることの無かったこの未知の領域に対して、恐れと期待の狭間で右往左往している。
「多摩?こいつは一体……何か欲しい物でもあるのか?」
「……」
多摩は何も答えない。
これを素直に好意と受け止められるほど俺は純粋な男ではない、どうせ直ぐにボロがでるはずだ。
これは多摩から俺に対する挑戦状と言うことか……。
その挑戦!受けて立つぜ!!!
「多摩よ?少しお腹が減ったな?何か食べさせてはくれまいか?」
ふふふ、いきなり偉そうにあごで使ってやったぜ!?
「何が食べたいの?」
……。
「え、えーと、そこの刺身で良いけど……」
「……そう」
多摩は近場の皿に盛られているマグロの刺身を箸で取って俺の口元に持ってくる。
「ほら、あーんして?」
「くっ……」
俺は思わず涙ぐんでしまった。
まさか、都市伝説とまで思っていたこの伝説の言霊……あーんして?
を生きているうちに、しかも俺に対して言われることになろうとは……。
もう死んでもいいかも……いや!まだだ!ここまで来たら後は……。
「提督?今から私の部屋に来る?」
「……!!!」
これだっっ!!!どうやら俺は今日死ぬらしいな……。
「行きます……」
俺と多摩は宴も酣のうちに食堂をあとにするのであった。
夜の親睦会!次回本番??
まさかの18禁!?