~μ’s Forever Lovers~ μ’sic forever!   作:絢未

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 決断していないのに決断とは一体……。

 遅くなってすみません!二話投稿です。

 推し要素を取り入れたいので、途中で断念するかもしれませんが次の話からルート分岐を考えています。

 片方は【響希×真姫】で、もう片方は【真姫→響希×海未メイン】です。

 とりあえずは前者で行きます。次回の投稿は百合の後なので、百合が終わり次第書きます。少し間が開くと思うのでご了承ください。


【響希×真姫】 二、決断

[許嫁]……双方の親が、子供が幼いうちから結婚させる約束をしておくこと。

 

 俺がこのことを親から聞いたのは、小学校高学年のときだった。このときぐらいから、俺は異性のことを意識するようになった気がする。もちろん、同じクラスだった真姫のこともだ。まだ"恋"というものはよく分からなかったが、俺は異性と接することが少なくなっていった。

 

 中学では真姫と離れ、普通に生活をしていた。内申狙いで小学校の頃から習っていたサッカーを活かすため、サッカー部に入り部長も務めたし、県大会の上位まで進んだ。そこまで進んだのは、中学のサッカー部では異例で周りからはもてはやされたのを覚えてる。彼女だっていたし、順風満帆に過ごしていたと思う。その彼女とは、進路が違うということて、とくに言い争いするわけでもなく、自然と別れた。中3の初夏のことだ。

 

 まぁ、それから今に至るわけで。

 

 入学して2週間。クラスにもある程度馴染み、友達もできた。俺は高校では勉強に集中するため……いや、というか、女子しかいないサッカー部に入っても意味が無い。だから別の部活に入るつもりだった。……とはいえ、何に入ればいいのかパッとしない。どうせどの部活に入ったって女の先輩しかいないのだから、入らないという選択肢もあるが。なにかの部活に入るならやはり同じ部活に入るような知り合いがいる。

 

 「お、俺?」

 

 できた友達に話を聞いたところ、やはり入らないやつが多いみたいだ。そこでお調子者でバカな友達、平塚隆哉にも話を聞いた。

 

 「俺は……入らない!だってさ、やっぱ先輩が女子しかいないって相当辛いと思うんだよね」

 

 一理、いや……数百理ある。女性の輪に男1人で飛び込んで行くようなものだし、そんな勇気あるわけない。

 

 俺が今のところ考えている選択肢は三つある。

 

 一、弓道部に入る。

 

 二、生徒会に入る。

 

 三、入らない。

 

 弓道は昔ちょっとやったことがあるからということと、真面目な人が多そうだから。そんな理由で選んでいいのかと思うかもしれないが、そのぐらい俺はいま焦っているんだよ。早く入らないと、周りはどんどん部活に溶け込んでいくし、第一親がうるさい。何に入ったんだと耳にタコができるくらい訊いてくることだろう。それだけは避けたい。

 

 次に生徒会だ。内申狙いの俺的には学院に関わることが重要だ。つまり、学院のためになるようなことをすればいい。だから生徒会に入るという選択肢もある。まぁ、安易な考えかもしれないが。

 

 三つ目は素直に部活には入らない。なんだかもう、将来のことなんて考えるのが嫌になった。どうせ親の操り人形でしかないのなら、どんな結果になったとしても歯向かってみるのもいいかもしれないが。

 

 なんだかうまく決めることができない。あぁ……どうしたらいいんだ、俺。

 

 「はぁ……」

 

 席に座り、ボーっと周りを見渡すと、周りのクラスメイトはほとんど数人にかたまって部活動の話をしていた。何に入るのか、もう提出したのか、などという声がクラス中を駆け巡っている。

 

 ……つまり、クラスはすでに打ち解けているのがほとんどだ。だけど、真姫だけは違った。

 

 席に座り、頬杖をついてボーッとしている。たまに本を読んだり勉強しているようだが、特別誰かと仲良くする素振りは見せなかった。あいつ自身、仲良くしたい気持ちはあるのかもしれないが、あの性格上誘われても冷たく接してしまうようだ。

 

 幼馴染として、なんとも言えないのだかどうにかならないものか。

 

 そんな日が数日続いた。

 

 

 〜☆〜☆〜

 

 

 今週から部活入部期間に入る。仮入部をし、各々期限までに部活申請を提出して部活動に入る。クラスでは部活の話で持ちきりだ。誰がどんな部に入るのか。みんなが気になることは、俺自身興味なかったし、どうでもよかった。でも、真姫が何の部活に入るのかだけは気になった。

 

 あいつは最近、同じクラスの星空とよく一緒にいるようで、一つ上の先輩とも仲良くしているようだ。その理由はよく分からないが、最近話題になっている"スクールアイドル"と関係があるらしい。でも真姫がそんなことするのか、疑問が頭に浮かぶ。まぁ、友達が出来たのなら、俺が心配する意味もなくなるな。別にあいつが気になるっていうか、幼馴染として心配なだけで……。もういい、こんなこと言ってたらキリがない。

 

 俺は未だに決めていなかった。おそらくこのままいくと、何にも入らないだろう。

 

 部活に行く奴らに手を振り、学校のなかを適当にうろつくことにした。気分転換になって、結局どうするのか。ちゃんと決められるかもしれない。

 

 

 

 

 




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