危険な提督と娘達   作:片栗虎

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大規模殲滅作戦 前日

「そんなわけで!!改二となった大潮が我が艦隊に再編成されることになった」

 

「皆さん!また宜しくお願いしまーす!!!」

 

元気の良いあいさつ、ハツラツとした笑顔の大潮に対する艦隊の皆の反応は様々であった。

 

「応!!我が艦隊最強の駆逐艦の帰還とは、作戦前に吉報だな?宜しく頼むぞ?」

 

「貴女とは最後にぶつかって以来ね?廊下は走っては駄目よ?」

 

「にゃあ!提督ぅ~?男をあげたにゃ?」

 

「大潮……すまなかった……あの時の事は忘れて欲しい、お前が居なくなるよりはこの男と……」

 

響は泣きながら大潮と握手をかわす。

 

「響ちゃん……私はもう逃げたりしないよ!司令官さんとも響ちゃんともいつまでも一緒だよ!!」

 

ふむふむ、何があったか解らんが幼い少女のカップリングは股間にくるものがあるな?

 

大潮と結婚したら響も一緒に付いてくるわけか?お得だぜ!!

 

「私は初めましてだよね~?重雷装巡洋艦ハイパー北上様だよ~まぁ、よろしくね~?」

 

回天……どうしようか?大潮を残して死ぬわけにはいかんないしな、なんとか誤魔化すか……。

 

「大潮さん?お久し振りですね?」

 

「え?」

 

大潮は驚いている、無理もないか……。

 

「こいつは大和、彼処で加賀さんと飯を食べてるのが赤城で、響の後ろに居るのが暁だよ?」

 

「え?皆さん!その格好は?」

 

三人の奇妙な艤装を見て大潮はさらに驚いている。

 

「……うーん、なんか深海棲艦になっちまったみたいなんだ……」

 

なんだか今更ながら不思議な噺ではあるな?

 

「皆で話し合って鎮守府で暮らすことになったんだ」

 

「そ、そうなんですか?」

 

流石に困惑している様だ。

 

「何よ!レディに対して文句でもあるのかしら?」

 

暁が前にでる。

 

「まぁまぁ、慣れるまでは時間も掛かるだろう?それが普通の反応だな?」

 

他のメンバーは随分とあっさり打ち解けていたから解らんかったがこれが本当の反応なのだろう……。

 

「提督?良いですか?」

 

加賀さんからの質問とは久しぶりだな?

 

「なんだい?」

 

「編成はどうなるのですか?あまりに大部隊だと身動きも取りにくいと思いますし、私は赤城さんが居ないと働かないわ」

 

宣言された……。

 

「うーん、ここはバランスを考えた2部隊の編成で行く」

 

「2部隊?提督よ?人数が足りないのではないか?」

 

足りないのはお前の脳みそのシワの数だろ?

 

「先ずは後方支援を担当する第2艦隊だ、旗艦に加賀さん!大和・赤城・武蔵!長門元帥・陸奥秘書艦!以上!!!」

 

「主力の第1艦隊は旗艦に響!暁・大潮・北上さん・大井っち!多摩!!以上だ!」

 

全員の表情にいい意味での緊張感が漂う。

 

「作戦の具体的な内容は第2艦隊は砲撃と艦載機で第1艦隊を援護!!第1艦隊は目につく敵艦をぶっつぶすのみだ!!」

 

完璧だ、全てにおいてperfectな作戦である!!

 

「大潮!」

 

「はい!!」

 

「絶対に生き残ろうな?」

 

この後に訪れる結婚イベントからの新婚初夜……ふふふ死ねるかよ?盛大なイベントが目白押しの俺の輝ける未来……必ず掴んでやるぜ!!!!

 

 

「腕がなるねぇ~?大井っち?」

 

「はい!例のモノも積んでおきましたよ!!北上さん!!!」

 

 

それぞれの思惑が交差する中、遂に全世界の命運を決める大規模殲滅作戦の開始であった。

 

艦!!




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